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【事例つき】社員は理念だけでは動かない?おふぃす・ともとも流・クレドの作り方

理念とクレドの違いは?社員は理念だけでは動かないの?


「理念だけでメシは食えない」そう言われていたかつての時代から変わり、今は「理念こそ企業に必要なもの」という認識にシフトされつつあります。

理念とは、会社が目指すゴールのことです。
しかしゴールだけ設定していても、社員がそこにたどり着くまでの「道筋」がわからなければ、理念を実現することはできません。

それを実現するのが、「クレド」です。
それはいわば、「その企業が社会に約束する誓い」。
私たちはこんなふうに考え、こんなふうに行動します」という宣言です。

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では、実際にクレドはどんなものがよいのか?
おふぃす・ともともが手がけたクレドをご紹介します。


豊かなケアを実現するにはどんな行動が必要?介護・福祉業界のPORTE BONHEUR様の場合

ご紹介させていただくのは、株式会社POLTE BONHEURさま。
「ケアを通して幸せを提供したい」という思いから、大阪府岸和田市で福祉施設を経営しています。

POLTE BONHEURさまの理念はこちら。

ケアを提供するひとこそが幸せを感じられる環境を創造します。
ケアを必要とするすべてのひとの人生に寄り添い、心豊かに生きることを支えます。
ケアを通じて地域生活の充実に貢献し、医療・福祉の発展を目指します。

おふぃす・ともともは、クレド作成のために大石茂美社長にインタビューを実施。理念について、「これはどういうことですか?」「どうしてこの理念を作ったのですか?」とヒアリングを行いました。

そして完成したクレドです ▼

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大石社長へのインタビューからわかった3つの想いとともに、クレドをご紹介します。

① 他者を幸せにするために、「自分」を満たせるようにしたい。

施設で働くスタッフは、ケアをする立場。「ケアを通じて幸せを提供したい」と考えているからには、まずは自分が幸せである必要があります。

そんな思いにもとづいて作成したのは、こんなクレドです。

幸せであるために、満たされるために、まず自分自身が「笑顔」であることを心がけます。
他者からの「ありがとう」を素直に受け入れ、感謝し、感謝されることの幸せをかみしめます。
仲間の困難を取り除くのではなく、仲間が自分の力で困難を乗り越えられるよう、その「成長」に貢献します。
相手にどんな貢献ができるかを考え実行する「内発的な姿勢」を大切にします。それが相手を満たし、自分を満たすことを知っています。


② ケアは「お世話」ではない。ご利用者様の人生に寄り添いたい。

福祉施設では、どうしてもケアが「お世話」になってしまいがちです。
しかしケアを必要とする人々には、それぞれの思いや人生、「こうやって生きていきたい」という願望があります。
だからこそ、スタッフは寄り添う。こんなクレドを作成しました。

存在するだけであなたは素晴らしい」。そんな気持ちをもって、すべての利用者様・仲間に「あなたのおかげです」を伝え、愛ある心を育みます。
人の行動にはすべて意味があることを理解し、相手の「尊厳」を大切にした言葉がけ、声かけを心がけます。


③ 介護や看護を施設の外にも。地域丸ごと幸せにしたい。

本来、介護や看護は「施設の中で行われるもの」と思われがち。しかしPOLTE BONHEURさまは地域の人々を幸せにしたいと思っています。
だから街歩くときにも「今日の調子はどう?」と声をかけ、街ごと健康にしていきたい。そんな思いから生まれたクレドはこちら。

地域に生きる人はすべて利用者様」ととらえ、こちらから心と体の健康に気を配ります。


経営者が理念&クレドを作るために大切なこと


理念をつくる第一歩は、経営者である社長の想いを「見える化」すること。
理念とは一見抽象的にみえますが、ここから意味をひとつひとつすくい上げると、するべき行動が見えてきます。

そこから言葉や文を選りすぐり、伝わりやすい言葉でクレドにする。
それが、社員の行動指針になるのです。


理念文&クレド作成ならおふぃす・ともとも

しかし、多くの社長さまは、日々忙しく、そうした明文化を行う時間も少ないのが現状。

経営者に特化したライターが所属しているおふぃす・ともともでは、「理念文&クレド作成サービス」を行なっています。

『理念文&クレド作成サービス』
■ 価格はお見積もり後決定
■ ライターによるインタビュー、作成、修正・リライトを重ねたのちに完成
■ インタビューから完成まで約1ヶ月

自社の方向性や自分の思いを棚下ろすきっかけになります。ぜひご相談くださいませ。


■ 株式会社POLTE BONHEUR


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