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2023.1.9(日・祝)ねぇねぇ紅白歌合戦振り返り⑥~当日本番その1

自分の至らなかった点

午後1時40分を回ったころ、楽屋となる鍵部屋でまだ打ち合わせをしていた。これは本当に大変なことだ。ギリギリまで音の調整を続ける。
刻一刻と迫る本番前の時間はタイトで、一刻も早く最良の状態を見つけようとする。今回もぎりぎりになってしまった。

Downloadの権利を持つため、私がルームを開けた。そして続けて恵子ねぇ、都代子さん、淳一さんと入り、あとは出演順に並んでもらいたいという理想を掲げていたのだが、ステージを整えるために私が一旦ステージをからオーディエンス側へ。そして恵子ねぇ・都代子さん・淳一さんと並んだら私を上げてもらい、と考えていたのだが、淳一さんが来ないと上がれない。まずここで時間のロスが少なくとも1分程度生じた。慌ててEijiさんを上げ、順に並ぶようにしたのだが、みんなが早くステージにあがらねばと手を挙げ続け(ここで自分の前に上がる人をしっかり確認しておくべきだった)、結局はステージからオーディエンス側を確認しながら順に出てくる人を探していくという作業に切り替えたのだ。しかし、出演者が見つからない!とか、どんどん増えるオーディエンス席(これはとてもありがたいこと!)、探すことが困難だった。

ここでの問題点としてあげられるのが

  1. Co-hostには14人しか入れないから司会と出演順に入れておく必要があった(結果直前には司会しか入れなかった)。

  2. そして、勝手にばらばらとルームに入るのではなく、出演者全員をいったん楽屋となる鍵部屋に呼び、そこからピンリンクを経由し、そこをタップして移動してもらうが必要であったとおもうのだ。
    同時にここで、出演者のBack Channel3系列を走らせておく必要があった(司会・前半出演組・後半出演組)。実際には司会のBack Channelしか稼働していなかったので、これは失敗したと思う。全員がBack Channelを周知する形をとっていれば、ミュートの外し忘れやステージの配置についてもスムーズだったかもしれない。

  3. 移動したらステージに自分の直前の方を確認したうえで即座に手を挙げてもらい、ステージのモデレーターが許可する形をとっていれば、結果としてこういったトラブルは起きなかったのだ。

  4. ステージの順番はとても大事だ。演技者を上に表示することで、見た目が整い、スクロールして「誰だろう?」と考えなくても良い。
    Spatial Audio(空間オーディオ)を考えると、どこまでClubhouseアプリで再現されているか疑問ではあるが、見た目的にも重要なポイントだとおもうのだ。

○○さんが来ないから上げられないという形で暫く我慢したりしたが、時間の管理などの都合もあり、どうにもいかなくなり、最後はやけくそで全員関係者をステージに上げた。これは本当に悔しかったのだ。

始まったら任せる

私はものすごく話している人に思われるが、実は制作の方が大好きである。作っている方が何倍も何十倍も燃えるし、悦に入ることもある。
一人で「うわー、これ思った通りだ!」とか「きっと今頃爆笑している!」とか、「さすが!ミラクル!」とか「オンタイム(時間通り)!」とガッツポーズを繰り返せることに興奮すら覚える。
台本を書き、音楽をそろえ、段取りまではするが、ステージは動き出したらあとは演者次第である。
料理で言うと、材料・下ごしらえまではするが、味付けが深みを増すのか、薄味なのか、それは実際に味付けまで行かないとわからないのだ。
たいてい、頭の中でフルリハーサルを行っているし、夢にだって見ることもあるから、大丈夫!とおもってはいるのだが(それだけ信頼できる人に司会をお願いしているので)、始まるまでは食事に手を付けることはなかった。

副音声と舞台裏

本番が始まった時、机の横にはピザが2種類とサイドメニューが用意された。もう冷めまくっていて温かさも何もなかったのだけれど、このイベントに賭ける嫁を見て、注文した旦那。
もぐもぐ食べながら彼も久しぶりにClubhouseに入っていた。
ルームのオープニングの出番終了後、InstagramのLIVE配信をスタート。
本番を終了してきた出演者を迎えて話をする。
このアイデアは、ともちんが言いだしたのだが、意外と大変だ。
そもそも、Clubhouseの本編ルームのBGMを出しながらInstagramのライブ配信をやる(本来はここで本編ルームのミキサーをお願いしておけばよかったのだが)というのは想像以上に大変だった。本編の歌も聴きたい、出演者も聴きたいはずだ。記録も残したいのでInstagramはショートを何本も残さなきゃいけない、そもそもInstagramライブ配信の入り方はわかるのだろうか、そんなことを頭に描きながらスタートした。

朝から冷静に気づいたことがある。インスタライブの背景はどうするのだ?と。前日にロゴが出来ていたのでとりあえず拡大してポスターを作ろうとポスター印刷をすることに。久しぶり過ぎてやり方を忘れていたのだが。何とか印刷をした。貼り付けるのはアウトソーシング(隣にいた旦那さん災難)し、AndroidのタブレットのSoundpadにBGMや効果音、CMをいれたり配置換えをしていた。このアプリ無料でも使えるのでとても便利なのだが、時々バグる。これは絶対に失敗したくなかったので、念入りに順番を確認し、準備し、最後はすべての音を出して確認をしておいた、大丈夫と言い聞かせながらInstagramのLIVEをスタートさせた。すべてリール動画に残っているのでよかったらご覧いただきたい。ピザを食べて配信しているので、どれだけリラックスして当日を迎えることができたのか。それは本当に皆さんのおかげでしかないです。

やっぱり準備が本番を守ってくれる。

元々、準備はとても苦手だ。びっくりするほど苦手なのだ。
だが、観てくれる人が、聴いてくれる人がいるとなると話しは別で、準備をする。万が一、万が一を考えるので実は台本にはA案とB案がある。これまでに開催した時に、審査員として2名の方に審査を依頼していた。しかし、残念ながらこの2名の方は、前日迄に連絡がつかず、台本をお送りしたのにも関わらず、当日ルームが終わった後で「忘れていました」「寝ていました」という回答だった。ここで台本B案が発動する。急遽審査員は私と恵子ねぇが、ということになった。バタバタするので大変だ。
お金が発生する仕事ならこんなことは無いと思う。たかがClubhouseではあるのだが、出演していただく以上彼らの見せ場も作り、彼らの良さを引き出せるようにと考えていた。このことは初めて今日吐露した、一番はそれが叶わなかったのが残念であり、期待してくれていた方に対する申し訳なさでいっぱいになる。残念ながら、依頼することは二度とないだろう。

ちなみに準備しているものは、台本だけではない。BGMもAのBGMが合わなかったときの為にBやCも用意している。効果音も。それくらい準備してお迎えしたいのだからこだわりが強すぎるのだと思う。
ただ、ここまで準備してもドキドキは止まらないのだが。




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