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仕事のこと4.ポーンと背中を蹴り飛ばされて

何事においても、チームで仕事をすることが好きだ。

でも、チームのトップはあんまり得意じゃない。

ときにはトップに寄り添い、ときにはコロコロ転がして、結果、自分のやりたいことをあれこれやってるNo.2の位置が、一番、性に合っていると思う。


トップを走るとき、目の前に誰の姿もない一歩を、先んじて踏み出していかなきゃいけない。

そこには勇気と信頼と孤独がある。

熱量と強いリーダーシップで引っ張って走るのも悪くはない。学園祭の準備期間みたいでワクワクするし、「任せろ!オレについてこい!!」で走り切った後の達成感は、気持ちが良いものだ。

ただし、これは超短距離走の一発勝負だったらの話。1年単位、それ以上の長距離走の場合、黙ってオレについてこい作戦は、自信と確実な実行性がものをいう賭けともいえる。

そんなものを持ち合わせない私。長距離走で目的地へ向かう道中は、後ろを向きながら前へ進むような感覚だ。目的地との距離感、そして、仲間との距離感を保つようスピード調整が難しい。

それでいて結構わがままな私。目的地へのナビゲーションも合わせてやりたい。そんなこんなで目的地にたどり着くものだから、着いたときには、もうクタクタ。「やりきった!よくやった!」より「あぁ、やっと終わった、よくやった、マジで……」感が残る(ダメじゃん)


トップを走る人が疲れ切ってしまうチームほど、切ないものはない。次のチームも育たない。

だから、仲間と走る前や後ろをチマチマ行き来して、チームを育てられるNo.2やNo.3のポジションが好き。ここが一番、輝ける。

自分で走らなきゃいけないときは、出来るだけ短距離走で済むことで、って思う。

そう思うんだけど、ね。


2018年9月。北海道胆振東部地震の発生。

生活も仕事も徐々に落ち着いていったけれど、一度、崩れていろんなものを巻き込んで均(なら)された地盤は、壊れたままなのか、生まれ変わったのか、今でもよくわからない。

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ただ、確かだったことは、小学校の卒業を区切りとして、自分たちが引いてしまった線を越えていかなきゃいけない、という思いだった。

なんとなく、いつか、そのうちやれたらいいなぁ、と思い描いていたことを、「あっためるだけ温めたんだから、さっさとやりなさいよ!」と、背中をポーンと蹴られた気がした。

よろっと一歩前に出る。力強くじゃないけれど、それでも一歩、先んじて歩くための。

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in厚真で『厚真の子どもに詳しい人といえば』『厚真で子どもと関わる何かをしたいと思ったら』『地域資源を活用した子どもの居場所づくりといえば』をリサーチしたら、検索トップに挙がる事業者になる、という道。

そのためには、事例を研究しなきゃいけないでしょ。

継続するためにはお金も必要だし。

あとはニーズの掘り起こしもね。

超長距離走。どんなチームになりますことやら。

まずは、キビ団子を持って、仲間集めに出発じゃ。




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