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#HSP の私が感じる生きづらさの理由や、HSPの特徴と対処法



HSPという言葉を聞く場面が増えました。

office ioの代表でデザイナーでもある私はHSPの認知を広げ、平均より敏感な人たちが少しでも生ききやすい社会の実現に向け、HSP向け匿名型コミュニティ「スピカ」を運営しています。

▼私自身の自己紹介はこちら...


といっても、一般の方にとってはまだまだHSPはまだまだ知られておらず、いまいちよくわからない...、といった方も多いかと思います。このnoteでは現在運営している、HSPコミュニティ「Spica」の中で得た情報と、私自身の実際の日常で感じていることなどを交えて、「#HSP である私が感じる生きづらさの理由や、HSPの特徴と対処法」を綴っていきます。

▼ 目次

1、HSPは病気でなく感度の高い人
2、HSPの人の特徴
3、HSP診断チェックリスト
4、HSPの人が生きづらいのは少数派だから
5、HSPの生きづらさ対処法
6、HSPの人に向いている仕事、分析結果
7、HSPは必要な性質




1、HSPは病気でなく感度の高い人

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、英: Highly sensitive personの略で、生まれつき感度が高く、刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを言います。そしてこのHSPは、アメリカの心理学者、アーロン博士が提唱した概念であり、病気ではありません。大丈夫です。病気ではないのです。HSPの特徴である、繊細さ・敏感さは生まれ持った「気質」です。気質とは、人が生まれながらに持っている感受性や気持ちの傾向などを指す心の特徴で、一般的な感情傾向から見た個人の性質です。環境などに影響される性格と違い、後天的に変えることはできません。またHSPの性質を持った人は5人に1人はいると言われています。


2、HSPの人の特徴

HSPの方は、周囲の状況にとても敏感すぎる性質ゆえに、以下のような特徴があるそうです。(コミュニティ内でHSPであるメンバーに質問や感じ方などの情報をいただきました。)

▼ 考え方が複雑で、深く考えてから行動する
 
・1聞くとそこから10のことを想像し、考えを広げられる。
・調べ物や考え事などに対して深く掘り下げ知識を深める。
・他人のお世辞や建前の言葉をすぐに見抜いてしまう。
・物事を慎重にあれこれ考え、始めるまでに時間がかかる。
・その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味がある。

▼ 刺激に敏感で疲れやすい 

・人混みや、大きな音が苦手である。
・人と会ったり話していると気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れる。
・アートや音楽、映画などの芸術作品に触れるのが好き、また感動する。
・人の何気ないような言葉に傷つきやすく、忘れられない。
・些細なことなのに過剰なほど、驚いてしまう。

▼ 人の気持ちに振り回されやすかったり、または共感しやすい 

 ・他人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたりする。
・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、泣くことがある。
・人の仕草や目線、声などを読み取り、機嫌や感じていることがわかる。
・言葉を話せない乳幼児や動物の気持ちも察することができる。

▼ 五感を筆頭にあらゆる感覚がするどい 

・冷蔵庫など生活家電の機械音、時計の音が気になってしまう。
・強い光や日光のまぶしさなどが苦手である。
・近くにいる人の体臭やタバコの臭いに敏感で、気分が悪くなる。
・カフェインや添加物に敏感に反応し、体調を崩しやすい。
・肌着のタグなど触感が敏感で、苦手な素材は我慢できないほど気になる。
・第六感や直感といわれるものがはたらき、また当たる。

これらは、人によって程度の差はあるかと思います。私も当てはまらないものと、「あ!すごくわかる!」というものと色々あります...。が、こういう傾向を自分が持っているということを理解するだけで、気持ちが楽になりました。

3、HSP診断チェックリスト

こちらはHSPの自分でできる診断シートです。一般的なチェックシートで、12個以上当てはまると、HSPである可能性が高く、当てはまる数が多ければ多いほど性質も強いそうです。ただ、単純に「〇個以上でHSPです」という区分けだけで、HSPかどうかを判断するには専門家の方も難しい部分ではあるらしく、あくまで一つの目安としてチェックシートを試していただければな、と思います。


診断シート



周囲の小さな変化にも気が付きやすい。
他の人の気分に、自分も左右されやすい。
痛みに敏感だったり、弱い。
外にいると気疲れしやすい。
物事をゆっくり静かに深く考えるほうだ。
忙しい日々が続くと、一人でぼーっとできる所に逃げ込みたくなる。
ビクッと(ドキッと)何かの拍子に驚きやすい。
強い光やにおいなどの刺激が苦手だ。
大きな音(作業音)や騒音が苦手だ。
本、映画、音楽、絵画、写真などに心を動かされやすいほうだ。
何かを行う時は丁寧に行うほうだ。
短時間に多くの事を抱えると混乱しやすい。
他人が何かで不快な気持ちを感じている際、その気持ちだけでなく、どうすれば良いかも気が付きやすい。
一度にたくさんの頼まれごとをするのが好きじゃない。
ミスや忘れ物が無いよう、日頃からよく気を付けている。
テレビや映画での暴力的なシーンは見たくない。
自分の周りでたくさんの事が起きると神経が高ぶり感情が揺れやすい。
生活に変化が起きると、混乱しやすい。
大きな音楽(ライブなど)映画などの場所を避けがちだ。
空腹になると集中できなくなったり、不機嫌になりやすい。
普段の生活では、動揺する様な状況を避ける事を、優先している。
仕事や作業の際、その様子を誰かに見られていたりすると緊張して実力を発揮しにくくなる。


一般的に、上記のリスト中12個以上の該当があるとHSP気質である可能性が高く、当てはまる項目数が多いほどにHSP度が高くなります。


4、HSPの人が生きづらいのは少数派だから

HSPの人たちが生きづらい理由に五感などの感覚が鋭いといった面もありますが、なにより社会は多数派の方に合わさざるを得ないようにできています。(人口の20%...、5人に1人はHSPであると言われています。)令和の時代になり、多様性溢れる世界にはなってきていますが、まだまだ社会は大人数に合わせて生活や行動をすることが世の中の当たり前。HSPの敏感さ・繊細さは、根性や、やる気がないといったことではなく、少数派であるために合っていない世界で無理やり生活しているために感じる生きづらさです。また、見た目ではわかりにくいHSPは、周りも自分自身さえも認識が難しいのです。例えば単純に怪我をした場合だと、見た目でパッとわかりやすいので、周囲も気遣いがしやすいかもしれませんよね。HSPが生きやすくなるためには、周囲に言葉で伝えて行くステップが必要だと感じています。そのためには、まず自分自身がそうだと理解し、家族など周囲の人達にどうしてもらうと今より楽になるのか、逆にHSPだからこそできることは何か?といったことを自分なりに考える必要があると思います。


5、HSPの生きづらさ対処法

対処法1:HSPの特性を自分でも正しく理解する。

HSPの人は生きづらさを抱える人が多いため、自分は「欠点のある人間なんだ」という認識を無意識のうちに持ってしまいがち。
少数派だから生きづらいんだ、と理解し、HSPだからといって可能性を狭めない。自分のことを自分で理解する。
対処法2:HSPの人が自分を知るのはもちろんのこと、非HSPの人にわかってもらうことも大切。(わかりやすく具体的に伝えてみる)

HSPは周りを気にしやすく発言を控えたり、自分を責めてしまいがち。HSP当事者が思ってる以上に、非HSPの方は気にしてないことが多い。思っていること、困っていることなど、伝えたいことは具体的に言葉にして伝えるようにしてみる。HSPそのものを理解して貰うというより、こういう時はこうだから(大変な状況)、こうして欲しい(またはこうしたい)を伝えるようにしてみる。
対処法3:情報量をコントロールする。

情報過多になると疲れやすいHSPの特徴を自分で認識し、情報の入る量をコントロールするようにする。

▼ 具体例(HSP当事者である私が実際に気をつけている一例です)
・SNSを見過ぎない。
・返信すべきものは早く返事する(心理ストレスが高すぎるため)
・苦手な音、匂いがするところへ近づかない(工事現場、大型スーパー等)
・電車の中は目をつぶっていろんな情報を遮断する
・部屋にモノが多いことも情報過多になるのでで整理整頓をする
・携帯の通知に驚かないよう、通知をオフにする(着信のみマナー通知)
・テレビは見ない
・体が喜ぶものを食べる
・ディスプレイの液晶画面を暗くする
・空腹が辛くなる人は、すぐ食べられるものを常備する
・感情的なやりとりが多いものを避けるようにする
・競争やノルマが多いものを避ける
対処法4:環境を選び、心地よさを大切にする。

HSPの人は、音や光、触感といった五感に関する感覚が非常に敏感。そして目に見えない空気感や感情にも左右されやすいため、非HSPの方達にとっては当たり前のことまで、ストレスを感じやすい。そうならないためにも、自分自身が心地よいと思える環境を意識して選ぶようにする。
対処法5:HSPだからこその得意分野を持つ。

HSPのすごいところは、理屈でわかってないことを感覚的に理解し、納得できること。また感受性や想像力が平均より豊かなことが多いので得意なことに目を向け、強みに変える。HSPの特性を意識しながら自分がどうしたいのかトライアンドエラーを繰り返しながら本質を考えてみる。

例えば...
・ついついやってしまうことを探す(活かせることはないか?と考える)
・褒められても全然ぴんとこないこと(実は才能とは他人から褒められても自分はぴんとこないことが多い)


6、HSPの人に向いている仕事、分析結果

HSPの人に向いている仕事と一言でいっても、それぞれの過ごしている環境や状況、感じ方、持っているスキルなどは違います。HSPの特徴や強み=「仕事における強み」に変えたとき、どんな仕事が向いているのか、HSPコミュニティの中でメンバーと分析した結果をお伝えします。(ここにあげているものはあくまで一例です。)「ほとんどの人には苦になるのに、自分には苦にならないこと」は何なのか、自分を知ることが大切だと思います。


▼インターフェース的な仕事
・HSP特有の他人との境界線の曖昧さを生かす
・割れてる意見を統合したり、男性女性の考え方をまとめられる能力
・新しいアイデアを導ける能力
・アイデア担当やモチベーションアップ担当
・人と人、何かと何かを結びつける役割
・潜在的なものを顕在化させられる
・具体を抽象化、抽象を具体化させられる

▼アート、芸術といった抽象的な仕事
・感受性が強く考え事をしたり、芸術を自分なりに解決できる能力

▼感覚的に作業ができる仕事
・洋服直しの仕事
・直感を生かせる商品の発注作業

▼HSPが胸の内に秘めている「誰かの役に立ちたい」という思いが生きる仕事
・福祉施設
・子どもと関わる仕事
・お客様と直接触れ合う仕事
・カウンセラーや占い師

▼大企業よりは、少人数の企業・または起業
・毎日人に会い、電車に乗っての通勤が苦手なので起業
・自分のペースで進められる仕事
・フリーランス(デザイナーやイラストレーターなど)
・HSPは、安心・安全を感じることで本来の力が発揮できるので、自分の裁量や自分のペースでじっくりコツコツ取り組める仕事

▼HSPの共感力を生かす
・ブランディングや集客、会社の各部署と横断的に関わる仕事
・ターゲットへの理解の深さを生かしたマーケティング事業


7、HSPは必要な性質

何かとネガティブになりがちなHSPですが、HSPの特性はこの先の人類、地球にとって必要なものだと、コミュニティ内メンバーを見ていると、思います。繊細さは命ある生き物全ての、生存本能...「生き残るための戦略のひとつ」です。もしかしたら感度の高いHSPは、「化学物質や、文明の利器、そういったものに頼りすぎてはいけませんよ。」という、人類に向けた地球からのメッセージを、センサーのように受けとることが存在意義のなのかもしれません。HSPの感性が鋭い部分、自然を読む力などはこれからの時代、必ず人の生活の中で、また社会のなかでも役立ってくると思います。そんな社会の実現へ向けて、これからも発信をしていきたいと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。


▼記事内で紹介していたコミュニティ「Spica」についてはこちら



文:hana
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コメント (1)
hana様
メッセージのご返信ありがとうございました。
快諾して頂き、誠にありがとうございます!
大きな提案書では無いのですが、微力ながら、HSPを知ってもらい、どんな人も変わらなく過ごせるような提案書を作りたいと思っています。
URLも、もちろんきちんと掲載いたします。
ありがとうございました!
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