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コーヒー豆で世界旅行してみよう。メキシコ・グアテマラ編

大雪警報。家の前の道路が塞がって車が出られなかったそうで、朝からご近所さん総出で雪かきをして道路を通したそう。昨年は雪が少なく、今年も1月になるまでここまで降ることはなかった。ウィンタースポーツもようやく楽しめそうなのは、チョットいい事だ。


ステイホームが始まってから、全国のロースターさんからたくさん豆をかった。ガチのコーヒーマニアにはちょっとだけ負けるけど、常に2-3袋別の豆を棚に仕舞い込む。昨年買ったコーヒーで、印象的だった二つの紹介。

Lilo Coffee Roasters


大阪にあるロースターで

LiLo Coffee Roasters
リロ珈琲喫茶
LiLo Coffee Factory


の三店舗を展開している。

東北住みの私にとっては遠方で、コロナの影響もありまだうかがったことはないのだが、なんせインスタライブで心を掴まれちゃったので。

コーヒーをお店で飲みたい欲が、行き場をなくして悲しくなる時もある。そんな夜の、楽しみの一つになった。大阪の明るいお兄さん方が、豆やコーヒーレシピについて面白く解説してくださるのが最高。

アーカイブも残されているので、ぜひ!

グアテマラ

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グアテマラ
地域 サンタロサデリマベレン
品種 パカマラ
農園 グアタロン
精製方法 ウォッシュド

グアテマラは中米に位置する国で、メキシコ、ベリーズ、エルサルバドル、ニカラグアの4ヵ国と国境を挟んでる。スペインの植民地の一つであったことから、公用語はスペイン語。¡HOLA!

Why Are So Many Migrants Leaving Guatemala? A Crisis in the Coffee Industry Is One ReasonTIMESの2018年の記事でコーヒー危機について

コーヒーはブラジル、ベトナム、コロンビアなどが主要なコーヒー生産国だが、中南米、太平洋諸国、アフリカなど世界に広く栽培されている。そのコーヒー生産の危機低状況の一つが

climate crisis 気候危機


もちろん高い品質のアラビカ種であればCOEでも知られるようにかなりの高値で取引されることがあるが、ハイクオリティのコーヒー栽培には、良い土壌、水資源の豊富さ、直射を避けた日光、温暖さ、標高などパーフェクトな条件がそろう必要がある。そのため気候危機により、気温が変化したり、大雨や洪水が増えてしまうと、農家の方々がそれの対応に手を追われることにもつながってしまう。

1日に何杯でも飲める、チェーン店がそこら中にある
いろいろな国のコーヒーが好きな時に手に入る。消費国である先進国の「特権」であるのかも、気候危機の影響を最小限にするために私たちは科学者や専門家の声を聞いて、小さなアクションを起こしていこう。コーヒーを飲み続ける、美味しいコーヒーを生産し続けるために。


メキシコ

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メキシコ
地域 チアパス
品種 H1
農園 グアダルーペ サフ
精製方法 アナエロビック ナチュラル

メキシコではテオティワカン、トルテカ、マヤ、アステカ等など複数の文明が誕生し、遺跡が多く現存している。現在は80%ほどがメスティソ(混血層)で10%が白人、残りの10%ほどが先住民人口と。

先日スペイン語の授業を受けていた時の、面白い文化をひとつ。11月に死者の日 el Día de los Muertos という行事が行われる。日本のお盆のように霊魂が家族の下を訪れるのだが、それを祝福し、パレードや音楽イベントは興味深く、お墓の側で食事をしたり、歌ったりするのも恒例なのだそう。異なる死生観を持っている文化が、伝統的なイベントとなっていることがとても興味深い。

アナエロビック

嫌気性発酵、という酸素がない状態で精製されるお豆。

地域や環境によって異なる手法を使っているのは、気候条件や標高、経済状況など様々な理由がある。

特に水の少ない地域でよく見られるのはナチュラルと呼ばれていて、コーヒーの実をそのまま乾燥させ、一定数の水分量で皮をむくのだが、ウォッシュドの使う水の量や、洗浄した後の排水が問題視される中で、伝統的かつサステイナブルな方法の一つであるそう。

最後に

リロさんはホームページをご覧になると分かる通り
いつも豊富に豆を用意されているだけでなく、デザインがめちゃくちゃ可愛い。

メキシコ、グアテマラの二つのラテンアメリカの国
コーヒーが好きになるまで「陽気」というイメージしか実はなかった。失礼ながら。先住民族、長い支配の歴史、西洋文化との混淆が2つの国の面白さを作っている。

気候危機と農業の関係性に関しては専門家ではないが、どこで、なにが、どのように生産され、自分の口に入るのかということを常に考えるようになった。

これから少しでも、エコなコーヒー消費者が増えていけばいいな。わたしも不十分なところがたくさんあるが、学びながら実践して少しずつ生活をシフト。だいすきコーヒーがサスティナブルでありますように。





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