どうして五島と繋がってるの?

こんにちは!まきこです。

フィリピン留学帰りのはるかと、クリエイター3年生のまきこ。道を外れたアラサー薬剤師が週替わりで送り合う、はるまき交換日記。

今週はわたしがお届けします。


フィリピンで自分の「当たり前」を壊してきた、前回のはるか日記↓


日本人の見た目をして、日本で教育を受けてきただけで、”日本人”って言われる私たち。でも、みんな違う両親から生まれ、その両親の教育方針に従って生きてきた。
私は、日本国はるか家の住民。まきこは、日本国まきこ家という、異なる種類の住民。王様のお父さんと、お妃様のお母さんの元で、その家の法律を正しいとして生きてきた。

ここのたとえ話が、とくに好きだった!


日本で暮らしていると、育った家庭が違えど振り幅はそこまで大きくないから、少しのズレで

「(日本人なら)普通こうでしょ!」

て考えがちだけど、はるかちゃんは海を越えて、どうしようもない文化の違いに触れたから、

みんなを個人として尊重しなきゃいけない、自分の価値観を押しつけることは良くない

って思えるようになったんじゃないかなぁ。


同じ日本で育っていたって、はるかちゃんが言うように家庭ごとに違いがあるし、加えて個人的な違いだってある。

どちらが正しいってひとまとめに言えないことも多いから、合わない人と無理に付き合う必要はないにせよ、違いを尊重しあって、みんなで生きやすい社会を作っていけたらいいよね。




そして、日記のラスト。質問ありがとう!

まきこのクリエイター活動の大きな一歩って、ある島との繋がりがきっかけだと思ってるんだけど、どうかな? 島とつながったきっかけ”と“島でイベントをするに至った経緯”を聞けたら嬉しいな。

うん。奈留島と福江島のことだよね。笑

島のことはよく聞かれるから、今日まとめてみるね!



五島と繋がったきっかけ

「五島の出身なの?」「島旅が好きなの?」

これは、わたしが五島との関係でたびたび聞かれる質問。


そりゃあ、これだけ頻繁に同じ島に通って、島の人と物作りして、島でイベントしている人がいたら、普通そう思うよね!わたし自身、ふるさとでもない1つの土地に何度も通うなんて、初めての経験だし。




だけど正解は、そのどちらでもない。

きっかけはスマートフォンの中、趣味でやってたSNSだった。




赤ちゃん時代から自分のために描いてきたイラストだったけど、ある時、1人の友人が「この絵、好きだなぁ」って言ってくれて。それをきっかけに2016年の夏、instagramでお絵描きアカウントを作ったの。


描いて、撮って、載せる。

描いて、撮っては、また載せる。


最初は、その友人のためだけに。そのうちジワジワと輪が広がっていって、半年くらい続いた頃、長崎県五島列島にある、奈留島の工房の方がわたしの絵を見つけて

「この絵は木に合うと思うから、一緒にグッズ作りませんか?」

て、誘ってくれたの。


そうして初めて完成したのが、はるかちゃんのお家にもいる、この子たちだった。

五島ヒノキで作られているんだけど、香りがとっても癒されるから、場の空気ごとほぐしてくれたらと思って、「天使のひとこと」というシリーズのコースターを作ったよ。


その物語は語り出すと長くなるから置いといて(instagramの#天使のひとこと でちらほら語ってます笑)、自分の絵が木に焼かれてグッズとして届いた時、

「これ、どうやって作ってるんだろう?過程が見てみたい!」

て思ったんだよね。


で、実際に奈留島に行ってみたら、コースターができていく過程はもちろんのこと、島の無防備な大自然や、シャイで温かな島の人たちのお人柄にも大大大感動!!


奈留島のことは、長々と文章で語るよりこれ見てもらった方が早いかも。

動画でも愛が滲み出てしまっている通り、もう完全に惚れ込んでしまって。

定期的に通うようになり(2年間で7回も!)、少しずつ島にお友達ができて、奈留島や福江島での物作りやイベントに声をかけてもらえるようになったんだよね。


島関連の経歴を簡単にまとめるとこんな感じ。

2017.3  初めて、絵がグッズになる

2017.5  奈留島初上陸!大感動!

2018.2  福岡で初出展。クリエイターデビュー。(今3年目)

2018.6  「ビッシャアTシャツ展in五島」出展

2018.9  「アーティスト・イン・アイランド@奈留」出展

2018.11 五島の木を使ったウッドバーニングのワークショップを開始

2019.8  福江島で初個展「雨のちてるてる」開催


去年の夏、福江島にあるステキな物語を持った古書店、本処てるてるさんで、ついに初めての島個展をさせてもらったよ。


その頃、奈留島にはすでに何度も通っていたけど、福江島にはまだ知り合いがほとんどいなかったから、

「福江島にもお友達が作りたいなぁ」

という理由で個展を決めました。笑


だけど、初訪問のタイミングでそのまま設営、出展した会場のてるてるさんとわたしの作品たちは不思議すぎるほどにマッチして、イベント自体も盛況で。

毎日一緒に過ごした店主さんともめちゃくちゃ仲良くなれて、もくろみ通り、お友達ができて。笑



安直に決めた福江島での初個展だったけど、本屋さんが減っている福江島で

「子供たちが本を身近に感じられる場所として、これから先、三世代に渡って通われる本屋にしたい」

という本処てるてるさんの物語を、これからも応援し続けたいと、今は本気で思ってる。


残念ながら、前回の日記で紹介した、今月開催予定の個展「雨のちてるてる2」は、コロナウイルスの影響で流れちゃったんだよね。

この春にしか出会えなかっただろう物語にもう二度と出会えないことが悔しいけど、てるてるさんとはきっと長き付き合いになるから、先々で「幻の第2回」として語り告げればなって、前向きに考えるようにしてる。


はるかちゃんも、いつか遊びにきてね。



はるかちゃんに聞きたいこと

再就職に向け、ものすごい勢いでおうちの断活に励んでいるはるかちゃんに、質問!


持ち物が減っていくと、新しい発見がいっぱいあって楽しいよね。はるかちゃんの断活の過程で見つけたことがあったら、ぜひシェアしてくださいな。


来週の日記も楽しみにしてるね。








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