ファンタジーに励まされる
こんばんは。鬱から回復してきたタップダンサーのおどるなつこです。
身体が痛くても心は塞いでない!
このところ鬱が回復して急に意欲が出て欲張って張り切っていました!
ところがどっこい、昨日今日と身体が痛くなり、ほぼ動けませんでした。
とほほ。なんだかなあ。
でも、今回楽なのは、身体は痛くても、心は塞いでないことです!
仕方ないなと思って休むことができました。
風の強かった昨日は、修正予算をメンバーにお願いしたのち、子猫を病院に連れて行って終了。夕方には眠りにつきました。このまま気持ちが落ち込みそうな気がして(眠るに限る)と思いました。
そして雨の今日は、直立できず。
発情して甘えん坊になっている子猫を宥めながら、一日読書して過ごしました。
ファンタジーの力
ちょうど上橋菜穂子さんのファンタジー「獣の奏者」が手元にあり、痛い身体をゴロゴロさせたまま読み進んだのです。
じわじわと勇気や、人の生きるって何かという芯のようなものが伝わってきて、目をしょぼしょぼさせながら上下巻を一気に読み終えました。
上橋菜穂子さんといえば、うちの娘が中学時代にどハマりして読み耽っていた作家さんですが、その頃、私は一緒に読まなかったのです。
この作品は過酷な業を背負った一人の少女の成長物語とそれを取り巻く政治の話です。生き物への畏怖、あらゆる生命への眼差しが核にあり、種に限らず他者を操るとはどういうことか、書かれています。
主人公の少女の迷いや気づきは、今の自分に重なるところもあって、後書きで「そもそも子ども向けと思って書いていなかった」という作者の言葉に励まされました。このファンタジーは大人に必要なことのように感じます。
作家という人々はすごいな。
このような世界観の共有を、私もなんらかの形でできるようになりたいです。
鬱からの回復も焦らずに、疲れたらちゃんと休むことで、内なる力を養って行きたいと思います。
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