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ナッツ食べ過ぎ注意報自覚アリ

『大地』

気がつけば、
手をおもいっきり伸ばせば
届きそうなところまでやってきた。

羽毛布団をしまうタイミングを逃しがちな

まりゑです。

やはや、あっという間過ぎるなぁ。

いつだって舞台のお稽古中はそう感じるわけだけど

今回は、輪をかけてそう感じるかもしれない。

実際、少ない稽古期間ということもあるが

一切、外的要素断ちをしていた巣篭もり生活からのシフトチェンジで

私の体の中の細胞たちが

ぴょんぴょん跳ねて、
嬉しそうに忙しなくしているから、なのか。

三谷さんの演出は
いつだってチャーミングで面白い。
そしてなんか“可笑しい”

イタズラっこのような眼差しで
『これやってみて』『あれやってみて』と
オーダーする姿は

紳士的フォーマットの中に、
純粋な少年ぽさが散らばっていて

そして“演劇”への真っ直ぐな愛を感じる。

考えると小学生の頃から
『古畑任三郎』が大好きで
母親の前でよくモノマネを披露したりしていた。

スペシャルの時も欠かさず観ていたし
なんなら再放送も放課後どこにも寄り付かず帰ってきて見入っていた。

もはや、私の青春は三谷さんに育てられたようなものだ。←壮大

そんな三谷さんの舞台に、
これから自分が出るのか。。。

と、フト我にかえる時がある。

ブラウン管の前に正座して
口を半開きにし、
猫背で『古畑任三郎』を見入る
あの頃の私に、観せてあげたい。

『大地』

稽古も佳境。

舞台って、もちろん本番も楽しいんだけど

稽古って、最高に楽しくて永遠やってたいってなる。

あーでもない、こーでもない
これはちがった、これをやってみよう

そんな風に、沢山トライできる環境を作ってもらえてることに感謝だ。
三谷さん自身の、やわらかく真摯な人間性が稽古場に溢れているからなのかな。

最近は、数多くの作品が
公演中止を発表していて辛い。
制作サイドの皆様は本当に苦渋の選択を迫られて
色んな配慮や考慮をし、審議を重ねてたどり着いた結果だと思うと、
本当に胸が苦しくなる。

“当たり前のように、幕が開けられない”

この状況で産声を上げる準備をしている
『大地』が

コロナ禍後の日本の、
舞台界の先陣を切って
突っ走っていけることを切に願うばかりだ。

まだまだ、どうなることやらな状況は続くわけだけど
信じることから始めないと
何もできないから。

そのために、残りの稽古期間も全身全霊をかけて挑んでいこうと思う。

私は、舞台が好きだ。
大好きだ。
その気持ちは日に日に増すばかり。

この状況でこの作品を上演できる奇跡を信じて。

これは、俳優の物語。

まだまだここから

高みを目指して
大地を踏みしめ
前へ、前へ。いざ。

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私、まりゑ、はい。可笑しな人間です。分かってます、ええそうですよね。だもんで、そんな可笑しな人間と一緒にいたら絶対人生に少しの可笑しさをプラスできます。 一家に一人、まりゑ。いかがですか? ここで様々なことをシェアし、ありったけ自分なりの表現で皆様に還元していけるように努めます。