【詩】鼓動
真夜中の公園で 芝生に寝転んでいる
目を瞑ったまま 感覚を研ぎ澄ます
深く息を吸うと 芝生の青い匂いがする
土の上は柔らかくて 少し湿った感じだ
時折優しい風が 髪を揺らす
微かに木や花のざわめきが聞こえる
虫たちが小さく鳴いている
ゆっくりと目を開けると
いつもよりたくさんの星が見えた
チラチラと光って 生きているみたいだ
ここの夜空は完全な暗闇ではない
まるで地球と一体になった気がする
地球の鼓動と僕の鼓動はひとつになる
空も 星も 風も 木や草も 虫達も 僕も
みんなみんな 生きている
そして僕は深い眠りにつく
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