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台所作文

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31文字以上の日常と空想と想像がごちゃごちゃと
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記事一覧

炎を知らない子どもたち

火 を見たことのない子が増えているのだとか。 何年か前に聞いた話だけど、2歳前の子が焚き…

2日前

人魚の恋

成り果てたたとえ水泡が爆ぜたとて消えぬ思いは溶けて揺蕩う ↑↑ これはShihoさんのウォータ…

6日前

お節を作らなかったお正月に思うこと

このお正月、お節をまったく作らなかった。結婚以来見様見真似で作り続けてウン十年。 20年ほ…

2週間前

メリークリスマスは戦場 だった

この時期になると思い出す。あぁ~昔は怒涛のクリスマスだったなと。 もう15年以上は前にな…

3週間前

パートのおばちゃんにはなれないだろうけど

クリスマスを少し過ぎた年末ギリギリにお嫁ちゃんの誕生日がある。 クリスマスには、外に行く…

3週間前

ワンフレーズから芋蔓

唐突に頭の中にワンフレーズだけ浮かんでくることがある。きっと、誰にでもあると思う。20年ほ…

1か月前

エプロンからエプロン

縫い目とく音が静かに響く部屋ぷつんぷつんと冬の雨の日 引き出しの片隅からエプロンが出てきた。処分したものだとばかり思っていたもの。 とりあえず、で買ったセール品。一回使ったか?水通しをして仕舞い込んだままか?それすらも、もうおぼろげ。そんな感じだから、当然どこも傷んでない。このまま処分するのは申し訳なくて、これまたとりあえずリサイクル用にとカゴへ。小さく切ってまた何かに作り替えればいいかと。 ただ胸の辺りに握り拳程度の大きさの刺繍がある。布として再利用するには、これがち

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境界線は必要なのか。

二歳の頃一度だけ息子にスカートを履かせたことがある。理由は、彼が履きたいと言ったから。 …

1か月前

緒 からの バトン

夏頃だったか、秋口だったか。 そもそも今年は秋がなかったような気がするから、どちらでも大…

1か月前

心地良くなるためになら良いか

この時期になるとやたら ○○は要らない! とか、 捨てるなら今! なんて台詞をよく見聞き…

1か月前

引き出しの奥の紅筆二年の凝りを抱く 冬がまた来る

年末に向けて家中の不用品を浚う。 今年日の目をみなかったものはもちろん、あたりまえじゃん…

2か月前

落葉もさせて貰えぬ街の木々

久しく通っていなかった道。 見上げると青空に刷毛で吐いたような雲が広がっている。 あまり…

2か月前

no title

友と呼ぶには遠くなってしまった人が逝った。 送り主は賀状でしか見たことのない配偶者の名。…

2か月前

水鏡

右にホクロの 見える世界に  同時に 迷い込めたなら こんな思いも 捨て去れる 風に揺れて 歪む世界も  馴染めばそれほど 苦痛じゃないはず 今日が昨日に 見える世界で  精いっぱい 伸ばした指が たとえ何をも 掴めなくても 風に揺れて 歪む世界も 馴染めばそれほど 苦痛じゃないはず 水面を揺らす その指先を 白くなるまで 握り締め 風に揺れて 世界が歪む  右のホクロも 苦痛じゃないはず 馴染めば歪みも 苦痛じゃないから 水面を揺らす その指先

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