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街中ピクニートに参加します

O D J

2022年3月20日に宮崎市・四季通りで開催される『街中ピクニート』にフリマで参加します。街中ピクニートのインスタにはこう書いてありました。

街中をいつもよりちょっと楽しく。色々な人の地元として、色々な人が楽しめるように。
街中ピクニートInstagramより引用

色々な人の地元として。ここがとても嬉しかった。
私は2018年の夏に、当時住んでいた東京から宮崎へ引っ越してきたヨソモノです。もっと言えば生まれてからずっとヨソモノでした。親は「根無草」と言っていて、私もその表現が好きだった。だからヒョイと別の場所へ引っ越すことも抵抗がなかったのかもしれません。


7年住んだ東京・千駄木はとても居心地がよく、もうずっとこの街に住んでいたいと思うほどでした。お寺が多く、古くからあるものを大切にしながらも新しいものも受け入れていて、うまく調和している。そこに住む人も、遊びに来る人も楽しめる場所。

千駄木に引っ越したのは2012年。まず街のことが知りたいと思ってイベントを検索してみました。そこで出てきたのが不忍ブックストリートのサイトでした。不忍ブックストリートMAPの存在も知り、近所のお店で貰いました。このMAPだけで知りたい情報はほぼ得られました。

2020年版MAP。不忍ブックストリート実行委員会が発行。
街の「本と散歩」に関わるスポットが入っているイラストマップで界隈のお店で無料配布している。
開くと8倍の大きさで、谷中・根津・千駄木の地図やお店の情報がいっぱい。


このMAPを見て、今度は地域に暮らす人と話をしてみたいと思いました。ちょうど不忍ブックストリートのサイトで一箱古本市の助っ人を募集していたので応募してみました。一箱古本市というのは地域のさまざまなお店の軒先を借りて、段ボール一箱分の古本を販売できるイベントで、2005年から不忍ブックストリートで開催されているもの。現在は全国各地に広まり、さまざまな場所で行われているようです。私は本がとても苦手なのですが、本と関わるイベントに参加したら苦手意識がなくなるかもしれない、という期待もありました。

不忍ブックストリート一箱古本市はだいたい4月下旬〜5月上旬くらいに行われることが多かったのですが、その一ヶ月くらい前に集会をしてみんなでMAPにチラシを挟んだり、地域のお店に手分けして配ったり。当日は開催スポットの専従スタッフとして、お客様をご案内したり、スタンプラリーのハンコを押したりと、書いているだけで楽しい思い出が蘇ってきます。学校の文化祭は嫌いだったので、てっきりイベントが嫌いなのかと思いきやそうではなかった。大人になってわかることってたくさんありますね。

この助っ人をしたことによって、たくさんの方と話をする機会に恵まれました。不忍ブックストリートの実行委員の方はだいたいこの界隈に住んでいて、ライターや翻訳家など本にまつわる職業の方がとても多く、自分達が暮らす街で「遊ぶ」ことを真剣に考えていた。それまで地域のことを考えたことが無かった私は、彼らが企画するすべてのことが新鮮で面白くて、飛びついていたように思います。
また、実行委員の方と同様に「本が好き」な一箱古本市の店主さん達の考えや経験もとても面白かった。それをじっくり聞ける「茶話会」というイベントは、喫茶店を貸切にして珈琲や紅茶などを飲みながら話を聞く会。「全く知らない分野の話でも熱量が高いものは面白い」ということを知りました。私も2013年にトークゲストに呼んでもらい、江戸文字について熱く語りました。そのほかにも回文を作ったり、ブクブク交換をしたり、古書店でライブを見たり、喫茶店でお題に沿った曲を持ち寄ったり。そんな経験をしていくうちに本に対する苦手意識もなくなっていき、街がどんどん好きになっていきました


私はいま宮崎のことが好きです。
なのでもっと知りたいと思っています。言葉も文化も問題も。
その第一歩として、街中ピクニートに参加します。
物を売りたいというよりは話が聞きたい。
でも、もし気にいった物がありましたら買ってください。
23cm前後の靴、本屋さんで買えない本(ミニコミ、図録など)、昭和の食器、味のある漆器、器のかけらなどを持っていきます。

街中ピクニート
2022年3月22日(日)
12時〜17時 四季通り
※雨天は中止

ODJ