見出し画像

#11 歯磨きをするように自分で決めた目標が続けられる方法

昨日「残念な目標」というテーマで配信させていただいて、私の過去の残念な目標についてお話をさせていただいたんですけれど。今日も目標関連でお話をしようかなと思っています。

自分で決めた目標が続かない理由

自分で決めた目標が続かない悩みを持たない人は居ないんじゃないかなと思います。資格勉強、読書、運動やダイエットといった、自分で決めた目標が続かないってよく聞きますよね。どうしたら自分で立てた目標に継続して取り組めるのかって言うことを一緒に考えていきたいと思います。

まず「なぜ目標が続かないのか?」というここですよね。チェックポイントは3つ「動機」「目標」「仕組み」だと思います。

✓1つ目「動機」
いわゆる動機付けですよね。「自分が本心からそれをやるやりたいという気持ちが持てている」これがない場合に続かない。
✓2つ目「目標」
目標が適切かっていうところなんですけども、例えば動機を満たせていない場合だとか、高すぎるとか、自分に合っていない場合になかなか続かないこれもありますよね。
✓3つ目「仕組み」
これは継続できる仕組みがないとか、目標達成に至るプロセスや計画が適切でない場合も続かない理由の大きな1つかなと思います。

「動機」「目標」「仕組み」この3つが満たされないと続かないケースが多いということは、逆に考えるとこの3つが満たされると目標が続きやすくなるって言えますよね。

「動機」は達成したい理由が明確であるとか、自分が大事にしたい信念や価値観と結び付いていて、それが自覚できているか。一方で本心に反しているだとか、理由が浅いとなかなか目標に向かおうという気にそもそもなれない、継続できないと思います。

「目標」は実現可能で期限があるっていうのが、結構大事です。例えば「痩せたいなー」よりも「3か月後に3キロ痩せた状態になりたい」みたいに、実現可能で達成度が確認できるものでがいいと思います。ポイントは「動機」を満たしていて、高すぎず、低すぎず、自分に合ったものっていうところが満たしている目標がいい目標が立てられていることです。

「仕組み」は、私はこの仕組みがめちゃくちゃ大事だと思っていまして、仕組みで破綻するケースが多いんじゃないかなと思います。例えば、「やるぞって、1日2時間勉強するっ!」て決めたとしても、1日2時間も自分の時間は無いとか、睡眠時間を削ったり、生活時間そのものを変えないといけない仕組みだと、明らかに続かないですよね。

目標が達成できる仕組みづくり

例えば簿記2級の資格をとりたいと思って、次の6月の試験に合格しようと考えていて、動機も目標のサイズ感もぴったりだった場合のよい仕組みを考えてみたいと思います。

まず、戦略を考えた方がいいですよね。勉強にもいろんな手段がありますので。独学か、通信教育か。独学の場合は、ネットで調べるとだいたい平均すると250時間くらい合格には必要で。通信の場合は、150時間必要だけれども、お金がかかる。
自分としてどっちの方がより合っているか、というところをまず選択することからはじめればいいかなと思います。

合格までに150時間必要そうだって思った場合に、まず分解した方がいいですね。平日だけ勉強する日に当てるって考えた場合は、例えば1日2時間っていう計算ができてで、週末はバッファーとして使えるようにする。次に1日2時間どうやって確保するのか、早朝1時間と昼休憩の30分と、夜寝る前に30分だったら、無理なく取れるな。という計画ですよね。

あとは環境も仕組みですよね。パートナーだとか子供に宣言して、応援をしてもらう。自分のタイプ的にインセンティブがあったほうが頑張れるなって言う場合は、週次で計画どうり出来たら、コンビニスイーツ買っていいとか。こういう細かな積み重ねが仕組みをつくっていって、いかに楽して習慣にしながら続けるかという個々の設計に他ならないかなと思います。

気合と根性で目標達成しようとしてはいけない

こうやって整理すると、目標達成を気合と根性と努力で考えてはいけということに気づきますよね。これをあえて言いたいのはですね、私も35歳位までは本当に気合根性努力の信奉者だったからなんです。これで目標に向かうとですね、目標達成がめちゃくちゃしんどいものになっちゃうんですよね。気合と根性頼みだと、結構挫折する可能性が高い上に、途中で挫折するとですね。だから自分はダメなんだと思ってしまい、自信を無くしてしまいます。

何とか気合根性努力で上手くいったとしても、これでうまくいくとますます気合根性頼みになって、おまけに再現性がないっていうループに陥ちゃうかなと思います。

だから目標達成を動機と目標と仕組みに分解して、賢く設計しながらいかに習慣にしていくかということを考えて行こうというのが今日の話でした。
まとめますと、目標達成できないからといっても自分を責めてはいけない。おそらく動機か目標か仕組みに課題があったからだな、そんな風に考えてもらえればなと思います。

そして自分も含めて、気合と根性と努力で目標達成しようとしてはいけない。どうすればいいかというと、適切な目標設定して、仕組みと習慣の力で楽して目標に使う無駄なエネルギーを使わない。時間を浪費しない。
こういう取り組み方ができると、これってすなわち目標達成だけではなくて、仕事の中でも大いに生きてくる行動を習慣になるのかなとそんな風に思います。

目標に向かう皆さんを心から応援したいし私も頑張りたいと思います。

お知らせ

最後に情報提供です。この気合と根性に依存しないとか1人でなんとかしようと思わないっていう発想を私たちが提唱するその「ヘルプシーキング行動」っていうものに関する記事が”リクナビnextジャーナル”取材頂き掲載いただきました。ぜひ仕事をする上で欠かせない考え方かなと思いますので、ちょっと面白そうだなって思った方はぜひご覧ください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|育休スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*育休スクラ|https://www.youtube.com/channel/UCT8k-TH1TMSJVbMPMXxFQBA