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#95 言葉選びと問いかけで生まれる相互リスペクト

今日はですね、先週考えたことを放送しようかなと思うんですけれども、先週の木曜日に私たちが毎月開催しているオンラインのオープンセミナーがあったんですね。
今月のテーマは『リスペクティング行動』、正しく期待し合い、正しく認め合う組織の基本行動。こんなテーマでトークセッションを開催させていただきました。
対談相手はこのVoicyでも何回かお馴染みなんですけど、「業務改善の問題地図」の著者の沢渡あまねさん
沢渡さんとのトークセッションがめちゃくちゃ面白いんですよね。
そこに企業の参加者の方がオンラインでいらっしゃって、チャットなども通じながら双方向のコミュニケーションをとりながら、90分のイベントを開催していくと、こんな機会がありました。

言葉選びと問いかけで生まれる相互リスペクト

このリスペクティング行動っていうのは、チームとかその会社の中での人と人との関係性という、こういったことを扱う話だったんですね。
法人向けのセミナーなので割と真面目なテーマなんですけれども、期待し合うとか、お互いにリスペクトし合う関係性だとか、こうしたコミュニケーションが個人の成長とかチームのパフォーマンスにものすごく大きく影響するんで、この相互リスペクトをどうやって行動や仕組みにしていくかという、そんな話をしました。
セミナーの内容そのものではないんですけれども、この時間の中で私は改めて考えたことがありまして、それをこのVoicyでも一緒に皆さんと考えられたらいいなと思った感じです。

相手を表現する言葉が大事

何かというと二つ大きくあるんですけれども、一つは「言葉選び」って大事だなって改めて思いました。
言葉って大事じゃんって、たぶん皆さんその通りだよって思うと思うんですけれども、特に相手を表現する言葉ですね。
この相手を表現する言葉って、自分が相手をどう見ているか?これが無意識に反映しちゃうんだなって思います。
例えばですね、職場でこんな言葉飛び交っていませんか?
外部のパートナーを指して、業者さんとか外注さんとか。
違う部門を指して、営業がさーとか、営業さんがねみたいな。
あと立場とか働き方で、上司がさーとか、新人がとか、パートさん、みたいな。あと、これよくあるなと思ったんですけども、上がさーみたいな、うちの上がまだ決めてなくてとか、あと下がなかなか動いてくれなくて、上とか下みたいな呼び方ですかね。

こういう表現って、割と普通に職場にあるような気がするんですけれども、でも相手を一人の個人としてちゃんと見てない言葉なんだなって改めて思いました。
もしも自分が言われる立場になったらどうか。
さっきの相互リスペクトだとか、期待し合うっていう、こういう観点からいくと、例えば外注さんって呼ばれた時点で、期待以上の事をしてやろう、そんな気持ちはもうなくなっちゃいますよね。そもそも期待されてないしみたいな。そんな印象すら受けかねないなって思いました。
相手をちゃんと一人の人と見るって、認識としてはすごく当然じゃんって思うんですけれども、実は無意識にチョイスしちゃう、こういう言葉に事実見れていない。すごく究極を言えば、「自分達か自分達以外か」、「自分か自分以外か」みたいな、そんな壁を挟んだ関係性みたいなものを自ら作っちゃうのも自分の言葉なんだな、そんな風に感じました。

もちろん今の話、私自身が無意識にそういうことしてないだろうか。
上とか下、つい言っちゃいそうだなみたいな。そんなところを自戒を込めて振り返っているんですけれども、皆さんはいかがでしょうか?

この相手を呼ぶ表現を変えたときに、どんないいことがあるだろうかなって考えてみたんですけれども。
まずやっぱり相手に関心が持てると思うんですよね。
上っていう表現じゃなくて、なんとかさんって呼んだ時に相手がどんな立場に立っているだろうかとか、相手から見た今の状況はどうなんだろうか。
結構相手の立場に立って考えられることって、この表現からくるんじゃないかなって思いました。
要は、自分にも事情があって、相手には相手の事情や環境がある、みたいな見方をぐっとしやすくなるんじゃないかな。

もう一つ思うのは、パートさんとか営業さんみたいな、こういう呼び方をしちゃうと、相手を思い通りになるかならないかで評価する対象として見ちゃうんじゃないかなって思うんですよね。
なので、その表現をやめることで、究極は相手に対して、勝手にもしかしたら持っちゃっている不満やストレスっていうところも減っていくんじゃないかなって思いました。
どうでしょう?
もしかしたら、「うちの子」みたいな、そういった家庭の表現も同じかもしれないですよね。

相手に関心を持って行動する

もう一つ考えたことがですね、さっきも相手に関心が持てるっていう「関心」というキーワードが出てきたと思うんですけれども、期待し合うとか、相互リスペクトっていう中で、「関心」ってかなり大事な重要なキーワードだと思うんですけれども。
この「関心」っていうのも、心の中で関心持とうと思っているだけだと関心持てないな、そう思いました。
心の中だけで思わないっていうとどうするのかというと、行動することですね。
行動っていうと、大変なイメージがあるかもしれないですけども、要は、「今日どうだった?」、「あれどうだった?」、こんな感じで聞くっていうことなんだなって思いました。
もちろん仕事においては、報告するだとか、受けるだとか、評価みたいな感じのいろんなコミュニケーションはあると思うんですけども、「どうだった?」ってカジュアルに聞くことって、感情だとか状態を話していいような、そんな問いかけに聞こえるんじゃないかなと思います。
なので、相手に関心を持つということは、その関心を言葉にして発するというか、相手のことを聞かないと関心って持てないし、その関心持っていることが伝わらないんだなと思いました。

些細なことが大事なんですネ

こんな感じで言葉選びと、関心を行動に変えて相手のこと聞くっていう、こんな二つについて考えたんですけれども、チームの関係性とか、あと家庭の中のコミュニケーション、相互リスペクトみたいなところのテーマって、今すごく言われてるんじゃないかなと思いますけれども、まず普段使う言葉をどう選ぶのか、相手を自分がどう見るかということと、あとやっぱり相手に関心を持つこと。
それを心の中だけで持たないで聞くっていう、そういう行動に置き換える。
こんなことから始まるのが期待であり、相互リスペクトなのかなと考えた先週でした。

些細な事で恐縮なんですけれども、逆に言葉をちょっと考えてチョイスするっていうことと、がっつり対話の時間を持つっていう以前に、相手のことに関心持って、「どうだった?」って聞くみたいな、これだったらすぐできるんじゃないかなって思ったので、皆さんにも共有できたらいいなと思いました。
私も「どうだった?どうだった?」聞きまくります。
家で会社で。

ということで以上になります。
お聴きいただきありがとうございます。
それでは今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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