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#39 コラボ企画|株式会社mog創業メンバー 金子麻由子さんにワーママがハンディを超えて転職活動を成功させるポイントを聞いてみた

今回も土曜スペシャルコラボ企画を配信していきたいと思います。今日ゲストでお越しいただくのはですね。株式会社mog創業メンバーの金子麻由子さんです。私と金子さんのつながりはですね、出産だとか育休を起点に女性がもっと仕事のある人生を楽しく充実させていきたいよね、こういう志でつながる同士になります。

そしてテーマですね。金子さんに来ていただいたら、是非私が取り上げたいと思っていたは「ママのキャリアチェンジ」です。

ぶっちゃけワーママがキャリアチェンジってできますか?

(小田木)今日はワーママキャリア支援を手掛ける株式会社mog創業メンバーの金子さんに来ていただいています。金子さん、こんにちは。今日はよろしくお願いします。

(金子氏)こんにちは。今日はありがとうございます。よろしくお願いします。

(小田木)初めての方も多いかなと思いますので、金子さんぜひ自己紹介をお願いしてもいいですか?

(金子氏)はい。株式会社mogの金子といいます。株式会社mogの名前がですね「ママ(m)お仕事(o)頑張って(g)」と言う頭文字を取っています。日本語の頭文字なんですけど。名前の通りといいますか、ワーキングママのキャリア支援をやっている会社でございます。

(小田木)はい、ありがとうございました。ちなみに、ワーママのキャリア支援って具体的にどんなことをされているかとか、金子さんの事業はどんなことを大事にされてるか?この辺教えてもらっていいですか?

(金子氏)サービスとしては、大きく2つありまして。1つはワーキングママの転職のご支援をしているmama Libra(ママリブラ)というサービスですね。こちらは我々のコンセプトが「生きると働くをもっと近くに」ってことでやってます。仕事は仕事、家庭は家庭と分けずにナチュラに行き来しながら両立して行く、ママ達を応援していこうと。

(小田木)そのコンセプト、めっちゃ共感します。

(金子氏)それをコンセプトにやっている、転職支援サービスのmama Libra(ママリブラ)ですね。これもプロフェッショナルママのためのと謳ってまして、働きやすさというよりは、働きやすさはもちろんなんだけれども、仕事のやりがいを求めたいとか、仕事を通して成長して行きたい、キャリアアップして行きたいというような方の転職を支援してます。

2つ目はmog placeというサービスなんですけども、ワーキングママ向けのキャリア研修だったり、お子さんの教育をテーマにしたイベントだったり、イベントや研修セミナーというのをやっています。あと、育休中インターンというもので、育休中のママが他社でインターンをするというマッチングサービスをやっています。

(小田木)はい、ありがとうございます。転職支援、キャリアサポート、そして育休インターン。本当に今、関心のあるサービスのどれかは必ずありそうですよね。女性が。ありがとうございます。今日はそんな金子さんに来ていただいたんですけれども、私の金子さん来てもらったら、絶対扱いたいテーマがあったんですけど、これ持ち込んじゃっていいですか?なぜか私が持ち込むっていう。

(金子氏)はい、ありがとうございます。

(小田木)なにかというと、もう金子さんの事業の通りなんですけど、ワーママのキャリアチェンジを今日は対談のテーマにしたいなって思ってまして。私の個人的な関心だとか、意識からなんですけれども、両立とか育休とかテーマにいろんな方とお会いすると、キャリアチェンジ考える人ってすごく多いし、増えているなって思うんですよね。具体的には、今の会社にいていいのかとか、このままでいいのか?みたいなことを考えながら、会社を変えようかとか、仕事だとか職種を変える、いわゆるまあ転職ですけれども。そういったことを子どもを持ってから、むしろ持ったから考え出すみたいな人がすごく多いなと思っていて。今日の金子さんとの話のテーマにしたいなって思っていますが、よろしいでしょうか?

(金子氏)はい、ぜひお願いします。

(小田木)はい、ありがとうございます。ちなみに、ぶっちゃけストレートに言うとですね。ワーママのキャリアチェンジって、結構ハンディがあるなって思っちゃうケースもあるし、事実そういう壁にぶつかる人もいるんじゃないかなと思うんですけど。子どもを持ってからのキャリアチェンジっていけますか?それとも難しいですか?ここってどうですか?

(金子氏)はい、はい。結論としてはいけますなんですけども。ただやっぱり、まだまだいわゆる転職市場では、他のフルタイムで残業バリバリやって働きますっていう方に比べては狭き門ってところはあるのかなと思いますね。

(小田木)なるほど。やっぱり働ける時間が短いというのが、ハンディに直結しちゃうんですね。

(金子氏)そうですね。個人側の問題というよりも、企業側がまだまだそこに対して目が向いていないっていうところが、大きいのかなとか思ってるんですけど。うちもmama Libra(ママリブラ)っていう転職サービスで、ワーキングママの転職をたくさんご支援してるので、絶対無理ですってことではなくて。やっぱり、企業選びだったりとか、自分の転職活動を進め方だったりとかはポイントになってくるのかなと思いますね。

(小田木)なるほどね。世の中全般的にこういう傾向にあるから無理だ、みたいな決めつけをするんじゃなくて、傾向は傾向としてきちんと押さえた上で、どういう情報を得るのかとか、スキルだとか、性別によらずにきちんと中身で判断する会社もあるだろうから、そういった情報をどうやってやるのか?とか。そっちがポイントになってきますよということですかね。

(金子氏)そうですね。我々も法人のお客様にご提案する時は、すでにそのワーキングママ(時間的な制約のある人材)もフラットに採用して、スキルを評価して採用している企業さんってどんどん増えてきていて。そういう企業さんたちっていうのは、もう気づいてるんですよね。そういう人たちが優秀な人材で、生産性高く成果を出してくれるってことに気づいていて。

でもやっぱそうじゃない企業さまもまだ多くて。そこに対しては、ある種、営業活動が啓蒙活動になってるなって思っているんですけども。地道に変えていくところなのかなと思いますね。

(小田木)なるほど、今のってかなり心強い話だなって思って。では、そういった、例えば自分をきちんと中身で評価してくれる会社を目利きしてくれたりだとか、選択肢が増えるように啓蒙啓発してくれる役割をワーキングマザーに特化した転職支援の事業者が担っているっていう。これは結構、希望の持てる話かなって思いながら聞いてました。

ちなみに、そういった仕組みじゃないですか。まさに金子さんたちのサービスって。特に転職支援を取り上げますけれども。そういった仕組みをもう利用するっていうことができたり、選べる場合に、プラスどういうポイントを私たちは大事にしたり、準備をしたら子どもを持ってからのキャリアチェンジってうまくいきますか?

(金子氏)そうですね。転職を考える、キャリアチェンジを考える理由にもよるとは思うんですけれども。うちにご登録頂く方にも結構お伝えしているのは、まずは今の会社でできることをやり切っていますか?みたいなことは問いかけさせてもらってますね。

(小田木)なるほど。やりきってますか、転職ありきという以前に、あなたにとって本当に転職っていう選択肢はいい選択肢なんですかって、そこをきちんと問うみたいなイメージ?

(金子氏)そうですね。

(小田木)なぜそこが大事なんですか?

(金子氏)そこがないと、転職の目的が曖昧なまま動いてしまうってことにもつながるのかなと思ってて。なんとなく今の会社が嫌だとか、なんとなく今の会社でもできない仕事のような気がするとか、そういった方も転職を考える程度の中にはいらっしゃるんで。

自分はどうありたいか? Willの自分軸を持つことが大切

(金子氏)もう1つが新しいことをやりたいから転職したいという方なんですけれども。この場合ですね、今の会社でやりたいことに繋がる仕事を経験できるポジションだったり、部署はないか?ということをまずは探ってもらって。そこで、その先につながる経験を積んだ後に、転職を考えるっていうのがいいのかなって思います。

(小田木)本当に今ですか?っていうところと、あなたにとって良い選択肢って転職なんですか?って言うことを一緒に考えてくれるって言うか、考えるように促すってこと。

(金子氏)そうですね。うん、そうです。そうです。

(小田木)すごく素敵って思うのと合わせて、でも転職エージェントの金子さんたちがやっちゃったら、なかなか転職に繋がらないケースが多いかもって思っちゃう自分もいるんですけど。この辺ってどう考えているんですか?

(金子氏)結果、それが転職の失敗に繋がっしまうと思うので。

(小田木)なるほど。今が嫌だからとか、単純に新しいことをやりたいからって言う安易な転職が。

(金子氏)そうですね。ただ、これゴリ押しするわけではないんですけど、転職活動は常にやった方が良いという風に思っています。

(小田木)動くかどうかっていうのは、きちんと根拠やタイミングを見極める一方で、転職活動は割と平常時からやっておいた方がいいってことですよね。

(金子氏)そうですね。転職活動ってどこからが転職活動かわかんないかもしれないんですけど、例えば、自分のやりたいことをちゃんと考えるのもそうだし、職務経歴書を書いてみるっていうのもそうだし、実際に転職サービスに登録をして求人を受け取るってのもそうだと思うんですね。その先に応募とか面接というのが出てきますけれども。その活動を通して、自分のやりたいことが見えてきたりとか、あとは自分のスキルの売りになる部分というのが明確になって行くんですよね。

(小田木)なるほど、自分の主観で自分の評価だとか、まあこんなもんだろうって思ってるだけじゃなくて、客観的にきちんと自分評価するっていうそこの大事だよっていう話ですか?

(金子氏)そうですね。同じ職歴だったとしても、どこに引っかかって。まあスカウトなのか、求人の紹介というのが来るのかとか。ってことは今、市場的に求められているのスキルってこういうことなんだというのがわかると、じゃあそのスキルをもっと伸ばすために、今の仕事でできることなんだろうって。どんどん深めてより強みにして行くみたいなこともできると思うんですね。

(小田木)なるほど、そうやって考えるわけですね。どこまでを転職活動って定義するか別として。やっぱり今、自分の価値とか、売りってなんだろうっていうことを、冷静に客観的に抑え続けるっていうこと。あと合わせて金子さんが言ってくれたように、今後どうして行きたいのか?どんな人生を送りたいですか?って。そこをきちんと自分なりに抑えてるってことが大事だよというメッセージに私は聞こえたんですけれども。

(金子氏)そうですね。私、あちこちでお伝えしているんですけど、『will』っていうのがものすごく大事で、特に一般的な制約があって、仕事と育児を両立しなきゃいけないワーキングママにとって、自分はどうありたいのか、何をやっていきたいのか?という軸を持つことが職するにせよ、何にせよ、重要になってくるのっていう風に思います。

(小田木)なるほどね。転職って最終目的じゃないですもんね。仕事しながら豊かな人生を送りたいっていう、最終目的のための手段ですもんね。

(金子氏)うん、そうですね。確かに、おっしゃる通り。転職活動を始めちゃうと、そこがゴールっていう風に捉えてしまいがちなんですけど、その先ですからねって言う。

(小田木)なるほど、よくわかりました。今の話から、最後に金子さんにお聞きしたいんですけど、要はwillが大事だって思うに至った、今そこを大事にしながら、もともと大企業だったキャリアも辞めて、自分たちで事業を起こしてすキャリアを持っている金子さんが、そう思うに至った経緯をぜひ聞いておきたいなって思いました。どうして、金子さんはそういう価値観になって、そういうキャリアの選択するに至ったんですか?

(金子氏)はい、私は子どもができたことがやっぱり一番大きくて。子どもにどんな姿を見せたいのかというのを考えた時に、それまで仕事があんまり好きじゃなくて。本当にやらされ仕事をやってたんですけど。その姿を子どもに見せたいのかなとか。子どもとの時間をある種、削って仕事をしているわけで、そのときに本当にその仕事をやりたいのかな?みたいなことを考えるようになったのが大きいですね。

(小田木)willを考え出したのが、子どもを持ってからだったっていう。金子さん、いつもトーンが同じなのでさらっと言いますけど、それって簡単なことじゃないし、子どもを持ったからってて気づけたり、転換したりできることでもないんじゃないかなって思うんですけど。何かきっかけがあったんですか?

(金子氏)もちろん、急に次の日からwillがないと!とか、朝起きたらwillできたみたいなんじゃないですけど。いろいろきっかけはあるんでしょうけど、マミートラックに陥りましたみたいなのも1つだし、子どもが保育園に行って慣れてる様子を見た時っていうのも1つです。

(小田木)保育園に慣れてる様子を見て、自分にスイッチは入ってどういうこと?

(金子氏)そうですね。私は母親と一緒にいる時間の長さが重要だって、それまでは思ってたんですけど。私と離れている時間も子どもは楽しく遊んでるんだなっていうのを見たときに、そこに執着してたのは私の方だなって思ったんですね。

(小田木)なるほど、じゃあ、いろんなその気づいたことだとか、ハッとしたことが重なって、仕事に向き合う姿勢が変わり、最終的にはキャリアまで変わったっていうそういうことですかね。

(金子氏)もちろん子どもが一番大事なのは当然で、それは前提に挙げつつも、せっかく限られた時間でやるんだったらやりたいことやらないと損だよね。みたいな風に思いましたね。

(小田木)なるほど、ありがとうございます。今、ちょっとずつ金子さんが言ってくれたエピソードって1つずつを今まさに経験してるっていう方も多いと思うんですけれども。ぜひ今日の放送の最後に、もし昔の金子さんと同じような状況にいる方がいたとしたら、今なんて言ってあげるっていうのを最後のメッセージにてお願いできればなと思うんですけど。

(金子氏)さっきの転職の話もつながってくるんですけど、自分に蓋をしたりとか、自分でブレーキかけたりとか、もう子どもが産まれたってことは転職なんかできないよねとか、自分のやりたいことなんてできないよねって言って、どんどん条件を下げて、転職先を絞るっていう人たちもいたりして。それが転職に限らず、今の会社の中で何かチャレンジしようとか、本当は思ってるけど、これで無理だよねって思っているような人たちもいると思うので。決して、そうではないですよってことをお伝えしたいですね。

(小田木)なるほど。子どもを持ったからって、可能性を狭める必要もないし、狭まるわけでもないっていう。力強いな。私も今元気をもらいました。ありがとうございます。ということで、金子さんの話を聞きながら、私もキャリアチェンジをしたいというときは、金子さんのような仕事の向き合い方を一緒にしてくれるパートナーに相談したいなって思いました。プロフェッショナルに。金子さんの会社は株式会社mogで、転職支援サービスはmama Libra(ママリブラ)さんです。では金子さん、今日はありがとうございました。

(金子氏)ありがとうございました。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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