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VRって何が出来るんだろう? → VRにしかない感動体験が出来た!

■はじめに

バーチャルリアリティー(VR、XR)って、何が出来るんだろう?
あたかもそこにいるのと同じ体験を、違う時間・場所でも体験出来るのがVRだとして、何に使うんだろう?

そんな事を考えながらYouTubeやVR配信サービスを見ていたら、従来は出来なかった、VRならではの感動体験がありました。自分でVR180カメラ(Vuze XR)を使って撮影してみたら、従来は出来なかった、VRならではの感動体験がありました。

VRを使えば、ライブ会場に行かなくてもライブ会場同等のリアル感動を自宅で体感したり、実際には体験しようのないリアル的仮想体験の感動も味わえる。日本人の大好きなカメラ撮影も、VR化することで、思い出の瞬間を空間ごと記録出来るようになりました。

本記事では、そんな感動体験が出来たVRコンテンツを幾つか紹介します。


■天空花火

本記事のオススメVR動画の中でも、コレが一押し。

2D画像では全く感動が伝わらないので、必ずVRゴーグルやHMDを使って、3Dで見て下さい。オーディオ出力も必ずONにして下さい。

動画の中身は、打ち上げ花火の真上にドローンを浮かせて、そのまま固定アングルで、周囲に飛び交う花火を撮影しているだけです。そのカメラ周囲を飛び交う花火が、あたかも自身が空中ステージに浮かんで、その周囲を花火が飛び交うかのような、幻想的世界になっている。解像度は低くても、そんな事は全く気にならない。

現実世界では体験することが出来ない、VRならではの感動体験です。


■ラストアイドル 2周年記念クリスマスコンサート ライブ映像(無料ショート版)

ライブを至近距離でVR(3D画像)化するだけでは、臨場感は味わえません。3D VR動画は、2D動画と比べて解像度がどうしても粗くなるので、むしろ3D化する弊害の方が大きいケースも多い。

一方で本コンテンツは、ライブステージを縦横無尽に駆け巡る人々の、至近距離とステージ全体での臨場感の、両方を存分に感じさせる構成になっている。多分、舞台構成を考えるプロデューサーが、VRの事を凄く研究して作った動画です。

この動画も、音声出力は必ずONにして下さい。視覚と聴覚の相乗効果が強く出て来て、ついリズムを取ってしまいます。


■川嶋あい「明日への扉」Aikawashima 15th anniversary~BIRTH~ 【LIVE】

自身が好きな歌手のPVです。

スマホのyoutubeアプリで上記リンクを開いただけでは、VRしません。詳細設定画面を開いて、その中にあるVR化ボタン(眼鏡マーク)を押して下さい。VRゴーグル越しに、映画館のような巨大スクリーンが、眼前に広がります。

この動画も、音声出力は必ずONにして下さい。視覚と聴覚の相乗効果が強く出て来て、ついリズムを取ってしまいます。

種明かししてしまうと、この動画は3Dではなく、従来2D動画を大画面化しているだけです。視覚強度(視野)と聴覚強度(音量)を上げて、それらを組み合わせる事で、映画館にいるような臨場感が味わえる。VRで重要な事は、3D画像である事ではなく臨場感を感じられる事なので、これも立派なVR(XR)の一種です。

御自身の好きな歌手がいたら、youtubeでPVを探して、是非同様の事を試してみて下さい。


■阿智の星空

この動画も、一つ上の動画と同様に2D動画です。
星空は超遠距離にあるので、現地で人間の眼で見ても、立体感は元々分かりません。

この動画も、スマホのリンクを開くだけでは、VR化出来ません。詳細設定画面を開いて、VR化して下さい。VRゴーグル越しに、映画館やプラネタリウムのような巨大スクリーンが、眼前に広がる。癒やされます^^

視野の広さは、画像が立体的である以上に、臨場感を感じる為に重要な条件なのかもしれません。この辺、もっと勉強したいので、おすすめ文献を御存じの方は、紹介して頂けると幸いです。


■国立科学博物館

スマホでは操作性がイマイチなので、Oculus QuestのようなHMDがないと真価を味わえないが、VR博物館の完成形ではないかと感じられる程です。
Oculus Questさえあれば、もう現地の博物館に行かずとも、同等の鑑賞が出来ます。

なお、起伏変化がなだらかな博物館模型は3D画像で構わないが、芸術レベルの絵画を3D画像にすると、まだまだ解像度が追い付きません。。。


■キックボクシング

リング競技(キックボクシング)です。
360Channelのアプリをスマホに入れてから、見て下さい。

バスケなど、球を追って頻繁に視線変更する競技と違い、固定アングルでリング全体を見まわせるリングスポーツはVR酔いし難い筈。その上、筋肉の盛り上がりまで至近距離で立体視出来るVR動画は、2D動画にない臨場感も味わえる。ただし、技術・コスト的に大変なのは分かっているが、もう少し解像度が上がって欲しい。。。



以上、自身が視聴したVR動画の中から、VRならではの驚きと感動を感じた、オススメを紹介しました。

人間が感動を感じる為には、視覚や聴覚への単体刺激の強度と精度(視野、音量など)を上げるだけでは不十分で、それらを更に組合わせる事が必須と思い始め、クロスモーダル(感覚野のマリアージュとでも言うのか?)を勉強したい最近です。

オススメの文献があれば、是非紹介をお願いします!


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