見出し画像

【一体どんな病気なの?】糖尿病①

糖尿病とは一体どんな病気なのでしょうか?

怖いイメージはあるけれど、説明できる方は少ないのではないでしょうか?

糖尿病は、説明する観点で表現が変わってきます。

血液中のグルコース(ブドウ糖)が必要以上に存在してしまう病気

余ったグルコースが血液中のタンパク質やアミノ酸とくっついてしまう病気

インスリンという、グルコースを筋肉等に取り込んでくれる物質がない、または足りなくて①の状態になってしまう病気

インスリンの分泌と血糖値(血液中のグルコース)の上昇のタイムラグが生じて、一時的に①の状態になる症状(一時的にインスリンが足りていない状態)

⑤「インスリン抵抗性」という、インスリンを受け入れてくれる細胞側が、インスリンの受付が悪い状態

⑥低血糖状態を防ぐために、グルコース以外のものからグルコースを生み出す「糖新生」という現象が過剰に起こって、①になる病気

⑦グルコースとくっついたタンパク質やアミノ酸(通称AGES)が、神経細胞やコラーゲンなどのタンパク質を劣化させて具体的な症状(失明骨粗しょう症腎機能障害等々)を引き起こす病気

上記のすべてが糖尿病という病気の実態です。

この病気は基本的には二つの検査項目で、見ていきます。

一つは #1血糖値

これは、血液中のグルコース濃度を測ります。時間単位はその瞬間です。

もう一つは、 #2HbA1c

これは、血液中のグルコースとくっついた特別なタンパク質の量を測ったものです。時間単位は、数日とか数週間です。

#1 は、インスリンの機能等が十分かどうかを判定するのに用います。

#2 は、実際に糖とくっついた一部のタンパク質の量を測ります。

#1  × 各時間の総和 の結果が #2 だと思ってください。

つまり、より多くの糖が、より長い時間余ると、より血液中のタンパク質とくっつき易いということです。

数学的に言えば、「積分」の結果ですね。

現在、お医者さんが糖尿病と判断して薬を処方するか否かは、

#2 を基に決めます。なぜなら、糖とくっついたタンパク質を作らせたくないからです。

しかし、 #1 も間違いなく糖尿病の指標です。

なぜなら、 #2 が示すものは #1 の時間単位の「積分」の結果だからです。

「どれだけ長い時間、どれだけ糖が余っていたか」の影響を数値化すたものが、 #2HbA1c の示す数値だということを覚えておいてください!


全然分からないとか、ここがよく分からない等ありましたら、

気軽にコメントよろしくお願いいたします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?