【読書感想】ビーカーくんとそのなかまたち/うえたに夫婦
化学系研究室出身としては(特に合成も一部やっていた研究室出身としては)懐かしさに溢れる本。ビーカーの種類だけでこんなにたくさんあると知った大学時代。コニカルビーカーで錯体分離したな。収率1%切ったこともあるなーなんて。
吸光光度計も懐かしい。研究室に私は可視光帯に励起波長をもつ化合物が合成したいですとか訳わからないことを言って入った思い出。今思うとよく入れてくれたと思う。
研究室は色々あったけど、トータルでとても楽しかった。院まで行くと3年間いたわけで。中学や高校と同じ期間いたんだな。
今思うと、この本に出てくるような色々な器具が使いたい放題だったのって大学だったからかもしれない。特に、化学メーカーではないところに就職してしまったのでより一層感じるのかもしれない。スターラーとかあったかな私の職場は。そろそろ美しいものを合成したい。もうすることはないだろう。金属錯体のとても美しい色をもう一度目の前で見たい。
東急ハンズに試験管やちっちゃいビーカーが売っている。毎回物欲と戦っている。さすがに試薬買って合成はできないから、器具だけでも買って眺めるのはだめかしらん。
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