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成果を出すマネジメント(上級編)vol.5:マネジメントモデルなんていらない

築山は、経営コンサルタントとして、これまで多くの経営者や中間管理職の方々と一緒に、会社の業績を上げたり、労働生産性を上げるお手伝いをして成果を出してきました。それらを通じて「気合いと根性による消耗」から脱却し「成果を出すマネジメント」が機能する条件やパターンみたいなものが見えてきました。
マネジメントに必要な基本スキルをまとめた「初級編」に続いて、この「上級編」では主に部下のマネジメントや彼等と一緒に成果を出すためのポイントをテーマ別にまとめます。

「マネジメントモデル」や「リーダーシップモデル」…って何だ?

マネージャーのあなたに期待される成果や目標は、プレーヤー時代のそれより明らかに大きくて高くなります。そして、そのためにあなたの指示で動く部下という重要な存在があります。

「マネージャーあるある」ですが、人はマネージャーになると(それが能動的にしろ受動的にしろ)急にビジネス書や自己啓発本などの読書量やセミナーや勉強会などへの参加が増えるものです。そこでは、いろんな「マネジメントモデル」や「リーダーシップモデル」といったものが展開され、受け手は少なからず困惑します。ちなみに書店のビジネス書コーナーをざっと眺めるとこんな感じ(↓)でした

タイトルだけ見たら混乱しますよね(笑)。もちろん、読み込んで本旨を理解すればタイトルが「釣り」であることは分かるのですが、この手の本の多くはどれも同じような結論(管理はするな、思いを伝えることが大切、部下に考えさせろ…など)に行き着きます。もちろん、それらも重要なことではあるですが、大抵は「ある本質的なこと」について語られていません。


マネジメントの本質

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