本を100万部売ることは実績じゃない．
落合陽一です．最近，著作の累計売上が100万部になったかなってないかくらいに近づいてきました．(複数の出版社から出ているから正確な数はなかなかわからない，公称100万部は超えたはず）購入してくださった皆様，売ってくれた書店の皆様一人一人の購入する決断と読書という行為に感謝しています．また，マーケティングや編集の皆様，いつも支えてくれるスタッフの皆様にも感謝しています．いつもありがとうございます．僕の実績じゃなく皆さんのおかげです．
まだ未読の方ぜひお読みください↑資料集としていいと思います．
さて表題の「本を100万部売ることは実績じゃない」ですが，これは前から書こう書こうと思っていたことで，僕は論文をたくさん書くことも，論文が引用されることも，本を書くことも，会社を作ってビジネスをすることも，作品を作ることも，全部何も実績じゃないと思っている人間なので，「実績」という言葉を使う人間は今現在に自信がないんだなぁと思っているのです．やったことを書かないと伝わらない相手には伝わらなくていいし，やったことを伝える自分がひどくダサいと思っている節もある．実績を気にするとかあなた自分に自信がないの？ って思うしね．まぁそれでも僕は作品を作るし，論文を書くし，学生を育てたいし，経営をするし，全力を尽くすんですけど．人生で今まで何回トイレに行ったかで測られる社会が良いとは思わないけど，僕はトイレに行く，という感覚に近いし，息をするように楽しめることだけをやれば他のことは気にならないということでもあると思う．
そういえば本で思い出したので，「本を読みましたファンです！」といってくださる方に必ずいってるのは，「魔法の世紀」と「デジタルネイチャー」読んだ？ です．この二冊を読まずに語るな「落合陽一」．
さて今日はこの実績の存在しない世界を生きる方法についてでも書いていこうかと思う．そうすれば実績なんて気にしなくて生きられる．一個一個の賞をもらう瞬間に審査してくれた人たちの努力には感謝する必要があるけれど，もらった当人としては人生は賞を何個もらったかで人生が変わるなんて思うことがおこがましい．
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落合陽一の見ている風景と考えていること
落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます．落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集（平均で…
いつも応援してくださる皆様に落合陽一は支えられています．本当にありがとうございます．