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強烈なアイデアやビジョンも重要だけど,結局人をどんだけ育てるか,ということなのかもしれないと思っている.

27歳的人生の次をどうやって生きたらいいんだろうか,という答えと向き合いながら冬の東京とつくばの間を往復している落合陽一32歳の自分とのダイアローグ.27歳的人生とは何かと言われれば,下記のリンクのやつです.

27歳までを到達点として表現にフォーカスするとストーリーは完結しやすいんだ多分.そういう年頃の後まで生き残った後,何をするのかって話だと思う.

27歳の自分のまま3年くらい突っ走ってみて,29-30歳の僕の中から溢れ出してきたものは社会に対する仕組み作りだったり,システムだったり持続可能性だったりして,会社を作ったり大学との仕組みを作ったり,クロスダイバーシティ始めたりして,准教授やったり学長補佐やったり社会に対するステートメントをまとめて本を書いたり,国の委員をやったり,その辺が板につき始めてきたのが,2019年,という感じ.ここ1-2年の落合の取り組みは本を読むのが早いけど,下の記事を見てもざっとわかる.

27歳的仕事の仕方と,30中頃的な仕事の仕方は違うけど,そういうことを考えるきっかけになったのは,羽生さんとケンモチさんとのそれぞれの対談の後だった.

最近は27歳的なエゴイスティックな追求をもっとぶちかます2020年にしたいと企んでいる.今年は展覧会を個展3発とグループ展3発とディレクション的なデカイ展覧会を2発やった.その中で徐々に世界観が醸成されてきたものの,その直感的なエゴイスティックな面と向き合いながら,ビジョンと社会的醸成の間をとりもちながら,どうやって2020年を生きていくのだろうかと考えている.今日はそんな話.

強烈なアイデアやビジョンも重要だけど,結局人をどんだけ育てるか,ということなのかもしれないと思っている.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

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