もしも、サッカーの代表監督を選挙で選べるとしたら。
先日、サッカーワールドカップの戦いをベスト16で終えた日本代表が帰国し、西野監督の退任が発表されました。世界のサッカーファンは、これからワールドカップでどのチームが優勝するかを注目していますが、日本のサッカーファンにとっては、次の監督人事がどうなるかも気になるところです。
ところで、完全に「にわかサッカーファン」の僕が監督人事について語るのは恐ろしくハードルが高い話ですので、今回は監督人事を少し見方を変えて考えてみたいと思います。
近年の日本代表は、サッカーの監督人事に何かと頭を抱えるようです。前回もアルベルト・ザッケローニ監督の退任後、一度はハビエル・アギーレ監督が就任をしましたが、八百長疑惑でスペインの検察当局から告発されると契約を解除、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督が就任をしました。そのハリルホジッチ監督もワールドカップ直前の4月に解任され、西野朗監督がワールドカップを戦いました。一説では、新しい監督はユルゲン・クリンスマン氏ではないかという報道もあります。
さて、もしも私たちが選挙で監督を選べるとしたら、あなたはどのような人に一票を入れますか?
ユルゲン・クリンスマン氏などの、実績のある有名監督を連れてくることも選択肢の1つでしょう。勝負の世界は結果が大事。次のワールドカップで日本代表をベスト8以上の成績まで引き上げてくれる手腕を持つ監督に一票を投じるのも正しい選択だと思います。
一方で、日本人やJリーグで結果を残している監督を推す人もいるかもしれません。結果も大事だが、日本らしさを引き出しながら戦略を練られることも大事。そのために選手の個性を大事にしながらチームを作っていく監督に一票を投じるのも、また正しい選択だと思います。
しかし、個人的には監督や選手ありきの考え方ではなく、そもそも「日本らしさとは何か」「日本が世界で戦うためにはどうすべきか」を議論する時間があった中での人選があってもイイのではと思ってしまいます。たとえ結果が期待できる監督でなくても、選手の個性をうまく引き出せる監督でなくても、そもそも日本サッカーが何を目指すかをしっかりと示したうえで選択できるというのも、正しい選択なような気もします。
監督も選挙も、1人を選ぶために様々な観点があることがわかりますし、それ自体に正解はありません。ただ同時に、「選挙のときだけ政治に関わる」だけでなく、「日頃から政治を考え、議論する」という流れをつくることは、政治もサッカーも同じことが言えるのではないでしょうか。
日本代表の新しい監督がどのようなタイプの監督かも、注目してみてみたいところです。
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