見出し画像

インターネットの衝撃

ぼくが生まれたのは1997年、ほぼ98年。
小学校に上がったのは2000年前半、4年とか5年?
小学校にはパソコン室があり、30台くらいのデカくて遅い低スペックのデスクトップPCが並んでいた。

どんなことに使っていたか、どんな授業だったか覚えていないが、先生に隠れて「おもフラ」を検索してアクセス制限に引っ掛かり見れないというシーンは今もよく夢でみる。

国内の通信データ量は2004年から比べると約40倍。
これはダウンロードに限ったものでアップロードに関しても同じく成長している。

総務省 「データ流通量の爆発的拡大」より引用。(左がPC、右がスマホなどの携帯端末)

このデータ量の増加はインターネットの普及とアクセスするために使うデバイスがPC以外にスマホなどが増えたこと、そしてデータ自体が容量の多いもの(綺麗な写真や動画等)に変化してきたことなどが理由としてあげられる。

当時流行っていた「おもしろフラッシュ倉庫」は今YouTubeで人気な動画と比べると圧倒的低画質のフラッシュ動画が雑に分類分けされているサイトで当時小学生の心を掴んでいた。

小学生のころ、自分のラップトップPCをもつ友人が一人いた。
家に共有のものがある友人はいたし、自分もそうだったが自分のラップトップPCをもつものは彼だけであった。

彼の家に行き、4人くらいで15インチの画面に映る今では何が面白いのかわからないような動画やちょっと怖い動画をこそこそと見ていた。
YouTubeもその時点では存在していたがなぜかこのおもしろフラッシュ倉庫が流行っていた。

http://29g.net
(ノスタルジーに浸ってください。)

これが僕にとって一番最初のインターネット体験だったと思う。
家でもネットをしていたがそこまでいい思い出はない。
これ以上言わないがまぁ容易に想像出来るとは思う。

最初のSNSはなんだったろうか。
同世代ならmixiなのかもしれないが、僕はやっていなかった。
そうなると、Facebookになるだろう。

留学する前にアカウントを作った、留学から帰ってきても向こうで出来た友達とやり取り出来るように。
リアルタイムでチャットできることにすごく感動し、のめり込むようにハマっていた。
そして徐々に会ったことのない海外の友人も増えていった。

その理由としてはFacebookで同じ趣味や好きなものを共有する人同士のサークルにFacebook上で参加していたからだ。
好きなバンドのコミュニティでいろんな人と拙い英語で好きな曲や他のバンドについて教えあったり。
これが当時英語を勉強する原動力であった気もする。

なんのバンドのコミュニティにいただろうか。
レッチリのコミュニティには間違いなくいた。
スリップノットのコミュニティの人たちは怖かったのを覚えている。
ニルヴァーナのコミュニティはなんか話が噛み合わなかった。

いろんな人とチャットすることで日本人であるというのはどういうことかというのも、海外から見た日本というものにも気づけた。
ギャグかもわからないけど、
日本にはロックバンドがいないと思っている人もいたのは驚いた。
皮肉で言っていたのかもしれない、「本当の意味でのロックバンドなんて日本にいるのか?」って。
それを聞いてきた彼はスリップノットのコミュニティにいたから。

まぁとにかくおもフラとFacebookが僕にとってのインターネット体験。

この記事が参加している募集

はじめてのインターネット

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?