タバスコ | VIシステム刷新
猪木が初めて日本に輸入したことでも有名な、あのタバスコがVIシステムを構築しておりました。
|新ステートメント「Light Things Up(輝きを放つ)」
辛さを伝える「炎・爆発」ではなく、変幻自在なタバスコの魅力を「輝き」として表現。
ビジュアルにおいても、活気あるアニメーションや料理写真を使い、数あるフレーバーを強調するシステムが構築されています。
ちなみに日本語は「毎日に、元気をかける」という言い回しになっています。
あらゆる文化圏の料理の魅力を増幅させる、タバスコの能力を瞬時に伝えることができます。
|認知度の高いダイヤモンドラベルをモチーフ採用
ステートメントの他に、言語にとらわれない、現地のマーケティングに適応する視覚的要素も考慮されています。
タバスコの主要要素であるダイヤモンドのマークを、テンプレートとしてデザインシステムに組み込んでいます。
これは、タバスコが今後展開する世界中のキャンペーンのための構成要素として、等しく機能させるためのものです。
|タイポグラフィ
使用されるタイポグラフィは、幾何学設計に近いFatype社の「Baton」が使用されています。
サンプル画像の「H/E」を見てみてください。
中心にある横線を少し上にずらすことで、全体がカジュアルに見えるような調整がされていることがわかります。
これは、軽快なブランドイメージやタバスコボトルの縦長な印象をより強調する意味でも、効果的な書体選びをしていると思いました。
|アプリケーション展開
ラベル/書体/配色/イラストなどの構成要素を展開したアプリケーションです。
|まとめ
ダイヤモンドラベルをモチーフ設定したように、言語に左右されないビジュアルファーストな表現をすることがグローバル戦略としてはより大切なのかなと感じました。
今回のVIシステムでも、ボトルシルエットを際立たせたグラフィック展開になっているのでコカ・コーラやヤクルトのように、ボトルデザインだけで「タバスコだ!」と認知のきっかけを生んでいきそうですね。
(タバスコも、現在のボトルデザインは1868年と同じそうです)
以上、タバスコVI刷新のレポートでした!
b.labo
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