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[メモ][PC]RAID1 復旧の落とし穴

HDDが消耗品であることは、あまり知られていないように思います。
とは言っても、メディアとしてのシェアは大きいと思います。
また、SSDの出現で価格が下がり始めていますし、SSDよりも大容量で価格も安いものが多いです。
そこで、消耗品であるということを踏まえ、かつ、大容量であるということは、信頼度を向上すれば利用可能だと思いましたので、RAIDという信頼性を向上さる方法を利用することにしました。

RAIDについて知りたい方は、こちらやネット検索をオススメします。
参考:ハードウェアRAIDとソフトウェアRAIDの違い、RAIDの種類について

RAID1は、ディスクのミラーリングをする方式です。
ミラーリング=2台のディスクに同じものを書き込むことで、データの破損やディスク障害のリスクを下げる(信頼性向上)方式です。
(RAIDは2台以上のディスクを使用して信頼性を向上する仕組みと言えます)

さて、本題です。
RAID1で運用していたハードディスクが突然使えなくなったことがあります。(補足:ハードRAIDを使用)
単純に
 「ミラーリングなので、壊れていない方のディスクを単体でパソコンにつなげれば、データを取り出せる」と思っていたのです。
ですが、それはできませんでした。

ディスクが読めなくて気付きました。
通常ディスクとして認識されないということは、RAIDディスクという特別なディスクになっているということ。ミラーリングでもそうなんだぁ、という感想。
(参考:RAID1コントローラーに接続されていたハードディスクを通常のHDDコントローラーで読む方法

ということで、当時はそのディスクを読み出すことができず、2台とも復旧を諦めました。
インターネットや雑誌などにも情報がなかったように思います。

最近では、RAID1で使用したディスク単体の復旧方法について情報があったのでここに残します。
(参考)
  電源が入らない・繋がらない NASからデータを取り出す

その後、幸いなことに同様の不具合(RAIDディスクが起動しない、ということ)は発生していません。
このため、参考であげた復旧方法を実施される場合は自己責任にてお願いします。
ですが、ディスクは消耗品であることを考えると、ディスクの信頼性を確保することは重要であると考えます。

おまけ:
 個人で信頼性を確保するには、RAID1が良いと思っています。金銭面に余裕があれば、RAID5など高信頼性の方式を採用すると良いでしょう。ただし、実現するためのディスク本数が増え、また、利用できる容量はRAID1よりも少なくなる場合があります。

 ちなみに、バックアップという意味で利用するのであれば、Amazon プレミアムに登録して、クラウドへバックアップすることが良いかも知れません。
ただし、写真データのみ無制限であり、他のデータには容量制限があります。(2019年12月時点)

以上

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