新入社員5か月目の苦悩

新卒で正社員として入社して5か月目。初めての社会人経験を積む会社での経験は大切だ。だが、辞めたい。

会社に対して違和感を感じたのは5月。福利厚生を全員受けているものだと思って会社の人と話していたら受けていない人がいた。

私から聞いた話を元に、会社の人がなぜ自分は福利厚生が受けられていないのか上司に質問をしたところ会社で大問題となった。

どうやら、会社の上の人たちがその方のことをよく思っていなかったみたいだ。

「君はなぜ自分の福利厚生を他人に話すんだ」「どのようにして君たちは仲良くなったのか、連絡を取るようになったのか一から教えなさい」「その人と話したいことは私に話しなさい」

最悪だ。なぜ人と仲良くすることでここまで怒られ、仲良くなる経緯まで報告しなければいけないのか。社会とはなんだ。

もうこの会社の人とは必要最低限話さない、心に決めた。

それからも理不尽な言いがかりをつかられてもう8月。このまま会社にいると自分がどんどん腐っていくと危険を感じ、転職活動を始めた。

転職活動を始め、地元の古本屋さんに応募した。アルバイトだけど、こんなチャンスはないと思った。面接したその場で採用となり、今まで大人にさんざん言われていた言葉とは逆の優しい言葉をかけてくださり本当にうれしかった。

しかし問題は山済みだ。まず家族の了承を得て実家に住まわせてもらわないと正直生活が厳しい。会社はその後辞めようと思った。

家族に電話をした。案の定反対だ。「たった5ヶ月で中途半端だ、この先何をしても続かない人になってしまう。」「アルバイトは社会人としてどうなの。」「古本屋さんって給料ちゃんと貰えるの?」

辛辣だ。反対されるとは思っていたけど、社会人として正社員がそんなに偉いのか。会社のとんでもない大人たちを見てきて正社員の何が偉いのかさっぱり分からなくなった。

私の憧れるもの、やりたいことは正直正社員というくくりに含まれない。それでもキラキラしていてやりがいは何にも代えられない。私のやりたいことは周りから見たらばかげていて、あほらしいものなのか。あの会社で感情を殺して出勤し続けるのなら、この先生きていく目的が分からない。なぜやりたいことができる環境が目の前まで来ているのに、諦めなくてはいけないのか。

先日の夜泣いて次の日出勤したら、目が腫れていることを上司に大声で指摘された。涙は尿だと解釈をする上司にとって、泣いた形跡のある人をいじめることはとっておきの楽しみなのであろう。明日は出社だから今日はもう泣けない。

好きな時に泣けず、人として終わっている上司に囲まれて仕事をすることがやりたい仕事をできるアルバイトよりえらいとする社会が分からない。この先何を目標に生きろというのだ。

誰かここから助けてほしい。私の力不足なら、もうここで静かに休みたい。

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