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便利アプリ:食材が6割引きで買える!

ボンソワー! OBS(欧州の文化を知ろう) 編集長の JKGです。

先回、 「欧州人は、パートナー大切にします」 というお話をしましたが、いかがでしたか?

欧州人が、いかにパートナーを大切にしているか、少しでもご理解いただければ幸いです。(前回は、下記参照)

さて、今回は、食について、少し触れてみようかと思います。

さて本日の学びは
「欧州には廃棄食材からも幸福感を得る仕組みあり」です。

Q1. EUや世界各国で問題となっている食品廃棄物の現状は?
食料は毎日の生活に欠かせないものですが、世界中で生産される食料のうち、実に3分の1に相当する約13億トン(年間)が失われたり、あるいは廃棄されたりしていると推定されています(国連食糧農業機関〈FAO〉調べ)。
2016年に発表された調査結果では、EU域内でも約20%の食料が同様に失われ、あるいは廃棄されており、その半数以上に当たる約4,700万トンは家庭からの食品廃棄物です(EU FUSIONS〈Food Use for Social Innovation by Optimising Waste Prevention Strategies〉調べ)。一方で、約5,500万もの人々が、2日に1回は質的に満足な食事が取れていません。この極めてアンバランスな状態の是正が、EUのみならず、世界規模で喫緊の課題となっています。

と、下記の記事に書いてあります。

さて、そんなこんなで、ベルギーでの取り組み+便利アプリの紹介をしたいと思います。

■ 携帯アプリ「too good to go」

廃棄食材を減らすため、賞味期限のくる食材等を安く購入できるアプリです。リストやマップからお店を選び、購入者募集している店に予約して、商品を取りに行くだけです。

日本で言うところの、イオンやイトーヨーカドー的な存在の、デレーズやカルフールといった有名どころは登録されており便利。

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実際、1/3の食料が廃棄されているそうです。ベルギー廃棄食材124.5kg/秒をみんなでゼロにしましょう!!と書いてあります。

値段はざっくり6~7割引き。自分は小さく書かれた、こちらのお得感の方に目が行っちゃいますが、登録店とお客様の主目的はエコです。すばらしい。


図8

同様システム、日本でも昔からありますね。値引きアピールが凄いです。閉店前の見切りシールシステム。自分もシールを貼って回る店員についていって、狙いの品に貼られたら買ってました。もちろんエコのために。

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なんでしょうかこの敗北感。。。

エコの方が崇高と思える気持ちはありますが、お得という方で実際、幸福感を得てしまうのはなぜなんでしょうか。人の為に役に立って、かつ食品ロスが減らせる仕組みをうまく誘導しています。

当然、経済活動なので、経済合理性は、大変重要なのですが、それよりも「自己肯定感」が高まるというのは、とってもいい取り組みですね。

便利なアプリなので使っていきますが、彼らとは触れてる琴線が違いますね。。。

以上です。

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