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WE Run | Write, Eat, Run

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私たちが(そして誰かが)走り続けるためのリレーマガジン
運営しているクリエイター

#ランニング部

はじめましての方へ、おすすめの記事。1-100記事篇

■はじめまして 『WE Run』は、“私たちが(そして誰かが)走り続けるためのリレーマガジン”というコンセプトのもと、走るをテーマに綴っていく共同運営形式のマガジンです。 “Write, Eat, Run”という3つのキーワードから生まれたマガジン名が象徴するように、書くことを通じて走ることについて考え、食事を楽しむように走ることを楽しもうとするメンバーが、書き手として参加しています。 目指すは、“読み終わったら走り出したくなるwebマガジン”。距離やペースにと

夕景がふさがれても

日が短くなってきた。 もう少し明るいうちに行けるはずだったけど、思ったより夕餉の支度に手間取り、出るのが遅れた。 オカズのほとんどを作り終え、後は炊飯器まかせとスイッチを押した。 はやる気持ちでサクッと着替えノルディックポールを掴んで飛びだした。 暗くなり始めていたけれど涼しく歩くのには丁度いい。準備体操を入念にと、足を伸ばし股関節も伸ばしてから歩き出す。坂を降りたところで、ふと、いつもとは違うコースに行ってみようと思い立ち、反対側を選んだ。 久しぶりにこちらの道を通る。 こ

向日葵

いつからか、ひまわりは、背丈が低くて畑一面に群生するビジュアルのものを指すようになった。改良されて花束にも使われるように。 むかしはせいぜい並んで10本くらい植えられるか、1、2本突っ立っている、といった風情でぽつんと植えられることが多かった。 ひまわりはバカ高くて突っ立っている、そんな感じの方が合う気がするのは少数派なのだろう。 この夏久しぶりに突っ立っているひまわりをみた。 背の高い、ひまわりが2本、文字通り突っ立っている。 他ならぬ我が家のまん前の畑に、そのひまわりは植

Answer

その日が近づくにつれて緊張していった。 間違えて迷惑かけてしまったら申し訳ない、何度か頭でやるべきことを反芻した。 そうそう難しいことではないのだけれど、足を引っ張ってしまっては、と気になってプレッシャーだった。 「探しものラン」というランイベントに午前中参加して、午後は娘の舞台を観に行く。移動する時間を考えると12時までの参加がリミット。 緊張しているのは「探しものラン」で上手くお手伝い出来るかどうかだ。 オンラインzoomで繋がってチーム分けし、作戦会議、その後、出された

膝の痛みとNW(ノルディックウォーキング)。その遠き道のり

走る人となって、走る仲間から教えてもらったSNSストラバ。ネット仲間からのkudosはモチベにもなるし便利だし快適につかっている。 今まで走行距離、ピッチなど全く気にしていなかった。このアプリひとつでランニングについて大抵のことを管理できる。 自分の道程を開示し記録する快適さは今まで味わったことがなく、走ることで開かれた扉は沢山ある。 もうひとつ、走る仲間から教えてもらったものがNW(ノルディックウォーキング)だ。 全く知らなかったスポーツだった。 最初はこれ以上身体をつかっ

「探しものラン」とは、走りながら行う大喜利大会である。

私の所属するPANETSCLUBのランニング部で今月27日に開催される、「探しものラン」というオンラインイベントに参加しようと思っている。 ランニング部所属といっても、私はろくにランニングをしない、言わば「腰かけ部員」だ。ひと月に1キロも走ればいい方で、もっと走らない月もある。日によってやる気の波が激しい性格ということもあり、ランニング部で頻繁に開催されるイベントにも、毎回参加しているわけではない。気が向いた時にふらっと現れて、ちゃっかり参加させてもらっている。こんないいか

走って歩いて見つけよう!~探しものラン~

いつものランニングに遊び心がプラスされた。 見慣れているはずの景色から飛び込んでくるモノ。 お題が設定されて、それを探す。ないものは作っちゃう⁉ 冬の花...紅梅がもう咲いてる! 泥だんご...作ったあとに手を洗った川の水、意外に温かい! 繰り返し走っているいつものコースで、新たな見っけ!をした。 2021年1月31日、「走る(歩く)大人の遊び場、捜し物はなんじゃろ乱」というPLANETSCLUBランニング部で行われたイベントに参加した。 これはお題を決めて目的のものを探す

見立ての力をあげる。探しものラン

今年になってランニングの仲間たちで、大人の遊びを始めた。その名も探しものラン。 事前に知らせたお題を走っている最中に見つけて写真を撮ってあげる。オンラインであつまって事前に決めた点数で勝敗を決める。簡単に言うとそんなゲームだ。 その時のお題で必ず探したい、と思っていたのが四葉のクローバー、なんだか探すのも難しそうだし、あったらラッキー🍀じゃない? 制限時間で見つかるかどうかわからないけど、チャレンジしようと誓って走り始めた。 公衆電話というお題、考えてみるといつ公衆電話使っ

紫色の夜を超えていこう~僕らのマジックアワーラン~

今年3月にspitzの新曲が出た。 タイトルは「紫の夜を超えて」 紫の夜ってどういうことなんだろう?天邪鬼なマサムネさんのことだから、また本人にしかわからない何かなのかなあ、くらいに最初は思っていた。 この曲はTBS系列 NEWS23 のエンディングテーマとして今年1月からテレビで流れている。アナウンサーの方がこの曲を紹介した時に「どんなニュースがあっても、この曲が最後に待っていてくれます」と言っていたとspitz友達が教えてくれた。ニュース番組で流れる情報は、心が重くなるこ

まるで、神の祈りじゃないか

その日は土曜日でお休みだった。かなり手強い人口知能の本を読み、感想を書く課題を、やっとこさ書き終え提出した開放感で、遅寝を決め込もうと寝床でごろごろしていた。日差しが眩しくていいお天気で爽やかな朝の気配はしていたが、寝床の心地良さの方を堪能していた。 次に目が覚めたのは8時を回っていた。 「めっちゃいいお天気だな、、、うん、走ろう」 もっと横になっているつもりだったけれど、唐突に走ることを決めた。 今年のお正月、神社を巡って走るルートを考えていた。三社を裏道を通って初詣しよう

走れ、Spitzブリーダー☆

前回のnoteを書いたあと、たくさん走りたい!という気持ちがむくむくわいてきた。走る時の身体の使い方を振り返っていたら、また走るそのものにも集中していっぱい走ってみたくなった。 最近、PLANETSCLUBのランニング部でブームとなり、そして日常に移行しつつあるノルディックウォーキング。これを始めて身体に目覚めていくメンバーに刺激されたというのもある。私も何か新しいチャレンジをしてみたい。 ノルディックウォーキングをしないのかと問われると、今のところするつもりはない。ノルディ

ランニングついでの目配せで

お母さんに抱っこされた赤ちゃんや一緒に歩く幼児にちょっかいをかけるのが好きだ。マスクで随分やりにくくなったけれど、目だけでも伝わる時はある。お母さんには気づかれないように笑顔にする。不審がられずに笑顔に出来たら成功で私ルールのゲーム、密かな楽しみだ。 ある時男の子がスーパーで買ったばかりのおもちゃの銃をパッケージのまま電子音を鳴らしながら「バババッ」っといろんな方向に向けて発射していた。夢中でやっていたので、近くにいた私に気が付かず、振り返って銃を向けた、その時「ウッやられ

走るひとでも、Always バンダ!

*バンダとは、簡単に言えばBAND=締め付け。 *バンダの目的は「エネルギーを外へ放出しないように閉じ込め、身体の内側で循環させる、所定の方向へ導く」こと。 *3つの場所「喉、腹部、会陰部(肛門)」の引き締めにより、エネルギーをコントロールするテクニック。 *腹部の締め付け、引き締めることをウディヤナバンダと言う。 *バンダを意識すると軸が安定すると同時に、身体のエネルギーをコントロールできる。 *Always Bandh(バンダ)!、ヨガ友さんとのLINEグループ名になって

よるあるく(梟の帰還)

夜歩くようになってから気がついたことがある。 梟が帰ってきている。 我が家の裏山は持ち主が「わたしの目の黒いうちは」と言う発言の1年後には売られていた。 木を電動機で切っていく音が聞こえて来た時は遂にと思ったものだ。「ああ山なくなるんだ」息子が1番ガッカリしていた。生まれた時からある山、喪失感は彼らの方があるのかもしれない。 人様の持ち山。いくら願ったとて売る売らないは当方の預かり知らぬところだ。 裏山は梟が巣を作っていた。 代々住んでいるのだろう。 都会の人には信じられな