2024/07/19の日記

目が覚めたときから何となく頭がだるくて、午前中はずっと寝ていた。思えば昨日も一日中寝ていた。寝れば元気になるだろうと思ってずっと寝ていたけれど、ついに元気はやってこなかった。休息をとるって難しいことだ。
働き続けると休みたくなるけれど、休んでばかりいても元気にはならない。僕は一体いつ元気なんだろう、と考えてみると、働いている間は間違いなく元気なんだ。元気を失い続けている間は少なくとも元気ってことだろうか。

結局のところ、労働こそ活力の源泉だという気もしてくる。社会への帰属、自己肯定感、報酬。生の実感とともに生活していく上で、労働は一番手頃な方法だ。だからこそ、ワーカー・ホリックのように生活の全てを労働に依存する暮らしを選ぶ人もいるのだろう。でも労働によってのみ自らを肯定し、労働の喜びを人生の全てとすることはたぶん間違っている。労働は僕らの人生にとって一つの側面でしかない。

「働いたら負け」「働きたくないでござる」「不労所得万歳!」という人は大勢いるけど、本当の本当に働きたくない人はそんなにいないんじゃないかな。もちろん今の職場から離れたいだとか、鬱になっちゃったとかみんなそれぞれに事情があると思うけど、無目的で無為な生活ってどちらかというと苦しいものだから。

マルクスは生命の過程を労働と生殖に分けられると言った。労働とは自分自身の生命の再生産であり、生殖とは外来の生命を生産すること。うまいこと言ったもんだと思うけど、流石にノンデリというか、身も蓋もない言い方すぎる。人間の生活にはもうちょっと色々あるぞと言いたくなる。歌を歌ったりとか、鳥を見たりとか。

歌ったり踊ったりすると元気になるかも。




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