見出し画像

中国育成年代の4大サッカーアカデミー

日本でも育成に定評のあるアカデミーが数多くありますよね!
中国にも育成4大サッカー学校と呼ばれる学校・アカデミーがあります。
そこで中国のサッカー事情を絡め、紹介します。

4大サッカーアカデミー

・广州恒大足球学校/俱乐部(中国1部リーグ)
・山东鲁能足球学校/俱乐部(中国1部リーグ)
・浙江绿城足球学校/俱乐部(中国2部リーグ)
・广州富力足球学校/俱乐部(中国1部リーグ)
この4つのチームが中国の中で育成に定評があると知られているチームになります。

なぜ学校と呼ばれるの?

中国で活動をすると日本では馴染みのない感覚を味わえるかと思います。
この中国の4大サッカーアカデミーは、母体の会社が学校(小学校〜高校)、全寮制の宿泊施設、グランドを所有し運営しています。
なので、子供たちはチームに所属するとチームの全寮制の宿泊施設に入り、学校生活と寮生活を敷地内で送りトレーニングに励みます。(富力アカデミーは日本で主流な自宅からの通いでチーム活動をしています。学校のチームは全寮制)その他の多くの中国のプロチームアカデミーの選手たちは全寮制で活動しています。
チームによっては、同じ学校の中に部活に所属している選手とクラブ(アカデミー)に所属している選手が混同しています。
学校の授業は普通の学校とほぼ変わらない内容で受け、体育の授業は全てサッカーという感じ学校生活を送ります。

広大校門前


※広州広大サッカー学校校門前
まるでハリーポッターの規模感ですよね!

学校所属選手とアカデミー所属選手の違い

所属チームの違いで選手の受けれるサービスは大きく変わってきます。

学校所属:学費+衣食住費用が全て実費、遠征費用実費
クラブ/アカデミー所属:学費及び衣食住、国内外遠征費用全てクラブ持ち
アカデミーに所属できる選手は全ての費用をクラブ負担です。

これも日本では考えられない待遇かと思います。
海外遠征もU10ぐらいから行く事もあります。とんでもない金額が動いています。期間も2週間〜1ヶ月と長期期間をクラブが全額負担です。

各チームが外国人指導者が選手を指導

・广州恒大足球学校/俱乐部(中国1部リーグ)
2012年からレアル・マドリードと提携をしコーチを派遣、選手育成及び指導者への講習会を開く。
・山东鲁能足球学校/俱乐部(中国1部リーグ)
ポルトガル人コーチが駐在し選手育成と指導者への講習会を開く
・浙江绿城足球学校/俱乐部(中国2部リーグ)
2013年から岡田武史前日本代表監督との関係で日本人指導者が派遣、選手育成及び指導者への講習会を開く。
・广州富力足球学校/俱乐部(中国1部リーグ)
日本人指導者を派遣、選手育成及び指導者への講習会を開く。

環境の規模感は世界トップレベル

山东省

写真は山东鲁能足球学校/俱乐部の3D敷地写真

4大アカデミーの所有グランドは羨ましい程の規模です。
広州広大は人工芝Gを50面を有しており、各カテゴリー毎日のトレーニングで一面を丸々使える環境があります。
山东鲁能も写真を見てわかるように多くのグランドを所有しています。
現在は図右と下方向に新たなグランドを数十面拡大する予定のようです。

最後に

いかがでしたでしょうか。中国大陸と呼ばれるだけあって大陸ならではの規模感、また中国の経済成長を見られる豪快っぷりを感じれ他のではないでしょうか。この4大学校の他にも続々とサッカー施設、育成環境を持つチームが増えてきています。ハード面ではすでにワールドクラスに達していると言っても過言ではないです。しかしソフト面ではまだまだ改善の余地があります。昨今、多くの外国人指導者が入っていますが、どのように発展していくのか私自身興味があります。また中国サッカーに携われる機会があったら、また新しい気付きが獲れるのかもしれません。その前に早くコロナが収束して次のチームへジョインできるようになって欲しいです 笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?