尾花記事_Twitter上にユーザーがいないSaaS経営者がフォロワーを1000人まで増やした方法

Twitter上にユーザーがいないSaaS経営者がフォロワーを1000人まで増やした方法

Masashige Obana

株式会社hokan代表取締役の尾花政篤(@ShigeObana)と申します。株式会社hokanでは保険業界特化型のSaaS、hokan®を提供しています。


この記事は、以下のような方が読むと参考になるとおもいます。

・よく「Twitterやると良いよ」と言われるが、Twitter上に自社サービスのユーザーがいないので、Twitterをやる意味が本当にあるのか分からない。。

・Twitterがんばってみようと思っているが、なかなかフォロワーが増えない(フォロワー1000人に到達していない)し、ツイートすることに苦手意識がある。。

私自身が上記に該当しており、Twitterを本格的にやる前は、「Twitterに何の意味があるんだ、、」と思っていた時期もありました。


しかし、コツを掴むと少しずつフォロワー数を伸ばせるようになりました。

結果として、本格的にTwitterをやり始めてから1年半かかって、フォロワー1,000人に到達することができました。(SaaSのような積み上げ型のグラフになりました笑)

最初はTwitterをやる意義に懐疑的だったのですが、結果としてみるとTwitterをやってよかったことは沢山ありましたし、創業して直ぐにはじめておいて良かったなと思っています。

この記事では、ツイートするのが苦手でもフォロワー数を増やす投稿のコツや、フォロワーを増やしてよかったこと等を書いていきます。


情報収集には役立ったが、情報発信には消極的だった

Twitterをはじめた理由は、とあるVC(Venture Capital)の方にTwitterやってみたらいいよ、と言われたのがキッカケです。

はじめて直ぐに、情報収集には非常に役立つことが分かりました。

しかし、ツイートを投稿してフォロワー数を増やすことには消極的でした。

Twitter上には弊社サービスのhokan®の潜在ユーザーはいないだろうと考えていたからです。


保険業界は"Twitter"よりも"Facebook"派

hokan®は保険代理店の方向けのサービスで、ユーザーは保険募集人(保険を売る資格をもっている人)です。

保険募集人の方はよく、Facebookをつかっています。しかし、Twitterはあまり使っていません。

従って、Twitterをがんばったところでユーザー獲得にはつながらないので、労力を掛ける意味がないだろうと考えていました。


情報発信や錯覚資産を積むメリットを自覚

とはいえ、

情報を発信→情報を受信→情報を発信→情報を受信...
というサイクルが非常に大きな力をもつことを理解していました。

弊社hokanではInsurTechJapanというメディアを運営しており、InsurTechの最新情報の発信を行っています。

このメディアがキッカケで海外のInsurTechコミュニティとつながれたり、弊社hokanの認知度が向上したりしています。


また、この本を読んで↓

錯覚資産を積み上げることの重要性を感じました。

(そもそもTwitterをやるメリットに懐疑的な方は、ぜひ一度お読みください!!)


また、Twitter採用にチャレンジしたいという思いもあったので、がんばって取り組むことにしました。


無理せず平日朝1日1ツイート

フォロワーを増やす方法を検索すると、まず出てくるのは「とにかくツイート数を増やせ!」というものです。1日10〜30ツイートですとか、とにかくツイート数を増やすことが推奨されています。


確かに、ツイートしてインプレッションを増やさなければ、絶対にフォロワーは増えません。

しかし、私は自分がそこまでTwitterが得意な人間ではありません。。そんなにツイートすることを思いつかないのです。

1日に何回もツイートしていたり、面白いことをツイートできている人をみると「すごいな、よくできるな、、」と思います。


そんな私でも無理せず続けられる方法を模索した結果、以下の頻度/時間帯でツイートすることが私にとってベストという結論に達しました。

- 1日1ツイートを平日の朝(7時~8時台)に予約投稿する
 (つまり、5ツイート/週)
- ネタがないときは無理して投稿しない


私はツイートすることは苦手ですが、そんな私でも業界最先端の方と意見交換したり、個性あふれるメンバーと話したりしていると、ツイートすることを思いつくことがあります。そんなときに、まとめて予約投稿するようにしています。

5ツイート/週ぐらいであればツイートが苦手な私でも、自分の頭の整理にもちょうどいいアウトプット量になります。

ちなみに予約投稿にはSocial Dogをつかっています。投稿予約系のサービスはいくつかつかってみたのですが、無料で予約投稿ができて、使いやすいSocial Dogに落ち着きました。iPhoneアプリもあるのでオススメです。


ベストな時間帯は人によって違うと思うのですが、私の場合は試行錯誤の結果、平日朝が最もフォロワーの反応がよいことが分かりました。

フォロワーの属性やツイートの内容によってもベストな時間帯は異なると思うので、ご自身で試行錯誤されるのがよいかと思います!


自分にとっては当たり前でも他人にとっては新鮮

次に投稿内容ですが、けんすうさんのnoteが非常に参考になります。

このnoteの中で、個人が発信するコンテンツは4つに分類されると書かれています。

- Idea(企画)
- Story(自分語り・日記)
- Opinion(意見)
- Information(情報)

そして、その4つの中でも、『影響力がない状態の初期では、「Information(情報)」に特化するのがいい』と書かれています。


実際に私の場合ですと、保険業界のコアな情報に関するInformation(情報)は"いいね"数が伸びました。

自分にとっては当たり前のことでも、他の人から見ると新鮮という情報は、価値が高くて無理せずツイートできるので狙い目です。


「フォロワーを増やす」よりも、「フォロワーを減らさない」

また「フォロワーを増やす」よりも「フォロワーを減らさない」ことを重視しました。

SaaS風にいうなら「MRRを増やすのではなく、チャーンレートを減らす」ということです。笑

自分自身、「この人のツイートは役立ちそうだな」と思ってフォローしても、自分には関係ないプライベートな発言が多かったりすると、フォローを外してしまいます。

上記のようにInformation(情報)のツイートに特化する一方で、何となく思いついたツイートや、プライベートな話は一切ツイートしないことにしています。


フォロワーの1%以上の"いいね"がついたツイートのみ残す

ツイートの文字数は140文字ギリギリまで書くようにしています。

多くの人に参照されていたこのnoteで、以下のように書かれていたからです。(詳しくはリンク先をご参照ください)

実は、実行したことは1つしかない。1ツイートあたりの文字数を140文字ギリギリいっぱいまでに増やしたのだ。「は?それだけ?」という感じかもしれないが、本当にこれだけで劇的にフォロワーが増えたのである。


また、いいね数はフォロワー数の1%を目標にして、そこまで到達しなかったツイートは消すようにしています。

どんなツイートをしているのかを確認された際に、伸びているツイートだけの方がよいからです。

Googleで自分の名前を検索するとまずTwitterが出てくるので、セルフブランディングの観点でも、いいねが多くついた価値のある情報のみを残しておくようにしました。(いいねが増えなくともセルフブランディングの観点で残しているツイートもあります)


フォロワー1000人まで増やして良かったこと

フォロワーを増やす過程で、自分の考えを端的にまとめられるようになりました。

140文字ギリギリまでつかって発信しようとすると、

- 中身のあることを書かなければならない
- かといって、長文になりすぎると収まらなくなる

ので、投稿内容を推敲するようになり、自分の言葉を端的にまとめる力が身につきました。

また、"いいね"が伸びるかどうかで、世の中の人が興味をもつのはどういった情報なのか、というのが分かるようになります。

結果として講演や採用面談などの場面で、端的に自社の魅力をアピールできるようになりました。


さらに、私の場合、ツイートをする際に、

① iPhoneのメモに思いついた時にネタを書く

② Social Dogで投稿を予約

③ 実際にTwitter上でツイートされる(いいねなどの反応を確認)

という手順をたどります。

3回同じツイートを目にすることになるので、自分の学びや気づいたことを反芻して自分のモノにすることができます。


そして、ツイートが蓄積され、フォロワー数が増えたこともあってか、採用活動の際、気になる方にTwitterでDMすると、会っていただけるようになりました。

この記事のタイトルで「Twitter上でユーザーがいない」と書いたのですが、、ちゃんとやってみると実は保険募集人の方もTwitter上にいらっしゃることが分かりました。Twitterからhokanのユーザーになっていただいた方も増えてきています。


以上のように、Twitterをやるメリットたくさんありますので、苦手意識がある方もぜひやってみてください!!


レガシーな保険業界をアップデートする!

弊社hokanは本当は身近なのにとっつきづらい"保険業界をアップデートする"というミッションを掲げています。


Twitterでは中々脚光を浴びづらい業界特化型SaaSの経営者の方など、ぜひ情報交換させていただきたいのでご連絡ください!


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