
平成の終わりに、平成生まれの僕が、今の日本について思うこと
僕は平成3年生まれで、いわゆる、ゆとり世代とかミレニアム世代と呼ばれる世代だ。
小学校では、ポケモンや遊戯王に熱中になった。
今でも「ポケモンゲットだぜ!」とか「デュエル!」と聞くと、胸が高まってしまう。
Nintendo64のスマブラで友達と遊んで、PlayStationのFF7や8の3Dには感動した。
ガラケーで電話やメールをして、ミクシィが大流行した。
そんな世代だ。
幼い頃の記憶で、今でも覚えていることがある。
多分、僕らの世代には共通していると思う。
それはテレビで「景気が悪い」と盛んに言われていたことだ。
ちょうどバブルが崩壊した後に生まれたからだ。
だから僕らは幼少期に「日本の景気が良い」という感覚をもったことがない。
一方で、受験勉強をしていた時に、
日本のGDPは世界2位
と習った。
加工貿易で日本は一躍飛躍した
とも習った。
自動車など日本が世界一位の分野が沢山ある
とも習った。
日本はすごいんだな、と思っていた。
きっと、いつか、景気は良くなるのだと思っていた。
ただ、その後もテレビで「日本の景気が良くなっている」とは聞かなかった。
結果としてみれば、ちょうど僕らが育った20年間は、失われた20年と呼ばれている。
その後、大学を卒業して、社会人になった。
アベノミクスという言葉が使われ始めて、ようやく景気が良くなった気がする。
2020年の東京オリンピックもマイルストーンになって盛り上がってきている感じもする。
ただ、ともすれば、賃金は上がっていないという話がでたり、
いよいよ少子高齢化だ、人手不足だから生産性を向上させなくては、働き方改革だ、という話もでる。
世界では、GAFAがパワーをもつようになっていた。
日常にもGoogle、Amazon、Facebook、Appleが浸透するようになっており、もはや手放せなくなった。
そんな僕らもそろそろ30歳を迎えようとしている。
私自身、社会人としての数年の経験を経て、勝負することに決めた。
起業という道を選んだ。
さて、やっとスタートラインに立って、「これからいくぞ!」という時に、世界を見渡してみると、今度は中国が台頭していた。
BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)と呼ばれる巨大企業が登場し、その発展は目覚しい。
気づけば、世界GDP2位の座は、とっくに中国に奪われていた。
シリコンバレーや中国のスタートアップなど、海外に学ぶことばかりだ。
ここで、ふと思うのだ。
日本ってすごい国なんじゃなかったっけか?
なんだか、どんどん衰退していってないか?
つまり、もう一度、整理すると、
僕らの世代は、
生まれながらにして、景気衰退期に入っており、
いよいよ、社会人として勝負ができる年齢になった時には、GAFAやBATが世界を席巻し、日本企業の影は薄くなっていた。
だから、
明らかに日本は衰退している
という感覚をもっているのだ。
そして、日本では今後、高齢者が爆発的に増えると言われている。
「日本は課題先進国になるから、その課題を解決するモデルを輸出していこう」と言われていたりする。
いやいや、ちょっと、待ってくれと。
僕らはまだこれから30歳ですよと。
高齢化の課題を解決するモデルの輸出に夢は持てませんよと。
はたまた、小さい経済をつくる、という話もでる。
もちろん、それも素晴らしいことだとは思うし、現実的にいって必要なことだと思う。
でも、僕の場合は、それでは何だか物足りない。。
じゃあ、どうするのかと。
海外に出てるのか?
日本を見捨てるのか?
そうは思っていない。
日本が好きだし、
日本に住んでいて不自由なこともないし、
平和だし、ご飯は美味しいし、
きっと、これは日本の先人達がつくってきてくださったものなのだなと思う。
ただ、このままではダメだと思う。
このままだと、もし自分に子供が生まれたとして、子供に日本で暮らすことをオススメできなくなってしまう。
だから、自分でできる限りのことはする、と決めた。
まだ、日本はいけるはずだ。
今からでもやれるはずだ。
と信じている。
そして、僕が挑戦する領域は、保険業界、と決めた。
僕が代表を務める株式会社hokanのミッションは、
保険業界をアップデートする
と決めた。
日本は保険大国だし、生損保あわせて約50兆円という巨大な市場で、挑戦しがいがある。
株式会社hokanの従業員の平均年齢は26歳。
尖っているが、いいメンバーが集まってきた。
でも、若い僕らだけでは、難しいので、
みなさん力を貸してください。
もちろん、もっと若いメンバーも大歓迎です!
一緒にやりましょう。
ワクワクする未来を共につくりましょう。
日本初で、世界をより良い世界にアップデートしていきましょう。
尾花政篤
株式会社hokan
代表取締役
Twitter - @ShigeObana
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