市況に見る人間の思考と行動の普遍性
株式市場には人間というものが良く表れる。その渦中と周囲を眺めていると、人間の思考と行動の普遍性も垣間見える。株式市場、投資という行為に限らないものがそこにある。浮世と上空を行ったり来たり、浮遊する幽体離脱人としてふと思ったことを今日もまたひとつ、呟いてみる。
この記事で報じられている、なんだか裏口入学みたいな話を読んで20年くらい昔のことを思い出した。
手を変え、品を変え。
人間の思考と行動は変わらないなと改めて思った。
人間は自分に都合のよい情報を求める習性があるので、何か違和感や不安を持っても、尤もらしい立場の人が尤もらしい理屈を揃えて、その違和感や不安を消してくれると安心する。
そうした「尤もらしさ」を求めるニーズに応える人、専門家?もある。そしてそれは結構儲かるビジネスにもなる。
ニーズに応える人や専門家?は傷つかないが、求めた側は傷つくことが多い。
それを知ったうえで or それを知らないで関わる人、関わらない人。
その間隙を上手に抜ける人、抜けられない人。
大概のことは結果が出るまでに時間差があるので、こうしたことに気づかれることもまた少ない。
いつの世も人間のやることはあまり変わらない。
幽体離脱で浮世を行ったり来たりする習性もまた変わらないもののひとつなのかもしれない。
不変と不偏と普遍が一番興味深い。
歩く好奇心。ビジネス、起業、キャリアのコンサルタントが綴る雑感と臍曲がり視点の異論。