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201026 お祝い

元気のないひとがふえてるので秋の只中であることをお知らせします。勝手に。

わたしは毎秋めちゃくちゃに落ちるのに慣れて、だいたいそういう時はとにかく泣き、感情を書き殴り、酔える時は一人で狂ったように踊り、ふてくされて寝る。
もしくは足が棒になるまでひたすら散歩し、あとは、ひとに何かささやかなものをプレゼントしまくる。これはおすすめ。
ひとは、たいていさりげないものでも差し上げるとよろこんでくれるものだ。そうやって、助けてもらう。わたしはつらい時ほどひとに何かをあげている。受け取ってもらうことで、どれだけ救われてきたか。
差し出し、絞り出し、空っぽになりかけてこけそうになったときに、どうしようもなく生き始めてしまう自分の本能に直面して、そこからいっこずつ積み直す。それだけ。人生の大半は、今までずっとそういうのの繰り返し。

たくさんおまじないを持っておけよ、と遠い友たちに、祈るように声をかける。

今日まで一度も死んだことのないあなたにお祝いを。気をつけて。よい旅を。

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