おばちゃんちの20年とこれから

品川区のNPO法人 ふれあいの家-おばちゃんちは、活動を続けて20周年となりました。2…

おばちゃんちの20年とこれから

品川区のNPO法人 ふれあいの家-おばちゃんちは、活動を続けて20周年となりました。20年の歩みを振り返り、「これから」について考えていきます。 ◆WEBサイト https://obachanchi.org/ ◆設立20周年記念事業 http://bit.do/oba20

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おばちゃんち設立20周年記念事業を開催します

2002年に発足した「おばちゃんち」は、今年、活動を続けて20年になります。 20年の区切りの時に、これまで「おばちゃんち」が大切にしたことを確かめ、これからに向けて共に学び考える会を開催することとしました。 〈子ども〉や〈まち〉が育つために何ができるのか、みなさんと共に考えていきたいと思っています。 開催は、12月4日(日)14:20-18:20。 現地参加だけでなく、オンラインでも参加できます。 詳細や申込はこちらからご覧ください。 プログラム内容■第1部 14:2

    • 世代を超えて楽しめるステージ

      にじっこコンサート あそびうたフェスティバル それぞれの実行委員会が中心となって、おばちゃんちと共催しておこなっている文化事業です。 2年お休みをしていますが、ステージと客席が一体となる日が待ち遠しいのは、客席の子どもも大人も、演じ手も、実行委員会も、そしておばちゃんちもみな同じです。 にじっこコンサートは、品川区立保育園で一緒に働いていた仲間が中心となって2011年から開催しているコンサート。新沢としひこさんをメインに、ケロポンズや絵本作家の方が繰り広げる毎回個性的な

      • 「冒険ひろば」は子育て・子育ちにやさしい空間

        北浜こども冒険ひろば しながわこども冒険ひろば おばちゃんちが、品川区からの委託を受けて運営している二つのプレイパークです。 20年前のおばちゃんち立ち上げ当初、おばちゃんちがプレイパークの運営を手がけることは想像もしていませんでした。でも、初代代表理事のみこちゃんは中野区児童館職員時代に、中野区にプレイパークを作ろうとしていたと聞いていますし、私自身もみこちゃんと出会う前に、「品川冒険遊びの会」という任意団体で活動していました。 おばちゃんちを立ち上げた頃、既に北浜こど

        • おばちゃんちの「理由を問わない」一時預かり保育

          「急でも預かってくれるので、本当に助かります!」 「うちの子は、おばちゃんちが大好きなんですよ!」 一時預かり保育「ほっぺ・わっこ」のおばちゃん達は、こんな声を耳にすると、とてもうれしくなり「赤ちゃん、子どもに幸せにしてもらってます」と言います。 おばちゃんちの預かり保育、先に誕生したのは「派遣保育えくぼ」ですが、その2年半後2006年に旧東海道品川宿の街道沿いに「子育て交流ルーム 品川宿おばちゃんち」ができ、「一時預かり保育ほっぺ」がスタート、その6年後には昭和通り商

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        おばちゃんち設立20周年記念事業を開催します

          拠点となる建物ができた頃のおはなし

          「おばちゃんちは、どこにあるのですか?」と尋ねられると、私は「おばちゃんちは施設や建物にあるのではないんですよ、『品川に、子育てにやさしい風を吹かせている』のが、おばちゃんちなんです」と答えます。 とはいえ、目に見える建物の存在は、おばちゃんちをまちからより見えやすくするものです。最初に拠点となる建物で活動することになったのは16年前、その頃のお話・・・ 今から17~8年前、旧東海道品川宿のまちづくりを手がけていたNPOが、商店街の空き店舗を活用して飲食店を数軒立ち上げて

          拠点となる建物ができた頃のおはなし

          おばちゃんちの本『品川に 100人のおばちゃん見~っけ!~みんなで子育てまちづくり』で綴られた想い

          おばちゃんちが5周年を迎える頃、『品川に 100人のおばちゃん見~っけ!~みんなで子育てまちづくり』という単行本が、ひとなる書房から出版されました。ライターは育児ジャーナリストの丹羽洋子さん。約1年に渡って、おばちゃんち設立当初からおばちゃんちに関わった50人位の方にインタビューし、書き上げた傑作本です。 (下にスクロールしてください) 丹羽さんはあとがきでこう書いておられます。 5章で構成されているこの本の第4章のタイトルを見て、私は驚きました。 「第4章 子どもが

          おばちゃんちの本『品川に 100人のおばちゃん見~っけ!~みんなで子育てまちづくり』で綴られた想い

          子どもへのまなざしを大切につながる「子ども若者応援ネットワーク品川」

          前記の投稿、児童虐待防止推進事業の講演会を開催してきた4つの団体の繋がりの話に続いて、パワーを発揮するつながりのお話。 (一社)子ども若者応援ネットワーク品川(以下、子若ネット)に、おばちゃんちは運営団体として参加していますが、ここに至るまでには20年近い道のりがありました。 現在の「子若ネット」には、7つのNPOと1つのボランティア団体が関わっています。 そのうちの4つのNPOは20年近く前から数年に渡って、今は亡き児童精神科医の佐々木正美さんのセミナーを品川区で企画

          子どもへのまなざしを大切につながる「子ども若者応援ネットワーク品川」

          同じ願いでつながる私たちのパワー

          品川子育てメッセでは、13回(2018年)から、4つのNPO法人が企画、運営して、児童虐待防止推進事業の講演会(15回はコンサートも)を開催してきました。 品川を本であふれる街、親子で楽しく本を読みあう街にしたいと願い活動する「ウーヴ」。 人と人とが直接関わり合うことを大切にし、生の舞台鑑賞や様々な体験活動を通じて、こどもから大人まで世代を超えて、共に育ち合おうとしている「品川こども劇場」。 子どもの権利条約を基本に、ホッと安心できる「電話でつながるこころの居場所」の「

          同じ願いでつながる私たちのパワー

          大きな子育てひろば「品川子育てメッセ」

          品川区内の「親子ひろば・子育てひろば」仲間と児童センター職員等区の職員が一緒に「大きな子育てひろば」を作った「品川子育てメッセ」、今までと少しスタイルを変えて2022年10月28日に開催しました。 子育てメッセは、2007年に一人のお母さんの「私と同じような子育ての辛さを感じる人を一人でもなくしたい」という思いから始まりました。やがて、品川区と実行委員会とおばちゃんちの三者共催で毎年秋に開催するのが定例となり、15回開催してきたのです。 コロナ前までは、行政、企業、NPO

          大きな子育てひろば「品川子育てメッセ」

          親子が一緒に育つ 親子ひろば

          おばちゃんちが毎週定期的に主に室内で開催している「親子ひろば」が3つあります。 その3つとは 「みこちゃんち」(月曜日、品川宿おばちゃんち) 「しょうちゃんち」(月曜日、昭和通りおばちゃんち) 「にじっこ」(木曜日、八潮こみゅにてぃぷらざ) 「しょうちゃんち」「にじっこ」は、今も開催しているのと同じ場所で、2012年に始めたひろばです。 「みこちゃんち」だけは、今は3カ所目。おばちゃんちができて2年目の2004年に始めた事業です。 「みこちゃんち」は、みこちゃんが所有し

          親子が一緒に育つ 親子ひろば

          ホッとできる憩いの場「ホットほっとHOT」

          「ホットほっとHOT~ホット一息する時間、ほっとな子育て情報、HOT Tea&Coffee、あそびに、おしゃべりしにいらしてください」は、おばちゃんちの最も古くからある広場事業です。 毎月第3日曜日に児童センター(休館日の貸出し施設として)を会場にスタートしました。 日曜日、一組二組から徐々に参加する親子は増えていきました。みこちゃんはじめおばちゃんちのスタッフと高校生、大学生のヤングスタッフもいて、乳幼児から70代のおばあちゃんまでが集う、賑やかながらホッとできる月一回

          ホッとできる憩いの場「ホットほっとHOT」

          子育てに優しいおじちゃん/おばちゃんになる「子育てサポーター養成講座」

          2022年6月9日に開講した「第16期 子育てサポーター養成講座」は夏の実習期間を挟み、9月29日が最終回でした。受講生14名全員が修了し、そのうちの3名が既に「派遣保育えくぼ」で保育サポーターとしてデビューしました。 今年度16期となった「子育てサポーター養成講座」は、2005年にWAMの助成金事業(「おばちゃんちは まちづくりの団体」という記事でも触れました)で実施したのが始まりで、以前は「保育サポーター養成講座」として、休講したこの2年間を除き毎年開講してきました。

          子育てに優しいおじちゃん/おばちゃんになる「子育てサポーター養成講座」

          派遣保育「えくぼ」のこと

          保育園や幼稚園に預けていない赤ちゃんや小さな子がいても、講座に参加して学びたい、みんなで事業をやりたいという、お母さん方の願いを叶えようと「派遣保育えくぼ」という事業を始めたのは、2005年です。 講演会や講座の主催者が、その会場と同じ建物の中に保育用の場所を確保して、お母さん、お父さんが学んでいる間、おばちゃんがお子さんを預かるという仕組みです。 おばちゃんちが主催する講座や講演会はもちろんですが、つながりのある品川区内の団体や区の部署、社協、幼稚園の保護者の会などから

          派遣保育「えくぼ」のこと

          「Nobody’s Perfect(ノーバディーズパーフェクト)」=「完璧な親なんていない」の開催が繋いできたもの

          NP講座最終回だった先日、受講者10名の乳幼児のお母さん方に修了書をお渡ししに伺い、その充実した6回を感じるお母さん方の表情に、「毎年開催し続けてきてよかった!」と心から思いました。 通称「NP(エヌピー)」=「Nobody’s Perfect(ノーバディーズパーフェクト)」=「完璧な親なんていない」講座は、品川区子ども育成課の委託事業としおばちゃんちが開催しました。 NP講座は、カナダ生まれ。乳幼児の親がグループの中で互いの体験や不安を話しあうことによって、子育てのスキ

          「Nobody’s Perfect(ノーバディーズパーフェクト)」=「完璧な親なんていない」の開催が繋いできたもの

          「家型パンフレット」にこめた想い

          20年おばちゃんちの顔として活躍してきた「家型パンフレット」。 グラフィックデザイナーの金子由美子さんが、「プロボノ」で作成してくださったもので、観音開きに折りあがって1000部単位で納品、屋根の部分を三角に折るのは手作業です。手間暇がかかることですが、その作業に大勢の人が携わって完成するところも、いかにもおばちゃんちらしいところです。 屋根の色は様々変えてきましたが、屋根に書かれたおばちゃんちのビジョンの言葉は一文字も変えていません。 このビジョンに向かって、何ができ

          「家型パンフレット」にこめた想い

          おばちゃんちは まちづくりの団体

          「おばちゃんちは子育て支援団体ではなくて、まちづくりの団体なんですよ!」と、みこちゃんから引き継ぎいだ言葉を使い、講座講師などの場でよくお話してきました。 おばちゃんちという団体だけではなしえない 「子育て・子育ちにやさしいまちづくり」 2005年6月~2006年3月には、(独行)福祉医療機構(WAM)の「子育て支援基金助成事業」に応募し、「子育て・子育ちにやさしいまちづくりネットワーク事業」を、行いました。 その事業のひとつとして「みんなで子育て・子育ちネットワーク会

          おばちゃんちは まちづくりの団体