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This is 天堂真矢と舞台レヴュースタァライトの話と小話

福山雅治の曲「はつ恋」のタイトルを「初恋」にしなかったのは「初」という漢字が「初体験」を連想させるからってエピソードがあったような、なかったような。

7月13日に少女歌劇レヴュースタァライトの舞台を「初体験」した。

2時間たっぷりと睡眠した当日の朝。
遅刻しそうになりながら頑張った仕事。
「指示待ちになるのではなく、主体性を持ってこれからもやっていこう」上司から貰った言葉を胸に秘め、舞浜アンフィシアターへ向かった。

舞浜へ向かう電車の中で携帯の画面に写しだされた「忙しいんじゃない?」「それかブロックされたか」「答えたいときに答えると思うよ」と心の置き所を見失うメッセージ。
どんな内容でもきちんと返信してくれたことを思い返しながら、今はどんなに待っても来ない。

いつの間にか心が満身創痍。

18時10分過ぎに着いた夢の国の舞浜駅。

無事に着いた舞浜アンフィシアター。

劇場に入るタイミングを伺い、親切に席まで案内してくれたスタッフに感謝を告げ、案内された席の両隣がカップルであることに「自分もなあ...」と叶わぬ夢に唇を噛みしめ、いざレヴューへ。

舞浜アンフィシアターの円形の劇場に観やすさを覚え、舞台が文字通りぐるぐる回ること、奈落があることに驚くと共にどんな演出があるのかワクワクした。

天井から吊り下げられた照明が星のように綺麗で、動く舞台を存分に生かしたレヴューの数々はどこを見るべきかわからなくなるほど素晴らしかった。

(走駝紗羽先生のレヴューの始まりを告げる「Show must go on!!」の声を聞くと脳内でqueenの同名の曲が再生されるのは何故だろう。)

数的不利を感じさせない見事な立ち回りを披露してくれた青嵐の3人に感嘆。

(中学生の苦い思いでって何故か鮮明に覚えてるよね。)

今回、大場ななと露崎まひるの過去のエピソード。葛藤する石動双葉。舞台に立つ理由が見いだせない愛城華恋。そして安定の天堂真矢。

大場ななとまひるちゃんが過去を受け入れ、乗り越える様、双葉の選択に戸惑いながらもブレない花柳香子。そして安定の天堂真矢。

青嵐をきっかけに目まぐるしく変化する人間模様にハラハラしっぱなしだった。

たぶん、大場ななは聖翔のメンバーの中で誰よりも強く、誰よりも優しい。

それに演じる小泉萌香さんの身体の姿勢がいつも綺麗。

今回、華恋ちゃんは中々レヴューに参加しなかった。

華恋ちゃんが舞台に立たないことにもどかしさを感じつつ、迷う石動双葉や大場ななと露崎まひるが過去と自分自身を乗り越える様に心が躍った。

(余談ながらアニメのまひるちゃんの愛城華恋への独占欲とか嫉妬?的な感情が垣間見えたエピソードは素敵だった。)

八雲先生のアクロバットがスゴくて、途中ズレたマイクを直す仕草がかっこよくドキドキしてしまった。

香子もブレないけど、神楽ひかりもブレない。そしてまひるちゃんの背中を押しあげる。聖翔の絆が垣間みえて凄くよかった。

そして、結婚おめでとう三森すずこさん!

今回も真矢クロはお互いしかみてない。(アニメから見たから、舞台の天堂真矢の高笑いに結構驚く)

舞台で頼もしく感じた生徒会長の星見純那。弓って超クール。

最後の青嵐と聖翔が力を合わせたレヴューは圧巻。

「This is 天堂真矢」は見事。

八雲先生が青嵐の生徒達に伝えたかった思い、今回のレヴューに込めたメッセージ、受け止め方は色々あると思うけど八雲先生カッコよかったよ。

(舞台における再現性とフットボールにおける再現性は似ているのでは?と思考が巡ったがそれ以上発展しなかったので停止した。何のこっちゃ)

後半はライブ。

青嵐のメンバーの歌唱はレヴュー観た後だと感慨深いよね。

前半の舞台の疲れを感じさせないパフォーマンスはまたまた圧巻。

富田さんの片手側転はチョーカッコいい。

最後の挨拶が二回あってなんか得した気分。

スタァライトの舞台はエネルギッシュでハラハラ、ドキドキした。長い帰り道でずっとこの日感じたことを振り返れて幸せだった。

感想おしまい。

今年観たスタァライト、TWICEの東京ドーム、舞台やがて君になる。好きだからって理由もあるけど行くきっかけっがあって。今思うと悲しくて苦しいのだけれど、それでも舞台やライブで得られる興奮、感動はあっという間だけど忘れたくない光景で、段々薄れて行ってしまう記憶をスプーンで心臓を抉られるような胸の痛みと何よりも何よりも嬉しかった時間を噛み締めて大切にしていきたい。

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