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Yogiboのクッションを買った。

ステマじゃないよ。

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初めてYogiboという名前を耳にしたのは年始の高校の同窓会だった。友人の友人がビンゴ大会で当てた一等の景品が、Yogiboのクッションだった。「結構いいやつだぞ、あれ」という声が聞こえた。

去年の末に引越しをしたのだが、前のアパートから持ってきた家具を配置しただけなので、当然変わり映えはしない。同じ毛布、同じこたつカバー、同じカーテン、同じ本棚。なんなら、写真を左右反転すると前の家とほとんど同じになる。だから、なんでもいいので目新しいものが欲しかった。

Yogiboのことをネットで調べた。ビーズクッションで結構大きめ。外カバーは洗って乾燥させれば長く使える。そして、「人をダメにする」。あまりにも体にフィットするので抜け出せなくなるらしい。こたつにも合わせられる。

ちょうど、ずっと使っていた座椅子に飽きていた(クッション性がないのと、色が地味だった)ので、公式サイトでさらに物色することにした。

ふむふむ。商品のモデルは全て外国人で、欧米風ライフスタイル丸出し。まあ、そもそもビーズクッションだし。いろんなサイズがあるが、Maxサイズだと家族でソファーにしていたり、カップルで座っていたりする。どう見ても6畳間には入らないアメリカンな大きさ。小さいのを探すと、Miniというのがあるらしい。「ワンルームでも使えるコンパクトなサイズ」とのこと。これにしよう。ただこれだけだと背もたれがないからなぁ……。お、Supportってのもあるのか。U字型で快適になるのね、ほうほう。

とまあやっているうちに気がついたら注文していた結構お値段はするが(2つで送料・税込で3万くらい)、ありがたいことにバイトの案件がどんどこ入ってきていたので、無問題。あと、年始で10%オフだったのも決め手。カラーリングはカーテンや布団と合わせ、目に優しいライムグリーン・グリーンを選択。

発送まで1〜3営業日かかるとのことだったので、気長に待つ。その間、以前使っていた座椅子を田舎に持って行ったりした(なお、座椅子氏は実家の茶の間への再就職を果たし、母(53)に酷使されている)。

しかし数日後、配達されたその姿は、予想と異なり巨大であった。高さ150cm、横幅60cmほどの段ボールが玄関を塞いでしまい、配達員の方に段ボール越しに受取のサインを渡す。これ大丈夫か、本当にワンルームサイズか?と思いつつ開封してみると、結構余裕を持って梱包されていた。

なーんだ、と思いつつビニールを取る。期待通り目に優しいグリーン。手を触れてみると、微かにビーズの粒の感覚はするが、かなりソフト。

早速、座ってみる。事前に見た公式動画に乗っている座り方を試す。

パイルダー・オン。私の(重すぎる)体重を受け止めたYogiboはチェア風に変身。なるほどね。体に合わせて自然に変形するので、(ありきたりだが)包み込まれている感覚である。

ただ一点だけ問題があって、この座り方だと座面が少し高く、こたつに足を突っ込みづらい。部屋ごと暖房であっためる欧米では問題がないのだろうが、こたつスタイルの私の部屋ではしんどい。さてさて、どうしよう。

じゃあ、動画のように立てるのではなく、こたつの前に単純に置いてみたらどうだろう。この目論見は成功した。この座り方だと床面と座面に距離がないが、かといって座面が薄くなることもなくしっかり体重を支えてくれる上、腰にもフィットしてホールド感がある。そして、その上にU字型のSupportを載せると、文字通り背中がさらにsupportされ、また肘置きもできた。素晴らしい安定感である。

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さらに、足をこたつに滑り込ませ、電源を入れる。じわじわ暖かくなるこたつと柔らかいクッション。なるほどこれは抜け出せない。ビーズクッションなので姿勢の変化にも易々と追随してくれる。初めは起きていた上体も、どんどんどんどん角度を落としていき、気がつけばダメ人間の出来上がりである。こたつ布団をかぶれば、そこはもう極楽。悩みよ、さようなら。

だんだん慣れてくると、最初の頃よりも自分の意図している角度を得やすくなってきて、ますます快適になってくる。こたつと合わせることによって、いつでもポカポカ。いやぁ、買ってよかった。

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注意点としては、Miniでも結構でかい(コタツくらいのサイズはある)ことと、ソフトなので、一回潜り込むと抜け出すのに精神的にも物理的にも力がいること。これをテスト期間前に買ったことが吉と出るか、凶と出るか……?

とりあえず、2020年最初の大型ショッピングは大満足。実家にも薦めたいなぁ。

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