『バレずにやる』技術

起業した7年前、「最高の営業とは？」っていう質問をバカみたいに稼ぐ社長に聞いたことがあった

社長は言った「売った後も相手に売られたって思わせない営業のことだよ」

俺はその時の教えを今でも忠実に守ってる

営業も、コーチングも、恋愛も全て一緒

「うまくいくためのハウツー」って言うのはどこにでも存在するけど

たとえそれを使おうと思っても、「不自然」になることだけは絶対避けなくてはいけない

自然にやらないと意味がないんだ

コーチングにもたくさん技術があるけれど

その技術を意識するあまり「不自然」になってしまっては、意味がない

コミュニケーションの技法というのは目の前に生身の人間がいる者だから

考えても見てほしい、目の前にいる人がさ、「なんかこれ本で読んだんだろうな」っていうような、見え見えの技術を使ってきたとしたら

萎えない？俺は萎える

どれだけ魅力を感じている商品でもその人から買おうとは思わないし

どれだけ気づきが腑に落ちても、「あなたのおかげですコーチングしてくれてありがとう」とは言いたくない

だって失礼じゃないか、自分は腹の底を見せるつもりで目の前の相手に関わっているのに

その相手が見ているのは自分ではなく「教科書」や「教えを授けた偉い人」であって

どんな技術も即興でやれなきゃ意味がないし

即興でやれない技術なんてやらないほうがいいのよ

これが「ありのまま関わる」ということ

ありのままハウツーが使えるなら、それに越したことはないけど

「不自然さ」はどんなノウハウにも勝るパワーを持つので

全部台無し

これがコミュニケーションで価値を与えると言うこと

肝に銘じている

「不自然さ」は敵だ

やるならバレないようにやらないとね