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書く量を意図的に増やす時の戦略について


ここ1週間ほど1日2記事くらいのペースでnoteを書いている。1番の理由は「暇だから」であるけれど、一応ちゃんとビジネスの戦略的な理由もある。ちょっと深掘りしていく。

僕は前々回の記事でも書いた通り、「書く」ことを基礎トレーニングの類として捉えている。書いていれば頭の中で言葉が走り、人と会ってもよく口が回るし、何より自分の中で迷いがなくなっていくのを感じる。

僕はもともと陸上選手だったから、シーズンオフのトレーニング期に充実した鍛錬が積めるとどうなるのかを知っている。シーズンインの春先は鍛錬のツメが甘くてもなんとかごまかせる。でもビックゲームが連発する夏の本シーズンまで調子がもたない。冬季に積めてないと明らかに失速する。

これは今僕がやっている「おはなし屋」の活動でも説明ができる。対話を仕事にしているが、僕の勝負所はそれよりも前にある。人と相対する前にどれだけ鍛錬が積めているか、思考が整っているか。そこで勝敗は90%以上決まる。

ぶっちゃけ、整っていればあとはどうにでもなる。調子がいい時は引き寄せるお客さんの質も高いので、何をしなくても最高のセッションになる。結果として儲かるし、お金を得るために感じたストレスも少ないので圧倒的に利益率の高い仕事ができる。

だから僕は今みたいな「暇な時期」にどれだけ言語化のトレーニングを積んでおくことができるのか、ここを勝負どころとして考えている。

5月6月はよく働いた。長期の契約を取らなくなってから「その日の仕事の報酬をもらう」というスタイルに変えたけれど、そのやり方でもやっていけると確信できるくらい働いた。たまたま人が多く訪ねてきてくれて、たまたま僕が整っていたので、何の力を込めることもなくうまくいった感じだ。

そしてその流れが7月に入って終わった。「取り切った」という感覚に近い。これからはまた鍛錬期に入る。陸上のように何ヶ月も続くわけではないけれど、この時期にボーッとしてると次波が来たときにうまく乗り切れない。

いや、むしろスポーツは「春になったらシーズンイン」などと期間が決まっているだけマシだ。トレーニング計画が練りやすい。僕が今やっている仕事はいつ呼ばれるかわからない。調子がいい時はひっきりなしに依頼が入るし、流れが止まっている時は本当にうんともすんとも言わない。

「いつ再開するかわからないけど準備しといてね」と言われているイメージだ。スポーツよりだいぶタチが悪いが、これがプロの世界だと思っている。

僕のコーチはよく「流れ星が見えてからしゃがんでも遅いんですよ」と言っている。この言葉には僕も100%同意だ。いつ来るかわからないけれど、来ないかもしれないけれど、来ると信じてしゃがんで待っておく。そういう姿勢で日々牙を磨いている者のところにチャンスはやってくる。

僕が書く量を増やしている理由。今は仕込みの時期だから。いつ来るかわからない次の流れが来たときに「待ってました」と飛びつけるように。まあ色々かっこいいこと言いましたけど、結局暇なんですよね。暇だから鍛えてる。目的のないマッチョと同じです。ゆるいマッチョは好きです。ストイックなタイプは一緒にいて疲れるから苦手。以上です

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