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1日で回ろう ゆるキャン△スタンプラリー自転車ツーリング

1日で回ろうじゃあないんですよ。(挨拶)

山梨や長野、静岡を舞台にしたキャンプ・アウトドアアニメ「ゆるキャン△」。原作漫画の良いところをそのままに、ゆったりとした空気感がたまらない作品です。

そしてアニメ放送も終わろうという3/21。ゆるキャン公式Twitterアカウントからひとつのイベントが告知されました。

まわりたい。それも自転車で。

1度でもこう考えたら、やらずにいられないのが自転車クラスタのつとめ。とはいえ山に点在するスポットへ考えなしに突っ込んだら脚が崩壊必至なので、獲得標高・距離ともになるべく省力なルートを描きました。

ゆるキャン△スタンプラリー 新富士駅発ルート(改訂版) - ルートラボ - LatLongLab

距離約150km、獲得標高約2700m。省力とは。ただこれ以上省力なルートを作ろうとすると富士山左側を平らにするとかそういう話になってしまうので、あまり考えないようにしてゴールデンウィークである当日を迎えます。


今回は東海道新幹線の新富士駅周辺を出発地に選びました。前泊して例のハンバーグも食べたので元気いっぱいです。

基本的には県道10号線を使って北上していきます。山間部とはいえ富士川に沿っていくので、アップダウンはそこそこといった感じ。

新緑の山を抜けて、やってきました最初のポイント内船駅(花わらべ南部店)。時刻はおおよそ8時半、いよいよ本格的にスタンプラリー開始です。

内船駅はアニメのイメージカットでも使われてましたね。なでしこが電車に向かって駆けていくやつ。

続いて富士川の対岸に渡って国道52号線を走り「みのぶ ゆばの里」。

さらに走ってすぐの身延山にある「身延山観光案内所」「身延山ロープウェイ」の2箇所をゲット。

この身延山は一帯が久遠寺というお寺さんの物だそうで、総門の大きさといい、各種設備の整いっぷりといい、かなりインパクトがあります。

身延ロープウェイ駅の手前に凄まじい激坂があるので、車やバイクの方もご注意ください。自転車は言わずもがな。

身延山を降りたら、再び富士川をまたいで身延駅へ。

身延駅前の栄昇堂さんでスタンプと名物・みのぶまんじゅうをゲット。

うまーやで。

原作でも3人がまんじゅうを食べていたあたりで、ひと休み。ちなみにスタンプラリー目当てと思われるお仲間と遭遇した数は浩庵キャンプ場に次いで多かったです。謎の一体感。

身延線を横目にさらに北上し、波高島でもう一度富士川の向こうへ。着いたのは、これまた劇中でお馴染みのセルバみのぶ店

右手は部長のバイト先の酒屋…なくなっている。撤退してしまってテナント募集中のようです。

ここからいよいよ本栖湖を目指して高低差725mを駆け上がります。数字以上にこの「青看板の指してる先がどうみても山」というビジュアルがなんとも言えません。

脳内で響く曲はゆるキャンサウンドトラックと言うよりも、串田アキラ・究極の聖戦(バトル)という感じです。正直な話、なでしこと同じように小径車でここを登れと言われたら全力で拒否します。

中之倉トンネル。

ついに本栖湖に到着。トンネルを抜けた直後に富士山がお出迎え。アニメのキービジュアル、かつ1000円札にも使われてる構図。本当にキレイです。「晴れて、よかった」

浩庵キャンプ場でしっかりスタンプゲット。

ここで折り返して、本栖みちを中腹の古関まで戻ります。

古関の集落にはリンちゃんの家の立地モデルになった場所があったり。

山間の農村を抜けると、県道414号があらわれます。本日2本目のヒルクライム、四尾連湖への道です。標高差は650mですが、斜度は本栖みちより上。

到着。

カットしたのではなく、キツすぎて写真を撮っていなかっただけです。お察しください。

「木々に隠れた静かな湖」を絵に描いたような場所。これは紅葉の季節は凄そうです。

四尾連湖・水明荘でスタンプゲットと一緒に、ちょっと遅めの昼食。これを食べている最中、知らないおじさんから「大変でしたね!」と労われてしまいました。登ってるところを見かけたとか。いやはや。

日も傾きはじめたので、死にかけの脚に鞭を打って最後のスポット・笛吹フルーツ公園周辺へ向かいます。甲府盆地へ降りたら、笛吹川沿いの国道140号をメインにひたすら東進。

山梨市駅前の謎オブジェ前でスタンプゲット。野クルメンバーがパインウッドキャンプ場に行くために待ち合わせたのもこの駅でした。

フルーツ公園入り口交差点から公園方面(写真左奥)を眺めると、目的地(近辺)の赤い建物が見えます。結構登らせるね君…。

坂に次ぐ坂を越えて、フルーツ公園・オーチャードカフェのスタンプ獲得。ここで偶然にも四尾連湖で少し話をしたスタンプラリー参加中の2人組?の方と再会してしまいました。向こうもこの周辺がラストとか。謎の一体感。

ちょっと楽しくなった後、なんとか最後のスタンプの在り処ほったらかし温泉に到着。

これで無事にスタンプをコンプリート。もちろんそのまま温泉にダイブして、甲府の夜景を見ながらひたすら溶けました。

今回巡ったスポットはどれも魅力がありますが、このほったらかし温泉は露天の湯船の広さ、お湯加減、眼下に広がる街並みの合わせ技がかなりスペシャルです。

ちなみにスタンプラリーは6/3まで開催されるそうなので、1日で回るとかいうアホなことをせずとも、また、気になる場所だけちょいと参加とかでも楽しめると思います。


おまけ。
おんたまあげと、例の休憩スペース。

確実に寝落ちするだろうなと思ったので「ちょっとひと休み」は全力回避。このあとは石和温泉の宿に泊まりましたが、それはまた別のお話。

追記:「別のお話」を書きました ↓


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