常夏の楽園は自転車の楽園だったという話 石垣島一周サイクリング
どうも、沖縄離島エバンジェリストのoageです。みんな沖縄離島行ってる?行ってない?それはいけない。今すぐ行こう。
ということで、今回は8月に石垣島をロードバイクで走ってきた時の話を紹介して、「石垣島いいじゃん」勢を増やしていきたいと思います。
「そもそも石垣島ってどこにあるの?」という人向けに説明しておくと、東京から南西へ約2000km、沖縄本島からは約400km離れた南の海上にあります。ケッペンの気候区分は熱帯雨林気候、サンゴ礁・リーフに囲まれた本物の「南の島」です。
ここだけ聞くと「ああ、南の果ての小さな島なんだろうな」というイメージが湧くと思いますが、実は石垣島の本島は南北に約35km、人口約5万人が住むかなり大きな島です。
石垣島一周サイクリング- Ride with GPS
そんなわけで。例によってロードバイクを飛行機輪行で持ち込んで島をぐるっと走ってきました。今回走ったルートは概ね1周100km、獲得標高1000mチョイに仕上がっています。
1.リーフの白波を見ながら熱帯を走る
朝。竹富島に宿泊していたので、まずは高速船で石垣島に渡ります。石垣島ー竹富島の間は高速船で約10分、だいたい30分おきに船が出ているのでかなり気楽な移動です。
竹富の港から対岸の石垣の町並みが見えちゃうぐらい近いです。と言うか、湾内の海の色がもうエメラルドグリーンなの反則ですよね。
石垣島・離島ターミナルに到着。西表島や波照間島など、八重山諸島にある大小複数の離島への船が発着するハブ港なので、のんびりした石垣島の中でも賑やかな場所です。
島内の酪農会社・マリヤ乳業さんが出しているマリヤシェイクが飲めるのは離島ターミナルだけ。これがめちゃくちゃ美味くて、石垣滞在中ほぼ毎日飲んでました。
シェイクに満足したので、さくさく走り出します。屋外は完全に南国の空気。息苦しいほどの湿度と気温です。
離島ターミナルからすぐのところにある730交差点にあるモニュメント。沖縄返還後、右側通行から左側通行に切り替えられたことを記念して作られたそうです。ちなみに日本国道の最西端でもあります。
海の色が変わる境目で白波が立っているのは、リーフ(サンゴ礁)がある証拠。先ほどの竹富島ー石垣島航路は基本的にリーフの内側を航行するので、波が静かだったりします。
信号もなく、走りやすい道が続くんですがとにかく暑い。道路沿いの植生が完全に熱帯雨林。まさに南国。
マングローブ。
2.絶景の川平湾でジュースと海の青を味わう
海沿いの道を走り続けて、島の北西側にある川平ファームさんに到着。
こちらはパッションフルーツのジュースやジャムを作っていることで有名なんですが、現地のお店ではその場で冷たいジュースを頂くことができます。
テラス席からは景勝地で有名な川平湾も見えて、ちょっと立ち寄るのにおすすめのスポットです。(ちなみにジュースは持ち帰りもできたはず。)
そんなわけで、川平ファームさんを離れて森の中を少し走ると、川平湾に到着です。ここはwebサイトや雑誌で石垣島が取り上げられると必ず写真が出てくるぐらい超有名で、白い砂浜と青い海・小さな島々が一望できます。
ここのグラスボート観光(船の底にガラス窓があってサンゴ礁と熱帯魚を眺められる)は、運がいいと海亀やマンタに出会えるとか。
3.灼熱のアスファルトを走り最北端の灯台へ
少し休んだあと、今度は島の沿岸に沿って北東方向に向かって走り出します。
なんとなくお気づきだと思いますが、石垣島、結構なアップダウンがあります。サンゴ礁が隆起してできた宮古島とは違う、"八重山"諸島の名前はダテじゃありません。
「カフェ通り」とも渾名される島の北側を走っていると、途中で大きなT字路に出くわしました。ここで曲がると島唯一?のトンネルを通って島の中心部に出ることができます。
あんまり長距離走るのもなー、という人はここを通るルートを作ってみてもいいかもしれません。
サトウキビ畑の向こうに、独特な山体をした野底岳が見えます。
素晴らしい景色から繰り出される地獄のような暑さ。ボトルの水を被って無理やり体温を下げながら漕ぎ続けます。
そうこうしているうちに、島の北側にある伊原間に到着。ここから島の最北端である平久保までは一本道です。
絶景哉。
駐車場にあった移動販売車のお店でブルーシールアイスをいただきます。自分が10年ぐらい前に初めて石垣島に来た時もこのお店があったので、もはや馴染みの店という感覚。(一方的に。)
4.最後はアイスとシャーベット三昧!
この時点でかなり暑さにやられていたので、引き返す道では冷たいものが売ってるお店に各駅停車しながら走っていきました。
ミルククラウンさん。ここもかなり前からやっている移動販売のお店。
ミルクアイス+冷凍マンゴー。
伊原間農園さん。パイナップルジュースを頼んだら、バナナとドラゴンフルーツのシャーベットが一緒に出てきました……。ありがてぇありがてぇ。
国道390号に戻ったら、あとは島の東側をずっと南下していくだけ。
玉取崎展望台という有名なビュースポットがあるんですが、今回はスルー。
こういう地名を見ると、開拓で入った土地なんだなーという感じがしますね。
石垣空港近く。運が良ければ間近でジェット機が飛んでいくのを見ることができます。
出発点、730交差点に到着!
純粋にルートだけで言えば距離はそこそこ、アップダウンの細かさがやや辛い(走ってる感覚は伊豆半島に近い感じ)ぐらいなんですが、とにかく重苦しいほどの湿度と8月の暑さに始終やられていました。
景色最高、見どころ満載、美味しいものたくさんなのでめちゃくちゃオススメしたいんですが、うん、真夏に走るのは避けたほうがいいかもね!
おまけ。
沖縄に来たらこれは外せない、ということで走り終えたあとはA&Wバーガーを食べました。
激しい運動のあとにルートビアを飲むと、なんか「効いてる!」感がありますね。何が効いてるのかわからないけど。
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