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西部インセインキャンペーン「ガンブレイカー」裏話メモ


西部インセインキャンペーン「ガンブレイカー」の裏話的なもの。

GMが後から読み返す用のメモとかです。
書き漏れがあったらまた書き足すかも。


◆ふんわり時系列

・同人誌でインセインの西部セッティングサプリメントがあることを知り、キャンペーンがやりたい!ってなる
・西部劇っぽい渋くてリアリティのあるしっとりした話にするか、魔法銃の出てくる少年漫画とかラノベっぽいファンタジー寄りの話にするか一瞬迷う
・0.5秒くらいで魔法銃絡みの話にすることにする(しっとりしたリアリティあるようなのはいつかやろうね)

・魔法銃やネタを考えつつしばらく経つ
・西部インセインを試しに回すついでに魔法銃絡みの話をプロトタイプ的に回す(2人シナリオ「悪魔の墓場で踊れ」)
回してみたら設定とかノリがこんな感じで行けそうなのでキャンペーンシナリオに着手
そのシナリオで出てきた「ミストウォーカー一族」「ベイリー家」の設定も使えそうなのでシナリオに追加

・「魔法銃を壊す銃」を持つPC1、人外でPC1の相棒となるPC2、国に命令されて魔法銃を追うエージェントPC3 あたりまではさくっと決まる。PC4は巻き込まれるキャラが欲しかったんで、巻き込まれる保安官助手とかにする。(が、本番だと大きく設定が変わるのだった)


◆背景関連

・別のキャンペーンでも出した「猿の手」がキーアイテム。願いを叶える強大な力を持つこのアイテムは、実は別次元の神格の力を使うものだった。この世界と【縁】ができたことで、その神格が人間の世界に興味を持って(侵略を始めて)しまう。この辺「右園死児報告書」っぽくもあるな!ウェスタン右園死児だ(?)

・「猿の手」は僅かな縁を使って人間を操り、異次元から何かを呼び込むアイテム「魔法銃」を作ってばら撒く。
奇しくも魔法銃を得た人間同士で大きな争いがあり、それに巻き込まれて死亡した青年【ジーノ・トリエラ】が猿の手の尖兵となる。


◆PC
PC1~3のエラさん、クラフティさん、ハリーさんは概ね想定内。
だったが、PC4のミーチェさんが一般怪異やるわ!って言ったので
「そっかぁ」と思っていろいろ調整しました。結果それはそれでまとまったので良かった。

・調整した箇所
2話>本来はエラさんがシンシアと友人になる予定だった。
(PC1・2がオークション等の高級車両、PC3・4が三等車両以下の後方車両調査担当の予定だった)
エラさんの調査行動に制限がかかってしまった(PC4には2話で決闘のストーリーラインを追ってもらうつもりだったので、ほぼほぼ決闘を担当しないといけない)のはそれの名残り。調整不足で申し訳ない…!

3話>PC4は本来、「物語の外の存在」とか「PL側の存在」の予定だった。
存在しない魔法銃とかかっこいいじゃん!って途中で思ったので、6丁目の魔法銃になってもらってもいい?って聞いてなってもらいました。

◆シナリオ

◇1話「無法者どもの街」
ギャングが2派に分かれて金山の権利を巡り争っている街。
元ネタはゴールデンカムイのヤクザが揉めてた街をふんわり下敷きに。
アビーとカインは昔流れたTRPGキャンペーンのNPCを下敷きに。
元キャラはゴスっぽい女の子とオネエでした。

そこでは主にギャングが行方不明になる事件が多発しており、それが抗争に拍車をかけていた……という背景。
第一話なんでPCが群像劇的に集まってふんわり協力する話に。
ジャックは本当はヤングジェラルド・ハボック(※「善良なる悪徳の街」のNPC)にするか迷ったのですが、そのシナリオで導入時点でジェラルドに殺されて確定で死んでる人(ハリーさん)が来たので「よぉーし!!」みたいに設定が決まった。不謹慎ながらGMワクワクしていましたよ!!!

ということで、ヒロインのキャロラインは絶対に、無惨に死ぬことが確定していた。
PCが助ける提案をしても助からないことだけは決まっていました。
こういうのは人を選ぶので、この辺カジュアルプレイで回させてもらって良かった…!


◇2話
2話は西部劇なら列車でしょ!みたいに列車を舞台に。
続編の困難は1話の倍以上にすべし、みたいなインフレの法則で魔法銃を2丁出すことに。なのでメインの事件も2つにし、オークションと決闘を同時進行に。
ついでにクラフティさんが洗脳されて離脱するステラのイベントも入れて、いろんな事件が並走する作りに。シンプルに2つの事件でも良かったかもなと反省している。

セスの元ネタは手塚治虫先生の「グランドメサの決闘」。義父と母に騙されて実の父と決闘するガンマンが出てくる。

お母さんの死に様は、「フランケン・ふらん」の1エピソードを参考に。

◇3話
インフレの法則で銃たくさん出そ!ってなって、ノリで世界を滅ぼす感じにしてしまった。ノリで世界滅しがち。

ジーノとキャットの過去が語られたりする。
ジーノは1話終わり頃にみるさんから名前や設定をもらって肉付けしていったキャラだったので、復讐の理由や過去が決まったのは3話開始直前だった。実はキャットは1話2話では、ノリで意味深な感じ出してた。(あとで関係者にしよ!とは思っていた)

この街で過去に起きた地獄のようなミストウォーカー大戦も、機会があったらシナリオとかで書きたいところ。

◇没ネタ

「PCの生き別れの兄」とか、「鉤爪の男、みたいな断片的な敵のミーム」とかもちょっと入れたかった。

◆ウィリアムズ絡み
連絡役のちょい役メガネ、1話で猿の手に意識を乗っ取られて退場、くらいのつもりだった。
でもハリーさんに絡んでもらえて出番が増えた。ハリーさんに感謝しような!(すごく不服そうな顔のヘクトール)


◆その他NPC関連
・アビーとカイン
カインは先代の妾の子。
アビーは先代に拾われた孤児。
カインが幼児の頃に2人で猫をこっそり飼っていた事があり、その猫が居なくなってしまったのでカインは猫があまり好きではない。
アビーはカインを年の離れた弟分だと思っているので、今後恋愛に発展するかはわからない。カインがんばれ。

・キャロライン
牧場主の父母と3人の兄、
お嫁に行く予定だった歳の離れた姉がおり、最初に殺されたのはその姉だった。

ジェラルドはギャング側の人間だが、キャロラインの家族には何もしていない。ギャングに彼らが殺されるのを、ただ見ていただけだ。そういう所だぞ。

・シンシア
退場後に雑談タブでカップリングの話をするキャラとして登場してたら、エンディングで作家になってしまった。毎日楽しい!(HAPPY END)

・ミストウォーカーズ/アルベルトとジン
アルベルトは西部インセイン前卓「悪魔の墓場で踊れ」から。つよい妹がいる。

ジンはなんかガンマンぽいし!ってことで現代ものの別卓から。そっくりな曾孫がアルベルト似のぼっちゃんにこき使われています。

多分この2人、いつも喧嘩しちゃうんだけどなんだかんだつるんでいそうな気もする。

・キラー
裏社会で生きてきて、ジーノに会ってやっと普通に生きられるかと思ったら、ズタズタになって死んだ人。なんやかんやあってフィリップ・ミストウォーカーくんの部下になる。
中身はエラさんより少し年上くらい。
ガン・アポカリプス後は服装もメイクも落ち着いた感じになっていそう。


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