恋愛映画だと思って油断した完全に
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恋愛映画だと思って油断した完全に

今日、Twitterのタイムラインに知り合いが青春恋愛映画をみて泣いたって言ってて、いいなぁーーーー私も見たいーーーー他人の恋愛見て泣きたいーーーーーと思ってアマゾンプライムで「恋愛映画」って検索して出てきたのがこの『世界一キライなあなたに』

ノーネタバレで見たいからあらすじも何も見ずに再生を押しました。

主人公およびヒロインはちょっと私服がダサい女の子。カフェでの仕事をクビになって、次に見つけたのは介護のお仕事。雇い主の女性の四肢麻痺である息子さんの介護をお願いされた。でも息子さんの主人公に対する態度がマジ最悪!冒頭で健康だった頃がちらっと出てきたんだけど元々お金持ちだしリア充を具現化したような生活でそこから今の生活のギャップが激しかったからかすっかりひねくれ者に。。ヒロインはそんな彼に心を開いてもらおうとあれこれ頑張る!

あーはいはい。わかりました。この流れね。そんでもって二人はカップルになってハッピーエンドね。オッケーオッケー障害を乗り越え二人は結ばれるエンドに向けて涙拭くティッシュ近くに置いとこーとかやっていたらですよ。

中盤ちょっと二人が仲良くなった頃、彼の両親が喧嘩してて、なんのこっちゃ意味わからんかったけど、テーブルに置いてあった手紙がアップになって目んたま飛び出ました。

「ディグニタス」

みなさんご存知でしょうか。ディグニタスとはスイスの尊厳死を幇助する団体ですね。日本でもオーストラリアの104歳の科学者が生活の質が下がったことを理由にスイスでの自死を決断した会見は報道されて議論を生みました。

彼はヒロインと出会う前から尊厳死を考えていたようです。

もうなんかそこからヒロインが尊厳死を止めようとする流れになっていくんですけど、結局止められないんですよ。やっぱり首から下がほとんど動かないのもあって、彼もヒロインに「僕じゃ君を幸せにできない」と言うんですよね。

自殺と尊厳死の違い

結局この映画が描きたかったのって恋愛もそうだけど自殺と尊厳死についてを真正面から描きたかったんじゃないかなと思うんですよね。四肢麻痺の彼は一度ヒロインと楽しくバカンスした後に入水自殺しようとするんですけどそれは彼女に止められて、で最終的にディグニタスによる尊厳死で亡くなるんですがその様子がなんともリアルで、薬の効果で話したことがどもっちゃう感じとか死ぬ間際なのにヒロインとのハッピーで優しい会話とか、家族に看取られる感じとか。なんかこう、自殺とかだとマイナスなイメージだし、きちんと周りも別れを告げられないけど、尊厳死だとなんかここまで穏やかなんだなと。映画だから実際はもっと違うのかもしれないけど。

祖父のこと

ここで私の祖父の話になるんですけど、私の祖父は自分の老いを最後まで受け入れられなかった人なんですよ。というのは私が二十歳になったとき着物を着た家族写真を撮ったんですけど祖父も誘ったら「顔がしわくちゃだから写りたくない」と言われたんですよね。そんでもって数年後いよいよ目も見えなくなって自分で身の回りのこともできなくなっているのに誰にもそのことを話してなくて、デイケアも拒否するくらい嫌がっていた。誰かの手を借りるなんてみっともないと思ってたんだと思う。そんでもってまた「顔がしわくちゃで痩せてしまったから」と私達は孫にも会いたがらなくなった。祖父は大好きなパチンコにも行けなくなっちゃってどんどん、ふさぎ込んで最後の方は叔母に「もう死にたい」と呟いていたらしい。私はそれを祖父の死後聞いて、人って老いたら絶対誰かの手を借りなきゃいけないし、どうしてもキレイに誰にも頼らずプライドを保ったまま生きれないんだろうなと思ったんですよ。
もし日本にも制度や団体があったら祖父は尊厳死を選んでいたかもしれない。

恋愛の映画を見たかったのに社会派な映画を見てしまった。。アマプラー!!やってくれんなー!!でもこの映画に出会えてよかった。皆さんもよかったら見てみてね!

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