見出し画像

【DTM】自分の音楽的実力はSpotifyが教えてくれる

Spotify Radioについて

最近、Spotifyがお気に入りです。

で、自分もオリジナル曲をソロや提供したもの諸々含めて30曲以上配信サービスに出しているんですが、Spotifyの機能に「Spotify Radio」というものがあって、

「Spotify Radio」は、ユーザーが選択した曲やアルバム、プレイリスト、アーティストなどをベースに自動的に選曲してくれる機能です。 Spotifyのレコメンデーションによって、ユーザーが選曲した曲と雰囲気が近い音楽も自動的に選曲してくれるので、いつまでも途切れることの無い音楽体験を実現します。

Spotifyが「Spotify Radio」を本日より日本で提供開始|スポティファイジャパン株式会社のプレスリリース

この機能によって、自分の曲と雰囲気が近い音楽を選曲したプレイリストが出来てるのに気づいて、ずっと聴いてました。

以前、Apple Music派だった時も、同じような機能があったんで自分の曲で見てみたんですが、どうやらApple Musicはざっくりしたジャンルや再生回数でカテゴライズしてたようで、その時はアマチュア以上インディーズ未満くらいのギターポップバンドやメタルバンドという、似ても似つかない界隈の方々と一緒にされてました。

でもSpotifyは音楽性やサウンドの性質でカテゴライズしてるのか、自分が作った頃に狙っていたアーティストやジャンル感が近い楽曲を並べてくれました。Spotifyって本当に音楽好きな人が作ったプロダクトなんだなって思います。

自分の曲に雰囲気が近いとされたものは

自分の音楽に近いとSpotifyがレコメンドしてきた曲は、やっぱりインストが多くてゲームのサントラにアニメの劇判、BGM用の楽曲と思われるものが大半でした。

特にゲーム系にFF13の閃光が入ってたのは胸熱だし、ファルコムとかのメロディアスでヒロイックな音楽とか、アンダーテイルとか、自分は意識してなかったけど、好きな雰囲気のものが多くて(Radioが最初に出来た段階の話です。タイミングや集まったデータでちょいちょい変わるようです)Spotifyマジでセンスいいなと思いました。

そして劇判系は澤野さん、梶浦由記さんや、林ゆうきさんと、僕が意識していた作家さんがドンズバで入ってて、そういう音楽的な影響もSpotifyのレコメンドエンジンは見抜けるのかすごいな〜という感じでした。

聴いてるだけでシンプルに勉強になる

そして本題はここからで、BGM系の音楽の中に、おそらく職業プロじゃない人が作っただろうなという曲も結構入ってて、これがすごく勉強になりました。

僕の曲と使ってる音源や楽器が似てそうな曲、メロディ感が似てる曲、アレンジの雰囲気が近い曲と様々で、「ああ、すごい良いメロディー書くなあ」だったり、「この高揚感煽るアレンジうまいなあ」とか、自分の音楽に近い分、具体的に参考になるところが多かったです。

そしてそれらを聴いていると、打ち込みの技術、コード進行、ミックスの仕上がりなどの制作技術の面で「ああ、これは自分に真似できないなあ」だったり「う〜ん、自分ならこうはしない…」という感じで、実力的な部分も比較が出来てとても良いです。

澤野さんや梶浦さんレベルのトップクラスの職業作家から、中国語圏のDTMやってると思わしき人、聴いたことない作品のサントラから有名ゲームの曲まで、音楽性という共通点だけで並べられるので、

聴いてると自分の実力は他の曲と比較してどんなもんかという制作技術面のリファレンスになりうると思います。

特に自分の場合、ジャンルが明確に決まってるタイプの音楽スタイルではないので、こういう「似たような雰囲気」というファジーな基準で曲を集めてくれるのは助かります。

というわけで、サブスク配信によって音楽がデータ化されることで生まれるリファレンスの取り方を考えつきました、というお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?