見出し画像

瞑想村構想

ベトナム縦断したり南米に1年間居住したりして、今はタイのお寺で修業中のひろみです。


僕が今いるお寺の土地はかなり大きい。
本堂があり、僧侶用の家が10軒ほどあり、カフェや食堂、そして数百人が泊まれる宿舎まであるのだからすごい。

聞いたところこの土地は信者の方から寄付されたものらしく、今日はその家族のメンバーに合うことができ、色々と案内してくれた。

その中で瞑想村という面白いコンセプトに出会うことができたので、それについて書いていきたい。


瞑想村

今日出会った女性はここら辺の地主さんで僧侶にお寺を建てる土地を寄進した方の孫に当たる人だ。

祖父から土地を継承しているらしく、その土地を使って新しいことをしようと思っているといい、車で案内してくれた。

数分走ると開けた場所に出て、川が流れているのが見えた。
彼女曰く、ここに瞑想村を作りたいとのことだった。

元々、瞑想村のアイデアはマスターが出したそうで、それを彼女が発展させ
人々が瞑想をしたり、マッサージを受けたり、川でリラックスをしたりとまるで楽園のような構想を立てていた。

実は僕もこういう原始的なコミュニティはとてもいいなと前から思っていて、ついついいろいろと聞いてしまった。

まだまだ初期段階で人は集まっていないが、この村の仕組みは

土地をいくつかに分け、誰かがその土地を買う。
そして、その土地の購入者が自由にアパートを建てたり、店を出したりする。
住人やお客さんがそこに来た時に購入者が利益を得る。

現在は土地が二つ購入されていて、また少し離れた場所にアパートを作っているとのことだ。


朝から瞑想をして、昼は川や滝で水浴びをして、夜は夕日を見ながら団らんする生活をイメージすると、とても幸せだなと思わずにはいられなかった。

僕がイメージする村づくりとは少し違ったが、実際に見るのは初めてなので、とても興味深かった。

僕は将来的にはギリシア時代のような村が世界各地にあったら面白いだろうなと思う。

人間が知識欲に全振りしていた時代の様に、朝から晩まで知恵熱が出るくらい議論をして、夜になったら眠る。

もし疲れた時は瞑想でも水浴びでもしてリラックスする。

一か所だけでは飽きてしまうから、世界中にこんな村があったらいいな~とたまに夢見る。

ギリシア時代は奴隷がいたから成り立っていたが、今であればAIに仕事をお願いすれば全然できるんじゃないかと思う。

たまたまかもしれないが、お寺の周りには平和的な思考の人が多く、話をしていてとても楽しい。
幸せになることを目的としているからだろうか。

今はまだ誰もいない瞑想村だが、今後どうなっていくのかとても楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?