イタリア人に嫉妬
南米に1年間居住したり、お寺で瞑想修行したり、今はタイに半居住しているひろみです。
僕は高校1年生の冬から1年間、南米のチリに留学をしていた。
この話を誰かにする度になんでチリ!?とか、チリってどこ?って聞かれる。
そもそもチリがどんな国かわからない方も多いだろうが、今回の記事ではチリはスペイン語圏であるとだけ紹介しておく。
チリでスペイン語を学んだが、とても悔しい思いをした。
イタリア人に嫉妬
スペイン語を学ぶ人はあまり多くはないと思うが、実はネイティブスピーカーの数で言えば世界4位になる程、多くの人に話されている。
それは別にどうでもいいのだが
世界にはスペイン語と似ている言語がいくつもあるのはご存知だろうか?
しかも標準語と大阪弁くらいのレベルで似ている。
イタリア語、ポルトガル語と特に似ており、スペイン語を学んだだけの僕でもこの2つの言語は読んである程度理解することができた。
英語とも良く似ており、スペイン語の発音を少し変えればそのまま英語になる単語もある。
僕はスペイン語をチリで1年間かけて学んだ。
スペイン語が話せないと誰とも意思疎通ができないという危機感に追われ、それなりに頑張って勉強した。
その結果、最初は0だった僕のスペイン語も半年で日常会話レベルまで上がった。
言語を学ぶのは恥の連続だ。
知らないうちに変なことを話してしまい笑われたりするし、大事な時に伝えたいことが伝わらなくて気まずい思いをしたりする。
1番ショックだったのは頑張って勉強してだいぶ話せるようになったな、と思ったら「やっと4歳レベルまで来たわね」とイノセントに言われたことだ。
そんな感じでかなり苦労してスペイン語を学んだのだが、同じ留学生で全く苦労をせずに、しかも僕よりも圧倒的にスペイン語が上手な人たちがいた。
それがイタリア人だ。
前述したようにイタリア語はスペイン語の方言みたいなものなので、彼らからしたらスペイン語を学ぶのに全く苦労はない。
苦労していない上にめちゃめちゃ上手なので、僕はイタリア人に嫉妬していた。
いや、スペイン語が上手なだけでは嫉妬はしなかったかもしれない。
イタリア人はちょっといやらしい人が多かった。
いい人だったのは間違いないのだが、たまに僕を見下すような時を感じたし、明らかに欧米系の留学生と対応が違うことがあった。
さらに、僕たち日本人はたとえ同じ場所にいたとしてもできるだけ一緒にはならないようにしていた。
というのも、客観的に見てよくわからない言語を話していたら他の留学生が話に入りづらいと思うし、言語が上達しないからだ。
だが、イタリア人はいっつも集団で固まっていた。
しかも大声で話して、、
とここまで色々書いてきたが、留学中の僕はまだ未熟で常に被害者意識だった。
留学中はイタリア人のことがあまり好きではなかったが、イタリア人の親友もいたし
イタリア人がいたおかげで「くそーー!」とスペイン語を頑張れたのも事実。
僕が留学した時は20カ国以上から学生が集まっており、様々な国の性格を知ることができた。
もし、これから留学に行く人がいればぜひドイツ語圏の国の人(特にドイツ)と北欧の人と友達になるといい。
僕が1番仲良くしていたのは、その国から来た友達だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?