観光について考えてみた

観光(かんこう)とは、一般には、楽しみを目的とする旅行のことを指す。

みんな大好きWikipediaで調べると「楽しみ」というゴールが設定されていた。

人類最古の観光の形態は聖地への巡礼の旅であったと考えられている。

日本でも神社を巡ることが観光のひとつになってるように人類が巡礼の旅をすることで観光の歴史がはじまった。

検索エンジンで「観光 地名」を調べるとたいていはそのまちの楽しめる場所が表示される。

人に会う観光とか、体験型の観光とか、いろんな楽しみかたが増えているけど、これは「楽しい」の種類になる。 

ということで、観光を掘り下げていくと「楽しい」「移動」「場所」の要素に絞られるのではないかと考えた。

私の考える観光の定義は「新しい世界を知ること」だ。

初めて行く場所はわくわくするし、移動手段によって見える景色も出会う場所も変わる。

例え同じ場所に行くときだって、季節や天気によって見え方が変わるし、道のりや立ち寄るお店、一緒に行く相手だって変化する。

新しい世界を知ることで、楽しいと感じられるのが観光なのではないでしょうか。

移動や訪問先が制限されてる今、観光の定義を掘り下げていくことで今だからできる観光の新たなスタイルを発見できると考えています。

観光というと外の人をどう呼び込むかということに全力をかけます。

地域資源や食材の魅力を最大限発揮させて、観光スポットに施設を増やしていきます。

それだと元々観光資源が潤沢にある地域でなければ人は訪れてくれません。

観光資源が豊富でない地域にとって、観光ってどんなスタイルになるのでしょう?

最近だとゲストハウスが拠点となって、その地域の生活を味わうといった楽しみかたも出てきました。

しかし制限が増えた今、ゲストハウスのスタイルは難しいことが増えてきてしまいました。

基本的に外貨を獲得することが目的の観光は、移動と密コミュニケーションが制限された今、苦しい状況になっています。

もっと地域内で観光を循環できないのだろうか。

商店街の活性化とか、いろんな手段がありますがどれも難易度はすごく高いように感じます。

観光の新たなスタイルとして、市町村ひとつの単位や近隣地域エリア内での観光は大きな可能性を感じます。

現に北海道ではキャンプ場がとても混雑する事態になっていますが、遠出せずに近隣のキャンプ場に行く人も増えているのではないでしょうか。

最近だと郊外に大型の複合型ショッピングモールができたりして大変にぎわいを見せていますが、あれも観光の新たなスタイルと言えるでしょう。

ショッピングモールのような箱ものをわざわざ作らなくても、まちを歩行者天国にしてキッチンカーを並べてお祭りっぽくするなど、手段はいくらでもあります。(いろんな調整にはすごい時間コストがかかりそうだけども)

ちょっと話が広がりすぎてしまったので軌道修正すると、観光の新たなスタイルとして住んでいるまちを観光するということにすごく可能性を感じるという話です。

住んでいる人が楽しめる観光として、外の人を呼んでそのまちにないものを提供するというのがよいのではないかと考えています。

例えば、パン屋のないまちに外からパン屋を呼んできたり、スタバのないまちにコーヒー屋を呼んできたり、住んでいる人たちが自分のまちで新しい世界を楽しめる、そんな自分のまち観光が新たなスタイルとして定着してったらいろんな可能性が広がると思います。

やる中身は今でもやってそうなことを掛け合わせるだけなんだけど、それを観光として再定義して大きめの規模でやることで新たな文化ができれば、若者も楽しめるまちになっていくと想像を膨らましています。

1日妄想していたことを文章にしてみました。妄想はアクションしなくちゃ意味ないからね。次はどう実行していくか掘り下げていくとしましょう。