連休前の海外渡航注意喚起(死刑注意)
海外渡航する方、違法薬物の運び屋をしたり、いつの間に運び屋をやらされたり、おとりにされたりしないよう気をつけて下さい。
箇条書きにしておきました。
こういう行動は要注意
・「海外に行って荷物を受け取って日本に持ってきたら借金はチャラにする」等の条件で気軽に引き受けてしまう。
・スーツケースを盗まれ、添乗員にスーツケースを貸してもらう。
・スーツケースなどを貸与してくれる無料または格安ツアーに参加。
※海外旅行当選なんていうパターンも・・。
・外国人の恋人に会った帰りに荷物を渡してと頼まれる。俺は忙しいから時間のあるお前が海外に行って誰々に会って荷物をもらってきてくれと頼まれる。
※ラブ・コネクションという手口です。
※どこか怪しいと思っても、嫌われたくなくて引き受けてしまうことも。
・「書類を日本に届けるハンドキャリー(手渡し運送)の仕事をして欲しい」などと頼まれる。バイク便みたいなビジネスのように見える仕事。
※そういう新規ビジネスや気軽なアルバイトのようなノリで頼まれると、わかってない学生が引き受けちゃうかも。
・一見すると全く問題のないスノーボールやアクリル樹脂で固められたペーパーウェイトなどを「お土産だから日本の何々さんに渡して欲しい」と頼まれる。
※スノーボールの内部の液体が覚せい剤を溶かした液体だったという例もありますよね。
※頼んできた人が信用できる人だったとしても、その人が誰かに騙されている可能性もあります。
・税関通るときなどに人から「荷物が多すぎて入らないから入れさせてくれ」と頼まれる。
・荷物を盗まれることを警戒するだけでなく、バッグに何かを入れられることにも注意を払う。
※プロの運び屋が、誰かが捕まれば税関職員の気をひくことができるため、人のバッグの中に薬物を入れてくる可能性もある。
「知らなかった」という弁解、絶対通じないわけではありませんが、ほとんど通じないと思っていた方がいいです。
弁解どうこう以前に、持ち物から出てきちゃいけないモノなんだという意識を磨くべきでしょう。
私は日本の法律しかかじっていないので日本のことしかわかりませんが、「覚せい剤が入っているとは知らなかった」と覚せい剤輸入罪の故意を否定する弁解をしても、明確に覚せい剤を運んでいるとの認識がなくても法規制下に置かれた依存性の禁制品薬物を運んでいる認識はあったと認定されれば故意に欠けるところはない(=有罪)とされてしまいます。
理屈は色々立つのですが、じゃあ、それで無罪とれるのかと言われると、ブツが出てきちゃったらどの弁護人も「これ、結構厳しいですよ」というのではないでしょうか。
外国はわかりませんが、「知らなかった」という弁解はほとんど通じないと思っていた方がよいでしょうね。
実際にブツが出てきちゃった上に、言葉の問題もありますし、手続保障がどの程度きちんとしているのかさっぱりわかりません。
あてにしない方がいいでしょう。
東南アジアやアフリカ、中東イスラム圏は、かなり厳しく、国によっては死刑ですし、死刑じゃなくても一生または相当長期間刑務所暮らしになる可能性もあります。
「よくわからない話には乗らない」
「利用されない」
「おかしな頼みをしてくる奴は恋人だろうが何だろうがろくな奴じゃない」
「依頼はきちんと断る。断ったら悪いと思わない」
「鞄に何かを入れられないようにする」
を肝に銘じて海外渡航してきて下さい。
※つーか、タイトルの「連休前」、全然関係なかったね。
おわり
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