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Day1|ミシュランvsアジフライ

良い企画に必要なのは良いインプット。備忘録のように毎日1つずつ発見を記録していくマガジンです。👉 1day1insight
伊藤
いいお店ですよね、あそこも。
糸井
うん、いいよね。
なにせメニューにフライ類があるのが、
ぼくなんかにはありがたい。
伊藤
あ、そうですか。フライ類。なぜに? 
糸井
いろんな意味があるけど、
まずは店にフライがあるっていったらさ、
急にポピュラーゾーンに入るじゃない。

お店の敷居の高さって何で決まるんだろう、というのを考えてみると、それは食べログにかかれている平均価格なのか、それともミシュランで星をとっているかどうかなのか、それとも一見さんお断りと書かれているかどうかなのか、いろんな考え方があるかもしれない。

でも、もしそのお店にアジフライがあったら。途端に親しみやすいお店に見えてくる。たとえミシュランで星をとっていても、アジフライが売っているお店だったらなんとなく入ってみても大丈夫かなと思えてくる。そのくらいフライのちからはすごい。1つあるだけでお店を親しみやすくしてくれる。

それを見抜く糸井重里さんはやっぱりすごい。フライにはお店の敷居の高低をコントロールする力があるのだ。ミシュランとアジフライ、実はミシュランよりアジフライのほうが強かった。

親しみやすさというのは、全体の雰囲気や他者からの評判も重要なのだけれど、実はアジフライのようなシンプルなアイテム1つでがらっと変えてしまうことがあるのだ、ということを覚えておきたい。

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