Day2|世界が便利と贅沢に二分されていく
良い企画に必要なのは良いインプット。備忘録のように毎日1つずつ発見を記録していくマガジンです。👉 1day1insight
さいきん、ローカルラグジュアリーみたいな文脈がすごく来てる。たぶんその先取りがnomaの隆盛なんだろう。その後、日本でもローカルガストノミーだったり、星野リゾートの小規模だけどエッジのたった高級宿の人気だったりにつながっている。
上記のキャプチャはいずれも星のや富士のサイトから拝借した。
また、最近は京都のアートホテルなんかもすごく人気。
その一方で、アパホテルのような「チェーン系」のホテルも人気だ。インバウンド需要もあってか、アパホテルグループは過去最高益を達成したらしい。 👉 https://www.apa.co.jp/newsrelease/113396
こうした贅沢と便利の二分が進みつつあって、その間にある「中途半端」なホテルたちにはなかなか注目が集まりにくい。コンセプトのエッジ立てるか、アパホテルのようなどこにでもあって、一定のクオリティが担保されている安心や予約のスムーズさといった機能なのか、そのどちらかに人気があつまりつつある。
これはホテルだけじゃなく、ファッションをはじめあちこちの分野で起きている/起きていくことだと思うんだけど、贅沢と便利が分離していっている。そのどちらかに重心があつまっている。あいだのものがどんどん失われていく。
というか、不況の中でみんなお財布の紐が固くなっていったとき、中途半端なものに支払う余裕がなくなったともいえる。どうせ払うならとことん贅沢なもの、お金を使いたくないから安くて便利なものに流れていくんだろう。まあ当然っちゃ当然なのかもしれないんですが。
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