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和歌山のラーメン事情

お久しぶりです。
英語教師のはなです。
いつもは国際関係の投稿をしているのですが、今日は私の大好物である「ラーメン」についてお話しします。

和歌山のラーメンといえば、全国的にも有名な「和歌山ラーメン」。地元では、和歌山ラーメンのことを「中華そば」と呼んで親しまれている。卓上にはゆで卵や早寿司(しめ鯖の押鮨)がおいてあり、いくつ食べたかを会計時に自己申告するシステムは有名な話だ。

和歌山ラーメンのスープは大きく分けて二系統

和歌山ラーメンには、澄んだ醤油スープの「車庫前系」と、ぐらぐら煮出した豚骨醤油の「井出系」がある。

和歌山中華そばの原点は屋台文化にある。市電の車庫があった車庫前駅周辺に競い合うようにあった中華そばの屋台が、市電が姿を消すと共に店舗を構えたことから「車庫前系」と呼ばれるようになったそうだ。これらの屋台で親しまれていたのが、澄んだ醤油味の中華そばだった。

一方の「井出系」は全国的にも有名で、過去に日本一うまいラーメンにも選ばれた「井出商店」からきたものだ。

ちなみに、この井出商店には県外からのお客さんも多いため、地元の人はあまり訪れない。

わたしがおすすめする和歌山ラーメンの店は「正善」だ。井出系の伝統を引く継ぐラーメン屋で、地元の人で賑わっている。個人的には和歌山ラーメンで一番好きなお店だ。

また、近年成長が著しい店が「丸田屋」だ。店主が「井出商店」で3年間修行し、新しいスタイルを創造してきた。「日村のせっかくグルメ」で紹介されたり、和歌山市出身のhydeさんがケータリングで差し入れしたりと、メディアにもよく取り上げられている。県内に4店舗構え、お取り寄せや自販機での販売など、さまざまなアプローチから和歌山ラーメンの魅力を発信してるお店で、個人的に応援している。

和歌山ラーメンの店名には○が多い?

和歌山ラーメンの店名には〝丸〟や〝まる〟がついたり、○の中に漢字が入ったりする名前が多い。

その背景には、昔からの名店である「丸高ラーメン」が関係している。昭和20年代、屋台で中華そばを提供していた丸髙は客が一際多く、この店で働いたり、手伝ったり、また丸髙の味を目指したりした人たちが独立した際、店名も丸髙にならった。その結果、今も〝丸〟がついた店が多いのだ(丸髙にルーツがなくても、丸がついている店もある)。
引用元:https://www.nwn.jp/feature/190406_ramenmaru/

和歌山ラーメン以外にも、名店がたくさん

和歌山には多くのラーメン屋が点在する。その中でも、市内にあるおすすめの3店を紹介したい。

丸花ラーメン
家系ラーメンのお店で、スープは甘みと塩分のバランスが素晴らしく、とてもクリーミーでマイルド。私のおすすめは、醤油豚骨の麺増し、太麺・濃いめ・固め(お店は塩豚骨の方が推してるみたい)なんとこのお店、麺増し(+100円)すると、麺が1.5倍になるだけでなく、海苔が+1枚、チャーシューが+0.5枚増やしてくれるのです。麺増しするしかないでしょう。

煮干ガッツ
和歌山では珍しい煮干し系ラーメン。鶏白湯のスープに煮干しが利いた、他ではなかなか食べられない一杯。大振りで厚切りのチャーシューがのっていて、食べ応え抜群。火曜と金曜のランチタイム限定の「煮干次郎」という限定の煮干次郎系ラーメンは食べてみる価値ありです。駐車場が狭いため、ご注意を。

麺屋みやび
市内の「洋食みやび」で月に一度ほどの限定営業で人気にあったラーメンが、クラウドファンディングにより店舗化したお店。次郎系ラーメンのお店で、サイズは「ミニ・小・大」とあるが、ミニラーメンが通常のラーメンの大きさになっているので注文の際は気をつけて。ボリュームがあるものの、ここの次郎系は不思議とペロッと食べれてしまう中毒性のある味わい。通うたびに虜になります。

他にも紹介したいお店がたくさんあります。
和歌山を訪れる際は、ぜひ一杯楽しんでいただきたい。

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